Der König Hat Eselsohren

ベルリン修行旅(13)

8月12日(水)

朝、教室に入ると、昨日先に帰ってしまったStefanoが「昨日の映画、わかった?」と訊くので、今度は正直に「全然!」と答える(笑)
Stefanoもわからなかったといっているので、ちょっと安心する。

が。

今日の最初の作業は、昨日見た映画の概要説明の文がばらばらになっているものを、順番に並べ替えろとΣ( ̄□ ̄;
しかも、3~4人でやるんだと、口を出さなくても済ませられるけれど、二人組でやれ、とf(^_^;
Stefanoに、どう、これであってる?と訊かれても、正直全然わかりません…orz
ただ、一カ所だけ、これはもうちょっと後じゃないかな?とわかったんで、少しはリベンジ、のつもり。

その上さらに、映画の場面のスチールを7つ並べて、各コンビで1つ選んで、想像で良いから、登場人物の台詞をそれぞれ2つ以上書け、という。
勘弁してくれ。
や、Stefanoの方が、こいつと一緒にやるのは勘弁してくれ、と思ってるかも知れない(笑)

でも、その後の定冠詞の性、特に動詞の名詞化のところで面目躍如。
Zukunftはホワイトボードに書いてあるAnkunftと同じで、zukommenから来てるんだからdieだ、とEmmaに説明していると、向こうでDieterがうなずいていた。
やっぱ、文法事項にだけは、めっぽう強い。
でもそれはあくまでも紙の上の問題だけで、いざ話そうとするとすっかり吹っ飛んでしまう…orz

今日はまたさらに、今度はショートフィルムを見せられる。
前もって難しい単語の一覧を渡されるけれど、単語や熟語とその意味がばらばらになっていて、左右を一致させろという。
え~と、右も左も全くわかりませんf(^_^;

しかも、わからない単語については質問しろというので、みんなどんどん質問しているけれど、それも何を訊いているのかよく聞き取れないので、全然ついて行けない…orz

そして実際にショートフィルムを見せられても、映像から判断できること以外は、全くわからない。
さらに困ったことに、最初は字幕なしで見て、それから字幕付きで見る、と言う話だったのに、結局時間の関係で、字幕なしのみ。
何でこんなについて行けないんだろう…。


あと2日を残して、Silviaが今日でお別れというので、みんなでメールアドレスの一覧を作り、写真を撮る。
最初、スペイン人でスペイン語教師で、なぜドイツ語?と思ったけれど、これから1年間ギムナジウムでスペイン語を教えるのだ。
ただ、州の都合で、明日歓迎の祝賀パーティーがあるので、今日の夜の電車でベルリンを発たねばならない。
授業で、接続法を使って、お互いに色々インタビューして回る、というのをやったときに、Altenaにもう一度言ってみたいという話をし、Nordrhein-westfallen州だというと、地図の前に引っ張って行かれて、どこ?と訊かれた。
なんとSilviaが赴任する先は、Altenaから近いところなのだった。
Silviaは、絶対にAltenaに行くと言っていた。

撮ってもらった写真を確認していると、Dieterが、その写真を送ってほしいという。さらに、昨日、2raumwohnungのCDを貸してもらうのを忘れたので、明日また持ってきてくれないか、と(笑)

今日のReichstag見学に行く人は、夜、出発する前に一緒に食事をすると言うので、行かない人たちで一緒に昼食に行くことにする。

って、よくよく見たら、昨日の映画のメンバーのうち、IainがAnne Charlotteに変わっただけだった(笑)
建築を勉強しているAnne Charlotteは、半年か1年、日本に行ってみたいんだけど、言葉が…という。

確かにそうなんだよね。

昨日、接続法での敬語表現をやったときに、EmmaとIainが、英語はこんなに複雑じゃないと言い出して、それぞれの敬語表現の話になったので、日本語はもっと複雑怪奇だ、と苦労しながら説明した(笑)。
しかも、尊敬語と謙譲語の違いをうまく説明するのは難しい。
自分自身、高校の古典の勉強で初めて理解できたくらいだから、受験勉強がなかったらろくに敬語も使えなかったに違いない。
とりあえず、文法も文字も違う上に、考え方も根本的に違う、複雑怪奇な言語、というイメージになったかも(笑)

申し訳ないことに、食事は全部Silviaが払ってくれてしまった。
でも今後1年間はドイツにいるのだから、もし近くまで行く機会があれば連絡を取って、何かお返しが出来るかも知れない。


食事のあと、みんなと別れて、今日はKulturforumに行く。
Gemaldegaralieは2年前に言ったので、今回はそっちではなく、今やっているEmil Norde展。
この間Norde美術館に行ったときに、このチケットを持って行けば割引になります、と書いてあったのだ(笑)



ということでチケットを見せると、本来8EURのところが半額になった。
でも、凄く狭い部屋なので、1時間ほどで全部見終わっちゃったんですが…f(^_^;
それに、版画作品には、今までに見たことあるものもあったし。

なので、今度はNeue NationalgaralieのBilder Traume展に行く。
先週、美術館の様子を見に来たときには、ま、いいか、と思ったのだけれど、あちこちの駅なんかで見かける広告を見ているうちに、見てみたくなったのだ。



内容自体は、Max ErnstやMagritなど、戦前の幻想絵画が中心。
訓練とテストをかねてオーディオガイドを借りるが、悲しいことに半分くらいしか理解できない上に、見ているうちに睡魔が襲ってくるf(^_^;
立ったまま寝そうだ…。
結局、よくわからない上に、美術館の閉館時間が近づいてきたので、全部を見ることは出来なかったorz


本当は18時から「Herbst'89」という、89年の壁崩壊の説明を聞きながら、壁の後を巡るというプログラムに参加する予定だったのだけれど、さすがにもう体力が持たないのでパス。

昼にしっかり食べてしまって、おなかもあまり空かないので、軽く食べつつビールを飲んで帰る。
昨日のことがあるので、鍵を開けるのにびくびく(笑)
今日はねじ切れることはなかったが、相変わらず開けるのが大変だ。

充電池でPCを使っているうちに、残りが少なくなってきたので、足下の延長コードに繋ぐと、ぱちぱちと変な音がする。

おかしいな。昨日までは何ともなかったのに。

さす場所を変えても同じ。中の方で青い火花が散っている。
壁のコンセントに直接させば何ともないので、延長コードそのものがダメになってきているらしい。
自分のじゃないからどうしようもない。
昨日の今日で、今度はボヤでも出したらおおごとなので、タコ足配線をあきらめて寝ることにする。
Dieterには、明日写真を送ろう。
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