アリゾナマニアの知ったか発言集

ディフェンスは好転できそう

・去年はトータルディフェンスがリーグ最下位だった
・FAでDTフィリップス、OLBデナード、ILBキャンベルを補強
・ドラフト1巡でILBアイゼイア・シモンズも入った
・今年はP.ピーターソンとアルフォードの両先発CBが開幕から使える
・ジョセフDCも2年目でディフェンス全体が上積みを見込める

□Cardinals Defense Envisions Quick Turnaround (チーム公式サイト6月3日水曜の記事)

NFLでディフェンスを1年で下位から平均以上に引き上げるのは容易なことではない。しかしアリゾナはそれをやり遂げる要素が彼らにあると信じている。

今オフの補強の目玉はWRデアンドレ・ホプキンスであるが、スティーブ・カイムGMはリソースの多くをディフェンスに注いだ。

ここ数週で複数の選手が変化について話した。いくつかの理由で楽観論が明白だ。

・2019年のアリゾナはトータルディフェンスが最下位、失点が28位。ほとんどのカテゴリーでbottom quadrant(25位以下)だった。しかしながら終盤4試合では平均329ヤード、平均22.8失点と改善を見せた。

それは誤差だと言う人もいるかもしれない。しかしCBパトリック・ピーターソンはグループがかみ合ったからだとみている。去年アリゾナはバンス・ジョセフDCの新しいディフェンスを学んでいて、出場停止やケガや解雇による多数の人の入れ替えがあった。

ピーターソンはシーズン終盤にコミュニケーションとケミストリーがピークに達したと言っている。これは2020年のチームの希望にとって重要な兆候だ。

・去年のアリゾナはフロント7に大きな穴があった。OLBチャンドラー・ジョーンズとILBジョーダン・ヒックスとNTコーリー・ピーターズは生産的だったが、リザーブが適任の選手を何人も使っていた。

カイムGMはFAでそこに取り組み、DTジョーダン・フィリップスとOLBデボン・ケナードとILBデボンドレ・キャンベルというNFLのスターターで実績ある3人を加入させた。キャンベルはFAでの動きがシーズン終盤の改善を補完すると信じている。

「オレはその大きなピースになれると思う。他の新加入選手もだ」(ILBキャンベル)。

・アリゾナはドラフトでも4人のディフェンス選手を指名。全体8位で長身LBアイゼイア・シモンズを指名した。ピーターソンはシモンズがFSブッダ・ベイカーの相棒としてフィールド中央のバーサタイルなピースになれると信じている。

OLBジョーンズはアリゾナが全体8位でオフェンス選手を指名しても歓迎していたが、シモンズが残っていたのだからカイムGMが飛びついたことに満足している。

「あんな子を見たら、指名しないわけにはいかない」(OLBジョーンズ)。

アリゾナは去年TEのパスカバーに重大な問題を抱えていた。シモンズのスキルセットはそれに対するパーフェクトな解毒剤に見える。

・去年のセカンダリーの先発予定はCBパトリック・ピーターソン、CBロバート・アルフォード、SS D.J.スウェアリンジャー、FSブッダ・ベイカーだった。しかしピーターソンは開幕から6試合出場停止、アルフォードはトレーニングキャンプで脚を骨折してシーズン全休、スウェアリンジャーはパスカバーが不調でシーズン序盤に解雇された。

予想されていたことだが、代役の若手たちは未熟でアリゾナはリーグ27位のパス攻撃1回当たり7.0ヤードを喫した。

アリゾナがそれを好転させることができるとすれば、その多くはディフェンシブバックの改善によるものになる。ピーターソンとアルフォードは開幕週からチームに貢献でき、SSジェイレン・トンプソンはFSベイカーとナイスなタンデムを形成する。もしCBバイロン・マーフィーがスロットで良いプレーをできるなら、セカンダリーは大幅に改善される。

「オレとPatが戻ってきてブッダがいる。このチームのback endもディフェンス全体も限界は青天井だ」(CBアルフォード)。

アリゾナは去年の成績不振を過去のものにするには大きな進歩を遂げる必要があるが、アップグレードしたロースターと昨シーズン終盤に造成した結束が合わさり、好転の道を進んでいると信じている。

「(ジョセフDCは)何が機能するかを知っている。選手が何をできるか知っている。彼はそれを実行する。オレ達はそれを17週間続ける--毎週相手をエンドゾーンから遠ざけて15点以内に抑えることが目標だ--ことができればオレ達はトップクラスのディフェンスになれる」(CBピーターソン)。


(昨シーズン終盤4試合はディフェンスが急に良くなった。それが継続できて、さらにFA新加入やドラフト新人がハマればもっと良くなるに決まってる)。

(不安があるとすれば今年も選手の入れ替わりが多いこと。先発CB2人が戻ってくることも含めて去年の開幕スターターから5人が代わるわけで、2020年もディフェンスが完成するのがシーズン終盤になるなんてこともありえなくはない)。

(ただ2年目のCBマーフィーやSSトンプソンやDEザック・アレンも成長するだろうし去年よりメンバーが揃ったのは間違いない。あとは主力がケガしませんように)。

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