・先発Cに昇格予定のメイソン・コールも一昨年からチームにいる
・スターターで新加入はWRデアンドレ・ホプキンスだけ
・去年とほぼ同じメンバーというのをアドバンテージにしたい
□Offensive Continuity Could Be Advantage For Cardinals (チーム公式サイト5月22日金曜の記事)
5勝チームがオフシーズンにオーバーホールされるのはよくあることで、アリゾナのディフェンスにもそれは起こった。
しかしオフェンスは一団がそのままだ。
WRラリー・フィッツジェラルド、LTのD.J.ハンフリーズ、RBケニヤン・ドレイクが残留したことでアリゾナのオフェンスは2019年の財産を継続している。
9人のスターターがチームに残り、先発Cの予定のメイソン・コールは去年は控えだったが多くの出場時間があった。唯一の新加入スターターはWRデアンドレ・ホプキンス。3度のAll-Proで即座にチームで最も危険なスキルプレーヤーになれる選手だ。
オフェンスの継続性はチームが1年前に面した激動からの大きな発展だ。COVID-19により練習時間が失われたシーズンには特に大きい。
クリフ・キングスベリーHCは「Year Twoは長い道のりだ。多くのスタッフが去年と同じで、選手たちも残留して、スキームを維持している。継続性は我々にとって有益だ」。
去年を基にするのはアリゾナのオフェンスには理にかなっている。2018年の歴史的不出来から2019年はoffensive efficiency(Football Outsiders調べ)はリーグ13位にジャンプアップした。
さらに心強いことにオフェンスの効率性はリーグ7位だった。QBカイラー・マレイが2年になりオフェンスはポジティブな軌道に入ったように見える。顔ぶれが同じなのはシーズン序盤のつまずきを最小限にするのに役立つ。
OLは去年は固まるまでに時間を要したがシーズン終盤は良かった。グループのケミストリーは2020年に有益になるだろう。
LGジャスティン・ピューは「オレたちは去年と変わってなくてみんな顔見知りだ。これは大きなアドバンテージになる。オレはこいつらと連絡を取り続けていて、iPadで作業してベーシックな用語を更新している」。
3巡指名の新人OTジョシュ・ジョーンズはいつかは先発に割り込みたいと思っている。RTは去年からいるマーカス・ギルバートとジャスティン・マレイに勝たなければならない。しかしジョーンズはヒューストン大でキングスベリーHCの友人のダン・ホルゴーセンHCの下でプレーしていたのでオフェンスに馴染みがある。
OTジョーンズは「大きな違いがあるとは思わない」。「コーチ・キングスベリーとダナは基本的に同じ系統だ。スピードやプレーのレベル以外は大きな違いはないと思う。オレはすぐに習得できると思う」。
ロースターの構成はオフェンスのスムーズなスタートに貢献するかもしれないが、キングスベリーHCはそれが当然だとは思っていない。コロナウイルスがオフシーズンのリズムを変え、リーグの全てのチームに未知の要素を残している。
キングスベリーHCは「我々は思い付くあらゆるテレ・コーチングをするつもりだ。芝生の上と同じことはできないがみんなそれに対処している。最高の適応と調整ができるチームがシーズン序盤で成功すると思う」。
(去年と同じメンバー+WRホプキンス。先発Cは代わってもほぼ同等。楽観的に見れば上積み要素だらけ)。
(でもRBデビッド・ジョンソンがいなくなったしRBドレイクが去年のような活躍できる保障はないし、3・4番手WRだったファロー・クーパーとダミエーレ・バードの抜けた穴も意外と響くかも。シーズンが始まってみないとわからないところはある)。
(でもキングスベリーHCとQBカイラー・マレイが楽しませてくれることだけは間違いない)。
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