Der König Hat Eselsohren

Wernigerode(2)

8月18日(火)

朝、フロントで確認したけれど、一見したところ、フロントでのデータ間違いでもなさそう。
でもどうしてもネットにログインできない。
参ったな。

そんなこんなをしているうちに、10時半からの見学ツアーぎりぎりに。
インフォで、このツアーと、もう一つ、昨日もらったパンフレットで見つけた、午後3時からのRathausツアーを申し込む。
単に私の持っているガイドブックが古すぎるだけなのかも知れないが、ガイドブックにはRathaus内部の見学は出来ない、と書いてあったのだ。
確かに、このツアーに参加しない限り、内部は見られないようだから、このツアーに参加しない手はない。

今日は広場に市が立っている。
見学ツアーガイドのおじさんに、毎日あるのか訊いてみると、火曜と金曜に市が開かれるんだそうだ。

10時半からのツアーは、昨日の夜警ツアーよりもやや広い範囲を見学。
といっても、上にこの町のシンボルである鱒がついている、西の塔まで行ったくらいで、あとはそんなに変わらない範囲を見ただけだけどf(^_^;




今日は説明の70%くらいはわかった。
ツアーの参加者に車いすのお年寄りが2人もいるので、階段しかないところはなかなか大変だったけれど、みんなで運べばいい、と意に介しないのがドイツのいいところ。

今日は気温が低くなって、最高でも25度くらいと言っていたから、最初から長袖のTシャツを着てきたけれど、それでもちょっと肌寒い。
でも、明後日は一転して、この夏一番の暑さになると言ってるからなぁ。
何しにドイツに来たんだか(笑)




市の様子を眺めながら、昼食。
3時まで時間があるので、それまでに食べるものやワインを買い込んで、夜に部屋で飲もうと思い至る。
でも、ワインを売ってるような店なんて、あったっけ?

メインストリートを行ったり来たりしたものの、専門に売ってそうなところは見つけられず、結局Rossmannで炭酸の入ったミネラルウォーターやら何やらと一緒に、スペインワインを買う。
ついでに市場でサクランボと、あとパンフレットにも出ていたBaumkuchen Nr.1とかいうバウムクーヘンの実演をやったりしている施設から出店があったので、一番小さい輪切りを買う。

は~、疲れた。
メインストリートの外れの方に、ごくごくクラシックな食料品店なんかを見かけたけれど、それ以外に日用品とかはどこで買い物してるんだろう?

3時。Rathausの見学ツアー。



最初はやはり長々と外側の説明だったので、もしやこれも内部は見られないのでは?と危惧したが、ちゃんと中に入れてもらえた。
でも説明が聞き取りにくくてよくわからない…orz

ここのRathausは15~6世紀には劇場や結婚式場として使われていたこともあって、内部は現在も結婚式に使えるようになっていた。
なるほど、よくヨーロッパの古い市役所の建物で結婚式、なんてのを聞くけれど、こういうことか。
内装は現代的に綺麗になってしまっていたので、つまんないけれど。

案内にはドリンク付きと書いてあったので、いったいどこで何を?と思ったら、途中、会談場みたいなところで、小さなグラスに入った濃い茶色の液体が出てきた。
コーラみたいな匂いがするが、アルコールであることは間違いない。
どうも養命酒みたいな薬用酒らしい。
あとで土産物屋の店頭で同じものを発見した。

現にお役所として使っている建物なので、見学できるところは限られているが、最後に屋根裏に行くと、最初からの木組みに2~3の違う年代の木で補強が施されていて面白い。
でもほこりっぽくて嫌(笑)
途中、屋根の上で鐘が鳴る。
外で聞くのとはまた違った感じがする。
何しろ、何かが動いているのがはっきりわかるんだから。

見学が終わったところでまだ4時過ぎ。
う~ん、どうしよう。
すぐそばに博物館があるのはわかっているし、大して大きくはないけれど、17時閉館なんだよなぁ。
なんか微妙。
かといって今から城まで行くのも微妙。
とりあえず疲れたからどこかに座りたいけれど、下手に何か飲み食いする気にもならない。

Nikolei Platzという警察の前(笑)の広場で、なんにもないベンチをようやく見つけたので、とにかく腰を下ろして休憩。
でも何もしないでいることが出来ない性分なので、何度も見たはずのパンフレットを再び取り出し、くまなく読む。

やはり、何かを見学しようとしても、たいていは17時までとか、18時までなのに限って、微妙に距離があるとか、とにかく行くところがない。

いや、ひとつだけ、Altestadt Passageとかいうショッピングセンターを発見。
もうここしか行くところはない。



行ってはみたものの、単なる田舎のショッピングセンターだったf(^_^;
せっかくスーパーはあったものの、買い物は昼間に済ませちゃったもんなぁ。
もうこれでホントに行くところがない。

仕方がないので、夕食をとる店を物色するために、町の西から東へ、南へ北へ、行ったり来たり。
そうでもしないと、17時30分からのレストランとかが開かないのだf(^_^;

あちこちを比較したあげく、18時くらいに、東の端の方にあるレストランに入ることに決める。
安い上に、ここの10%割引券がある。
店の人に聞いてみたら使えると言うし。
味はまぁ、そこそこ。


部屋に戻ってまずはワインの栓を開け、一応PCごとフロントに持って行って、何が間違っているのか聞いてみるものの、向こうもわからず、明日、PCに詳しいスタッフが来るから、と言われる。

つーか、もうどうでもよくなってきた。

最初は、WernigerodeのあとGoslar(ゴスラー)に行こうかと思っていたけれど、別に鉱山には興味ないし、木組みの家ももうそんなに感動しなさそう。
行くとしたら、明日天気が悪かった場合に日帰りで行こう。

もうこの辺り、とくにWernigerodeは飽きたから、最後はやはりLeipzigに行くことにする。
WILLBURLIが言うほどそんなに今すごいのかどうかはわからないが、少なくとも美術館にも博物館にも行ってないし、こんな機会でもないと二度と行かないだろう。
それに壁崩壊20周年ということを考えたら、今行った方が良さそうな気がする。
なにしろあそこでの抗議デモが壁崩壊へ繋がっていったという経緯があるから。

しかもLeipzigだったら、たぶん駅の中にツーリストインフォメーションがあるだろうから、そこでホテルを探してもらえばいいや。

それに、こっちに来てよくわかったけれど、ハルツって観光客は確かにいっぱい来てるけど、ほとんど年寄りばっかりで、50人くらいの年寄りの団体とか、いっぱいいるのだ。
しかも、どこへ行っても日本語のパンフレットがひとつくらいはあるから、日本人も結構来るのだろうけれど、今のところ全く見かけない。
それどころか、ほとんどがドイツ人だ。
ハルツって、ドイツでは年寄りに人気の観光地らしい。

ワインを飲みつつ、世界陸上を見ながら、日本では織田裕二が来たー!!とか言ってるんだろうかなどと思っているうちに、ついついうたた寝。
いかんいかん、だったらちゃんと寝よう。
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