ポロンアルマジロ

フェアリーサイズのポロンアルマジロが見つける幸せのカタチ!?

ポロンのでんでんマイマイ (連載20日目)

2013年04月01日 11時03分40秒 | 童話『ポロンのでんでんマイマイ』
 ニンゲンに翻弄され仮の棲家を転々としていた頃、ぼくの
カラダは次第に褪せていきママに近い色のアルマジロに
なっていったよ。
成長によって色が変化しただけだと周りは思ったらしいが、
ぼくには解っていた。でんマイがぼくをポロンアルマジロに
変え、輝かしてくれていたってこと。
ぼくはでんマイを守っていた気になっていただけで、ホントは
でんマイの支えの方が大きかったんじゃないのかな。

運命はぼくをrabbit filedという時空を超えた空間に引き
寄せた、ブラックラビフィーによって。パラレルワールドは
ぼくをあの頃のカラダに戻してくれたよ、それはでんマイを
感じられる幸せの色。
ブラビと暮らし、ジブンの意思でカラダの色を自在に変える
ことができるようになってきて思うんだ。これはぼくがぼくで
あるための変化なんだって。