Der König Hat Eselsohren

ホイッスラー展@横浜美術館



どこへ行くにも遠いところにいると、どこに行くのにも労力の差を感じないのだが、そこそこ近い場所からだと、遠くと近くとの差が大きい。
横浜はそういう場所のひとつ(笑)

なので、当初はもっと後で行く予定だったのだが、どうせ横浜に行くんだったら、こっちにも行っとく?とホイッスラー展へ。
横浜と行っても、横浜駅周辺に比べたら、みなとみらいは吹きっさらしのところが多くて寒い!!(>o<)
特に横浜美術館のあたり…(笑)

さて、そんなホイッスラー展。

思ったよりも遙かに空いてる!!Σ( ̄□ ̄;)
もっと混んでると思ったのに~!!
こりゃいいや!!

って、よくよく考えたら、世間は平日なんですけどねf(^_^;←自分は既に冬休み
でも、平日でも、混んでるもんは結構混んでるから!!

空いていて見やすいということには、久しぶりに満足したものの、最初のトラップが…。

オーディオガイドがつまらん。
しまった~!!
リリーさんの名前につられて、はめられてしまった~!!
ほとんどが、会場内の解説板で十分なんですよ。
や、特別長くリリーさんが語っていた「バルパライソ」は、私も好きなんですが、個人的な語りとかもいらねぇし。


最初は版画で成功した人、ということで、エッチングは結構好みだなぁ。
エッチングだけでなく、ドライポイントや、リトグラフも結構出てましたが。

実際の見所は、「灰色と黒のアレンジメント」だの、「白のシンフォニー」だの、何を描いたかではなく、色彩と音楽用語を多用したところ?
おそらく当時では斬新だったんでしょう。
1870年代、80年代を中心に、イギリスで活躍した人なんですから。
そこを勘定に入れないと、絵が具象的すぎてしまって、あまり革新性を感じなくなってしまう。
やっぱ、なんだかんだ言っても、日本人って、フランス印象派とその後の絵画に相当影響されちゃってますから。
そこを念頭に置いてみて、初めて、あぁ、アカデミズムが大好きな「何を描くか」ではなく、色の調和に重点を置いたんだな、と。
さらには、「ノクターン:青と金色」みたいに、お、こっちでも浮世絵に影響されてんじゃん!みたいな。

「ピーコック・ルーム」の映像展示は、客が少なすぎるせいで、独り占め、というより、人が来なくて怖ぇ!(>o<)みたいな。
でも、内容もさることながら、ひとんちを勝手に改装しちゃって、それで疎遠になったというのに、改装された側がそのまま残した、ってのが心理的にとても微妙だ。
そのまま残すなら、人間関係も続きそうなもんなんだが…。
日本人には、否、私が単純すぎてわからない?!
スゴイ不思議なんだけど、とりあえず、あの部屋にいたら、あんまりくつろげない気がする…f(^_^;
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