アリゾナマニアの知ったか発言集

RB Beanie Wells

1巡指名RBビーニー・・ウェルズの紹介。3年間で3,382ヤードを記録した爆発力のあるパワーランナー。

1巡全体31位
Chris "Beanie" Wells
RB
オハイオ州立大
身長 6-1
体重 235
40ヤード走 4.44秒(コンバインでは4.59秒)
背番号 26

11人兄弟。


大学時代

アーリーエントリーのため3シーズンしか出場してないけどオハイオ州立大でアーチー・グリフィン、キース・バイヤース、エディ・ジョージに次ぐ大学歴代4位の通算ラッシング3,382ヤードを記録。1試合平均93.94ヤードは大学歴代3位。100ヤード以上17試合はバイヤースと並んで大学歴代3位タイ。2007年のシーズン1,609ヤードは大学歴代4位。

入学1年目の2006年はアントニオ・ピットマンとモーリス・ウェルズがいたため13試合すべてリザーブながらチーム2位の104回576ヤード(平均5.5ヤード)、7TDを記録。でもファンブル癖のためシーズンが進むにつれて出場時間が減ったそうです。

2007年はピットマンがNFL入りし先発の座に。常に足首ねんざと戦いながら13試合すべて先発して1,609ヤード走りAll-Americanの2nd team選出。

2008年はより動けるようにと開幕までに10パウンド減量したものの親指手術の影響でオフに体力強化できず。開幕週ヤングスタウン州立大線で負傷退場したそのあと3試合欠場。復帰後もOL用の滑り止め付きスパイクを履いての出場だったためカット能力が落ちたにもかかわらず1,000ヤードを突破。

 2006 104回 576ヤード(平均5.5ヤード) 7TD
 2007 274回1,609ヤード(平均5.9ヤード) 15TD
 2008 207回1,197ヤード(平均5.8ヤード) 8TD

 2006 2キャッチ16ヤード
 2007 5キャッチ21ヤード
 2008 7キャッチ26ヤード

通算 ラン 585回3,382ヤード(平均5.8ヤード) 30TD
   パスキャッチ 14回63ヤード


ボールキャリアーとしての能力は絶賛されてます。体格、パワー、爆発力のコンビネーションは並外れている。インサイドではビジョンが優れていて安定的に穴を見つけて切れ味のあるカットバックと爆発力で突破、RBにしては長身だけど姿勢が低く腕だけのタックルでは倒れず接触のあとも引きずってヤードを稼げる。

アウトサイドでは驚くべき加速力でディフェンスの第一波を打ち破り、カットバックでタックルを避けることができ容赦ないスティッフアームでディフェンダーを打ちのめす。サイズと力強さがあるのでDBやLBが1人で止めるのは難しく昨シーズンのTDプレーは平均32ヤードだった。

トップ5候補だったのに全体31位まで落ちた最大の理由は耐久性への懸念。2007年は左足首ねんざ、右手首ねんざ、親指骨折、2008年は開幕戦で右脚ねんざとターフトー(つま先の打撲)で3試合欠場しシーズン後半にはハムストリングも痛めフィエスタボウルでは脳震とうで一時退場。それでも3年間で欠場したのは3試合だけなので痛みがあっても出場できるタフな選手という見方もあるみたいです。

パスキャッチとブロックにも課題。パスブロックに関しては技術と力強さが垣間見えるので今後の指導と本人の意欲次第では使いものになるような感じだけど、レシーバーとしては生まれつきキャッチ能力が劣るみたいでよくボールをお手玉するみたいです。ルートもより正確かつ注意深くなる必要があるとのこと。ただしキャッチしたあとは危険なランナーになります。


まとめれば爆発力のあるパワーランナー。ランニング能力だけなら「NFLでもスペシャルな選手になる才能がある」(TSN)など非常に評価が高いんだけど、パスキャッチとブロックで減点されてます。

アリゾナとしては安定感のあるタイプより一発のロングゲインで試合の流れを変えられるRBが欲しいということでエジャリンを放出してウェルズを獲得しました。2年目ティム・ハイタワーとの併用になるけど期待通りの動きを見せればスターターはウェルズが勝ち取るはず。

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