Der König Hat Eselsohren

Murnau (1)



日曜日、もう昼だというのに遠出がしたくなって、ガイドブックをめくり…。
発見してしまいました!
ムルナウって、ミュンヘンからたった1時間?!

数年前に、TVで見たときに、「さすがにこんなところまで行くことはないだろうな」と、
勝手にとてつもなく遠いところだと思いこんでいた…。
思い込みって言うのは怖いなぁ。
ただ、ガイドブックには地図も何も載っていない上に、日曜日はインフォメーションも休み。
でも、こうなるととにかく行きたいので、ネットでムルナウを検索して、
大体の地図を頭に入れて出掛けました。

ドイツは電車で出掛けても、結構車窓が単調でつまらないのですが(笑)、
この路線は途中、以前に行ったStarnberg Seeのすぐ脇を走りつづけ、
その後はドイツ最高峰・Zugspitze(ツークシュピッツェ)を始めとして、
前方にアルプスの山並みが見え隠れするという、結構楽しめる路線でした。

で。
ムルナウに着いて、真っ先に行きたかったところは、Münter Haus(ミュンター・ハウス)。



ここはかつて、抽象絵画の祖・ワシリー・カンディンスキーが、
恋人のガブリエル・ミュンターと共に暮らし、創作活動をしていた家。
20世紀初頭、カンディンスキーらの他、フランツ・マルクなど、ここを拠点に集まった画家達が、
ミュンヘンでDer Blaue Reiter(ブラウエ・ライター/青騎士)という集団を結成します。

その後、ミュンターはカンディンスキーと別れるものの、
当時の彼の絵を戦火を避けて保管し、のちにミュンヘンに寄贈したという次第
(そのコレクションはミュンヘンのレンバッハ・ハウスで観ることが出来ます)。

いやぁ、この家を実際に見てみたかった!!
地図はなくても、駅からずっと標識が出ているので迷うこともなく、あっさり行けちゃいましたよ♪



この家やムルナウでの生活は数々の絵に残されているので、
家の中は当時の様子をそのまま再現しています。
↑この食事スペースもそう。さらにカンディンスキーのガラス絵が飾られています。



↑さらにこれは、1Gから2G(日本で言う2階から3階)に上る階段に、
カンディンスキーが馬と騎士の絵を描いたもの。このモチーフはこの頃繰り返し描かれます。
他にも机やら戸棚やらにもカンディンスキーが絵を描いていたり…。
とりたててカンディンスキーのファンじゃなくても、ミュンターのことを知らなくても、
家自体がとても可愛いので、行ってみる価値は十分にありますよ!!


ということで、続きます。

コメント一覧

まとめレスになっちゃいますが~(笑)

ミュンターハウスだけ、周りの他の家と雰囲気が違ってて、ホントにおもちゃみたいですよ♪
でもって、他の家はホントにハイジが住んでいた山の、麓の方の村みたいです。っつーか山の向こう側はスイスですからねぇ(笑)

今のうちに色々見ておかないと勿体ない!と思って、急にあちこち出掛けてるんですが、このくらいのレベルで日本国内も出歩いたら、実は結構面白いのかも知れません。
ルビー
うわー、なんてかわいいんでしょうか!
ミュンター・ハウスでしたっけ?
画像を見て「わぁー、作り物みたいな可愛い家だ!」。
なんつーか、キャラメルのおまけについてくるような
感じの可愛さ(いささか意味不明)ですね。
アルプスの画像もすごくステキです。ハイジがいそうだ(笑)
カンディンスキーの描いたモチーフも綺麗な色で可愛いですねーっ。
いいなあいろいろ見にいけて。うらやましい~!!!
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