Der König Hat Eselsohren

ベルリン修行旅(1)

最初に言っておく。
今回はライブはない。
それどころか、知ってる人に会う予定もない。

よくよく考えたら、2006年の夏に帰国して以来、2007年から今まで5回(!)ドイツに来てるけど、必ずミュンヘンに行ってたからなぁ。
ミュンヘンに行かないのも、今回が初めて。
ま、どうせ9月に行くから、ってのもあるんだけど(笑)

そんな、9月にも行くんだったら、何も8月にも行くことないじゃん、贅沢な!というのは言いっこなしで。
生活が全く立ちゆかなくならない限り、夏は日本を脱出することにしたんです。
長い目で見れば、暑い日本で我慢して、アトピーが悪化して、ステロイド漬けになって、最終的に内臓を悪くするなんてことになるよりはトクじゃないか(笑)

でもまぁ、ここ3回ばかり、ライブ中心での旅をしていたもんだから、どこへ行ったらいいのか悩んでしまった。
それこそもう、昨年のうちからずっと悩んでた。
もちろん、行きたいところはたくさんある。
まだ行ったことのないところも、すでに行ったことのあるところも。
でも、どこも決め手に欠けるんだ…。

昨年のように、なんてことは言わない(笑)
ただ、どこかでライブがあれば、間違いなくそれを中心に計画を立てるのになぁ。

なので、PeterとRüdeにメールを出したときに、どこかおすすめのところはないか聞いてみたところ、Rüdeから帰ってきた返事がベルリンだったのだ。
値段も安いし、いい意味でミュンヘンと違うから、と。
まぁ、その返事が返ってきた日の朝、ZDFの番組でベルリンから生中継をやったから、ということも大いに関係していたんだろうけど(笑)

それで一応ベルリンに行こうとは決めたけれど、とりあえず学会が終わるまでは棚上げ、ということで、学会が延期になってからちょっとずつ検討した。

最初は、ベルリンに1週間、ハンブルクかドレスデンに1週間にしようかと思ったけれど、なんか違う。
ただひたすらあちこち見て回るだけだと、結局ほとんど口をきかなくてもすんでしまう。
そうじゃないんだよなぁ。

もう一度思い返してみれば、1月のUnpluggedの時、1対1での会話でも四苦八苦していたのに、ど~っっと人が集まっているところでは、全くお手上げで、自分の語学力のなさに悔しい思いをしたんじゃなかったっけ?
2週間やそこいら語学学校に通ったってタカが知れているけれど、ここで1歩でも2歩でも先に進まないと、より一層後退するだけだ。
だったら2週間学校に通いつつ、前回見る余裕がなかったところを中心に、ベルリンを見て回ったらいいんじゃん?

しかもベルリンの壁が崩壊してから、今年でちょうど20年だし。
私自身、海外旅行に行き始めてから20年だし。
この夏で40になるし。

そんなわけで、8月3日から2週間のコース・宿泊付きで申し込んだら、なんとホームステイだったf(^_^;
8月2日出発で十分間に合うけれど、2日出発と7月31日出発とで7万円以上も差があったので、31日出発に…f(^_^;;
しかも、ドイツ語コースが終わってからの1週間は、全く何も決めず、行き当たりばったりで行ってみよう!!


とりあえず着いてすぐに泊まるホテルを予約したのも月曜の朝だし、eチケットを印刷したのも水曜日だし、ほんとにコレでいけるのか???という用意っぷりながら、何とか出発!!
ただ、まぁ、本当なら1週間ほど前に、ホームステイ先の手配をしている会社から、どこに泊まるか等の連絡が来ているはずなのに、向こうの手違いで届かなくて、成田のラウンジにいるときに「ここにSMSを送って」なんぞというメールが届いていたんで、明日にならなきゃ送れないから、それともなかったら先方のメールアドレスを教えてくれ、というつもりのメールを適当に書いて送ったり。
大丈夫か?f(^_^;


来る前にネットで調べたときには、機内上映で「朗読者(映画の方のタイトルを忘れてしまったf(^_^;)」もあったはずなのに、一足早く8月の番組に変わっていたので、「縞模様のパジャマの少年」だけ見る。
むむ~。なんて言ったらいいんだ?!
良いとか悪いとかじゃなくて、これは見た方がいい映画ではあるな。
子供がメインのせいか、全編英語でもあまり気にならないし。


ベルリンにたどり着いたのは20時半。
福岡に比べて、1時間くらい日の入りが遅い感じだ。
空港からタクシーで今日のホテルに向かう。
「どこまで?」と訊かれているのがちゃんと聞き取れなくて凹む。
が、向こうは、ゆっくり話せばドイツ語が通じるとわかって、どこでドイツ語を勉強したのか?とか、どんな仕事をしているのか?とか、その他諸々諸々話しかけてきて、すっげー楽しかった。
運転手さん曰く、やはり語学習得のためには、まず何よりもたくさんコミュニケーションをとれ、と。
なんか、いい人に当たったなぁ。

今日の宿は、Potsdamer Platz(ポツダム広場)からほど近い、結構新しいホテル。
場所的には、かつての壁のすぐそば、かろうじて西側だったところだ。
すでに9時をかなり回っていたけれど、荷物を置いて、ひとまずPotsdamer Platzへ行ってみる。
日がすっかり落ちたので、かなり気温が下がってきた。



実はPotsdamer Platzで確認したいことがあったんだけど、さすがに10時近いのでちょっと無理だった。これはまた後日。
そんなに空腹でもないし、飛行機の中でしこたまワインを飲んでしまったんでアルコールも十分(笑)なんだけど、せっかくきたんだから、軽くPilsnerとつまみをとる。分量としては結構多いけど…f(^_^;

部屋に戻って、ネットに繋ごうとしたけれど、接続方法についての説明書きがどこにもない。
フロントで訊かなきゃならないのか?
めんどくさいから明日でいいや。

コメント一覧

さすらいのかんりにん
>vuonoさん
「ベルリン、天使の歌」懐かしいっす。っつっても、映画の内容はすっかり忘れてるんですけど(笑)
壁崩壊からちょうど20年目と言うこともあって、なんだか毎日のように、戦時中のことと東西分裂時代のことを勉強させられている感じです(笑)
vuono
ベルリン…天使の詩、くらいしか思い浮かびません。あと壁を壊している映像。私には遠い遠いベルリンで、暮らすように過ごす2週間。楽しんで♪修行と言えども。
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