ぐったりするでんマイを、ぼくは咄嗟に背中へのせると
いつもでんマイが這っているのと同じようにジブンの
カラダを動かした。
動けないでんマイを小さくするには、代わりにぼくが
動けばきっといつもの大きさに戻せるよ。
背中から転げ落ちないように、すべての神経を甲冑に
集中させてカラダを動かす。
太陽の光が巣穴へと差し込んできた。
眩しさから顔を背けた時、カラダにしっかりとしがみ
つくでんマイをぼくは感じた。
それは言葉では表せないほど安堵したのかな、腰が
抜けたように地面にへたりこんでしまったよ。
そして頬には、大粒の涙がぽろぽろとこぼれおちてた。
シシは泣きじゃくっていた。
いつもならしゃんと整った羽がひどく乱れ、ケガをした
あの日のようだった。
でんマイを喜ばせるはずが、とんでもいことになって
しまったとジブンを責めている。
「もうダイジョウブなんだし、シシは知らなかったんだから。
気にしなくて良いんだよ。」
でんマイは誰よりもオトナだった。
シシはその言葉に救われたのかな、ぼさぼさになって
いた羽が少しずつカラダの中に収まっていく。
いつもでんマイが這っているのと同じようにジブンの
カラダを動かした。
動けないでんマイを小さくするには、代わりにぼくが
動けばきっといつもの大きさに戻せるよ。
背中から転げ落ちないように、すべての神経を甲冑に
集中させてカラダを動かす。
太陽の光が巣穴へと差し込んできた。
眩しさから顔を背けた時、カラダにしっかりとしがみ
つくでんマイをぼくは感じた。
それは言葉では表せないほど安堵したのかな、腰が
抜けたように地面にへたりこんでしまったよ。
そして頬には、大粒の涙がぽろぽろとこぼれおちてた。
シシは泣きじゃくっていた。
いつもならしゃんと整った羽がひどく乱れ、ケガをした
あの日のようだった。
でんマイを喜ばせるはずが、とんでもいことになって
しまったとジブンを責めている。
「もうダイジョウブなんだし、シシは知らなかったんだから。
気にしなくて良いんだよ。」
でんマイは誰よりもオトナだった。
シシはその言葉に救われたのかな、ぼさぼさになって
いた羽が少しずつカラダの中に収まっていく。