・QBでの奨学金オファーがあったが辞退してTEに転向
・レシービングの評価は高いがブロックは苦手
・新パス攻撃にフィットすれば早期からの活躍も
□Caleb Wilson Settles In At Tight End (チーム公式サイト6月27日木曜の記事)
誰しもQBをやりたい。TEカレブ・ウィルソンはカリフォルニア州の高校でQBをして当初はオールドドミニオン大へQBとして行くことが決まっていた。
しかしざっと計算してプランを変えた。
「そのときカリフォルニア州の高校にはジョシュ・ローゼン(UCLA→アリゾナ→現MIA)、サム・ダーノルド(USC→現NYJ)、ブレイク・バーネット(アラバマ大→アリゾナ州立大→現サウスフロリダ大)という才能に恵まれた選手たちがいた。自分と彼らには差があると分かってた。オレもそれなりのプレーはできるが彼らのほうがオレよりちょっとだけ上手い。そのときオレは『TEは同時に3人や4人フィールドに立てるけどQBはたった1人だけ。よりチャンスの多いほうにしよう』となった」。
スカラシップを辞退してUSCにTEとして一般入学。1年後に父クリス(当時DLコーチ)がUSCを解任されるとUCLAに転校。去年はTEで全米トップのレシーブ965ヤードを記録してドラフト全体最後に指名された。
元QBということもありブロックが苦手。しかし加入したアリゾナは面白い状況になっている。クリフ・キングスベリーHCが採用しているスプレッドオフェンスはレシービング能力の高いTEを重んじる。
キングスベリーHCはウィルソンについて「彼はルートランニング能力が高くパスキャッチも上手い。パッドを装着してどうなるか楽しみだ」と語っている。
53人枠に対してTEの枠は3人だけかもしれない。ウィルソンは新加入チャールズ・クレイ(前BUF)、3年目リッキー・シールズ=ジョーンズ、新加入マックス・ウィリアムズ(前BAL)の3人のベテランに挑まなければならない。
「オレはこのオフェンスにフィットすると思う。フィールドをストレッチしてチームに貢献できる」。
ウィルソンは1年目からパスキャッチでインパクトを残せたとしても、総合力を上げることが重要だ。「いずれは1st downから3rd downまで全部で起用される選手になりたい。パスキャッチと同じくらいブロックもできるようになりたい。でもこのチームのフェンスを考えると早い段階から貢献できる機会はあると思う」。
TEになってまだわずか4年でまだこのポジションの複雑さを学んでいる段階だ。去年UCLAでブレイクしたがまだ表面をかじった感触しかない。
「オレはまだ成長途上だと感じる。成長し続けて力強さも加えてTEというポジションに適合していくだけだ。伸びしろはまだかなりあると思うしまだ改善するところが多い」。
(プレシーズンゲームでアピールしてTEの枠を4に増やせるかどうか。他ポジションの当落線上の選手との争いにもなってきそう)。
(TEはパスキャッチに限定すれば駒は揃ってきてる。ブロックはOL任せになるかも)。
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