Der König Hat Eselsohren

12日目その6(Jazzfäst in Eupen)

Rüdeの後について、手すりに電飾が巻き付けられた、ステージの後ろの細いスチール階段を上っていく。
うっわ!ホントにステージの袖じゃん!



と、今演奏しているバンドを、Peterが見に来ていた。
その隣には、運転手のJoachimもいる。
どアップで写真を撮ろうとするとわざと変な顔をした上で、にこっと笑いながら、こっちへおいでよ、と肩に手を回してくる。
そのまま一緒に写真を撮る。
よく考えたら、Peterと2ショットって、今まで撮ってない。




途中で、RüdeもPeterも戻っていってしまったので、Joachimと最後まで観ていたけれど、この場所は風が通るので物凄く寒い。
今回は、パーカに革ジャケットを合わせているのだけれど、ここにいるには革が必要なようだ。
取りに戻ろうとして、上から眺めると、向こうから歩いてきたRüdeが途中でFarinと立ち話を始めるのが見える。
さらにこちらの階段の下ではRodとBelaがいる。
すげーな、ここ(笑)

Garderobeに行こうとするのを、Rüdeが、戻ってきたの?といった感じで、ちょっと怪訝な顔をしているので、「革ジャケットを取りに来たの」と説明する。
Garderobeに戻ってソファに座っているPeterにも、「あそこは風があるからちょっと寒いんだよね」と説明する。

「今日のライブが終わったら、サヨナラいわなくちゃならないのかな」
とPeterが言う。
「うん。残念だけど」
「日本にはいつ帰るの?」
「明日の晩の飛行機で」
「どこから?」
「フランクフルト」
「アーヘンから電車?」
「うん、ケルン経由で」
そこでMarcから声が掛かって、Peterが外に出て行く。

1人で楽屋にいても仕方ないので、いったん外に出たものの、FarinやRodに接近する機会はない。
どうにもこうにも、遠巻きに見ているだけだ。
でも、気持ちの上ではやはり、Sportfreunde Stillerの方がメイン。
die ärzteのライブよりもまず、彼らが出発するまで見届けたいなぁ。
そばにいたFloに、
「ステージの後、またここに戻ってきていいかな?」
「もちろんだよ」
Floとも、2009年はライブをやらないから、会う機会がないね、という話をする。
ドイツに来る機会も…。
いや。
ちょっとまて。
学会報告の準備…。
「もしかしたら、2月か3月に仕事でミュンヘンに行くかも」
資料集めに行く可能性がない訳じゃない。


すると楽屋の中で、Peterたちが練習を始めた。
っつーか、知ってる日本語を当てはめて歌おうとしている(笑)
顔を見せると、「コンニチハ~」などと適当に当てはめて歌いやがる。
「どう?日本人ぽい発音になってる?」
と、Peterが訊く。
「ちょっと違うかな(笑)」
「Sportfreunde Stillerの曲を日本語で歌ってよ」
「えぇぇぇ?!それは難しいよ!!!」
「じゃあ、"Wunderbaren Jahren"って、日本語でなんていうの?」
うっわ!難しいところに来ましたな(笑)
「難しいなぁ…wunderbarは『素晴らしい』だし、Jahrは『年』だけど、日本語には複数形がないからJahrenをどうやって表現したらいいのか…」
さすがにプロの翻訳者じゃないので、適切な訳が浮かばないf(^ー^;
訳すとしたら『歳月』といったところだろうけれど、この曲のタイトルとしてはピンと来ない。
なのに、PeterとFloは、
「え?『スバラシイ』?『トシ』?」と聞きとがめて、
♪スバラシイトシ~、と歌い出す(笑)
いや、それはちょっと違うって!!!f(^ー^;
「それ、可笑しいから(笑)」

さらに練習は続く。
さっき、Belaと写真を撮って貰ったときに、そういえばこの3日間、かなり遠慮してあまり写真を撮らずにいたけれど、今日くらいは沢山撮らねば、と思ったんで、練習中のショットを撮りまくる。



さらに、"Sodom"の練習では、気付かれたかどうかはわからないけれど、丸ごと1曲分を録画した。

私とSportfreunde Stillerの3人しか聴いていない"Sodom"。
これ以上のお宝映像はないだろう。
秘蔵しておくことにする。

FloとRüdeが出ていっても、Peterはまだ一人で練習している。
どうやら今日の流れをひととおり、やってみているらしい。

そろそろSportfreunde Stillerの出番が来るので、さっきと同じ、舞台の袖に移動する。
まさかこんなところでライブを観られることになるとは。
すでに上にいるスタッフもこっそり写真を撮る。
Paulだけはこっちに気がついて、にっこり笑ってくれる。




上に上って見下ろしていると、Sportfreundeの3人だけでなく、die ärzteもこっちに歩いてくる!



なぜ、die ärzteもステージに?!
上がってきたRüdeが何か言うが良く聞き取れない。
もう一回言ってくれた内容は、たぶんこうだ。
「俺達の演奏のはじめに、die ärzteが挨拶するんだ」


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