1巡はQBカイラー・マレイ

・1巡1位でQBカイラー・マレイ（オクラホマ大）を指名
・キングスベリー新HCの強い希望にGMが折れた形
・去年のジョシュ・ローゼンに続いて2年連続でQBを1巡指名
・気になるのはローゼンの処遇。残して2人で先発争いの可能性

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あーーーー。

はーーーぁ。

なんだかんだで最終的には現実路線でいくと思ってたんですが、QBカイラー・マレイを指名してしまいました。

最終週SEA戦で相手の最後のドライブを止められず終了間際に決勝FGを決められ負けてドラフト全体1位指名権を持ってしまったがゆえのこの結果。

アリゾナ以外が全体1位だったら獲らないであろう選手をトレードダウンすることなく敢然と1位で指名して、2巡33位やQBジョシュ・ローゼンを使ってトレードアップすることもなくドラフト1巡が終了。

メディアのおもちゃ継続がほぼ確定（爆）。

こうなってしまったからにはカイラー・マレイがホンモノで大学時代のような大活躍をしてくれることを願うしかないです。


□Cardinals Take Kyler Murray With No.1 Pick In NFL Draft　（チーム公式サイト4月25日木曜の記事）

クリス・キングスベリーHCはテキサス工科大HC時代に勧誘したがマレイは別の大学を選んだ。ハイズマン賞を受賞したマレイをアリゾナが全体1位指名した。

マレイは「神秘的な力が働いた。オレが彼（キングスベリー）のためにプレーするなんてシュールレアルな感じだ」。

アリゾナは去年のジョシュ・ローゼンに続いて2年続けてQBを1巡指名。スティーブ・カイムGMは「率直に言うと私は気が進まなかった。選手に惚れ込みたくはなかったから試合の映像を見たくなかった。何度も映像で彼の能力を見た。彼の性格もできるかぎり調べ続けた。デューデリジェンス（相当な注意）を何度もやって、これが我々にとって正しいことだと納得するに至った」。

マレイは5-10、207という小柄な体格ながらキングスベリーHCのオフェンスにパーフェクトフィットすると考えられている。SEAのエースQBラッセル・ウィルソンとよく比較されるが、キングスベリーHCやカイムGMはそれ以上のポテンシャルがあると見ている。

カイムGMは、QBとしてパスを投げるマレイもボールを持って走るマレイも素晴らしくそれを両方できる選手はこれまで見たことがなかったと言っている。キングスベリーHCは「彼はダイナミックで唯一無二の才能だ」。

QBローゼンについて数件のトレードの申し入れがあったがカイムGMによると適切なオファーはなかったとのこと。カイムGMはローゼンがこのままアリゾナに残ってトレーニングキャンプに参加することにまったく不満はないとしている。

2014年にエースQBのカーソン・パーマーと2番手ドリュー・スタントンが離脱してプレイオフで3番手のライアン・リンドリーが先発した例を挙げてQBの層は必要だと指摘した。「優秀な選手をみやみに放出するようなビジネスはしない」。

キングスベリーHCはマレイ指名前にQBローゼンに直接伝えた。マレイはローゼンについて「オレたちは今はチームメイトだ。自分にできるのはハードに練習することだけだ」。

マレイはオクラホマ大では一昨年までベイカー・メイフィールド（去年CLEがドラフト全体1位で指名）の控えだったが去年急上昇。パス成功率69％で4,361ヤード、42TDを通してインターセプトはわずかに7。加えてランでも1,001ヤード（1回平均7.2ヤード）で12TD。キングスベリーHCは自分の教え子であるパトリック・マホームズやメイフィールドに続く選手だと言っている。


（スティーブ・カイムGMの言い方だとローゼンの残留をちらつかせて好条件でのトレードを引き出そうとしてるような感じ。どうせならこのままトレード成立せずにローゼンとマレイの先発争いを見てみたい）。

（中日ファンの僕としてはマレイは根尾くんとイメージが被る。マレイはQB・ラン能力・野球でもドラフト1巡だし、根尾君は投手・打者・学業にスキーで三刀流とか四刀流とか言われてて、身長もほぼ同じだし顔立ちも実はけっこう似ている。その根尾くんは1年目は二軍生活が長くなりそう。高卒と大学出の違いはあるとはいえマレイが1年目から活躍できるとも思えない）。

（仮にローゼンを出したらブレット・ハンドリーが開幕先発QBという可能性も・・・）。