アリゾナマニアの知ったか発言集

ミスを重ねたのが響いた

・4th-downギャンベルでTEウィリアムズが落球
・RBジョンソンのファンブルや相手FGでの反則も響いた
・終盤に厳しい判定で反則を取られたあと逆転TDされた
・2年目WRクリスチャン・カークが138ヤード3TDの大活躍

□Cardinals Fall Short Against Buccaneers In Reunion With Arians (チーム公式サイト11月10日日曜の記事)

ブルース・エイリアンズHC時代のアリゾナは"no-risk-it-no-biscuit"の言葉に象徴される。クリフ・キングスベリーHCは日曜のTB戦でこのコンセプトを採用したように感じた。

賭けがうまく作用したときもあった。だがミスが多すぎて27-30でTBに負けた。

キングスベリーHCは「それらが本当に良いチームと並のチームを分ける。我々は多量のミスで並のチームになってしまった」。

WRクリスチャン・カークはキャリアベストの3TD。QBカイラー・マレイは概して素晴らしい試合だった。TBのQBジェイミス・ウィンストンから2つのインターセプトを奪い今年の合計を2倍にした。

しかしやりきれなかった。

少なく見積もって16点を損した。FGを狙わず4th-and-2yでのギャンブルが完璧に作用しワイドオープンのTEマックス・ウィリアムズが容易にTDできるかに見えたが、太陽光が目に入ってボールを見失い落球。ILBジョーダン・ヒックスが敵陣レッドゾーン近くでインターセプトしたがRBデビッド・ジョンソンがキャッチ後にボールをファンブル。TBがFGを外したがCBパトリック・ピーターソンがオフサイドの位置にいたことで反則を取られ、蹴り直したKマット・ゲイが成功。

それらがあってもまだ優勢だった。4点リードで敵陣15ヤード地点で残り時間4分。2nd-downで新人QBカイラー・マレイがback footで投げたボールをCBジャメル・ディーンにインターセプトされた。これで勝敗が分からなくなった。

キングスベリーHCはプレーコールが悪かったと言うが、QBマレイは即座に異議を唱えた。「投げるべきではなかった。FGを蹴れば7点差にできた。正直投げたときはボールをインターセプトされるとは思ってもなかった」。

そのプレーがQBマレイの連続無INT記録を211で途切れさせた。DALのQBダク・プレスコットのNFL新人記録を塗り替えたが、タイミングが悪かった。

TBが逆転の92ヤードドライブでTD。最初のプレーがWRクリス・ゴッドウィンの49ヤードキャッチ。そのあと2つのパスインターフェアの反則。2つ目は議論を呼ぶものだった。

アリゾナ陣13ヤード地点での2nd-down。新人SSジェイレン・トンプソンがつまづいて倒れ、WRマイク・エバンスの足を掬った。イエローフラッグは飛ばなかったが、2ミニッツだったためリーグがビデオ判定を決めた。パスインターフェアの反則がコールされ、TBは1ヤード地点まで進み数プレー後にTDした。

SSジェイレン・トンプソンは「お互いにつまづいただけだ。彼がどのルートを走ってきたのかも何をしていたのかも知らなかった。負けたことはフラストレーションだ。あのプレーはオレの責任だ。もっと良いプレーをする必要があったし倒れてはいけなかった」。

キングスベリーHCは判定が変わるとは思ってなかったと言う。「あの場で反則のコールは無かった。だからニューヨークで反則と言ってきて驚いた。説明では彼が背中から相手の足に倒れたと言われた。厳しい判定だ」。

QBマレイには同点FGにする時間が1分43秒残っていた。しかしそのドライブはマレイが何度もスクランブルせざるをえなかった。4th-and-5yの前にRBケニヤン・ドレイクへの2ヤードパスで40秒近くを使い切ってしまい次のプレーの前に試合が終わった。

ミスを重ねてWRカークのベストゲーム(6キャッチ138ヤード3TD)やWRラリー・フィッツジェラルドの再発見(8ターゲットで8キャッチ71ヤード、4th-downでのアメージングなワンハンドキャッチもあった)も台なしにした。

キングスベリーHCは4th-downギャンブルを3回やって失敗はTEマックス・ウィリアムズが落球した1回だけ。1つは4th-and-11yでパントフェイクしてILBエゼキール・ターナーとWRトレント・シャーフィールドがボールを動かしたあとパンターのアンディ・リーがWRファロー・クーパーに26ヤードパスを通した。これがWRカークの3つ目のTDに繋がった。

「この試合は『もっと上手くやれた』というのが多すぎる」(WRカーク)。

「我々はもっと上手くならないといけない」(QBマレイ)。


(TEマックス・ウィリアムズの落球、RBデビッド・ジョンソンのファンブルロスト、相手がFG外したのにCBピーターソンの反則で蹴り直し、最後のパスインターフェアの反則。どれも痛かった)。

(判定のことはATL戦でだいぶ恩恵受けてるからあまり言えないけど、微妙なプレーで現地の審判の判定を尊重せずに覆すのはビデオ判定の傾向に背いてると思う)。

(これだけミスがあっても3点差ということに希望を持てるけど、ほぼマレイとフィッツジェラルドとカークの個人能力だったりするし。もっと層を厚くしないと)。

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