アリゾナマニアの知ったか発言集

Sブラウントはガンナー適任

・9月加入のSジョーイ・ブラウントはガンナーで2試合続けてFF
・もう1人ガンナーに定着したCBボビー・プライスも53人枠昇格


□Life As Gunner Suits Joey Blount, Helps Cardinals (チーム公式サイト10月26日木曜の記事)

・Sジョーイ・ブラウントはLAR戦序盤のパントカバレッジでいるべき場所ではなく相手PRオースティン・トラメルの数ヤード後方に陣取り、トラメルがボールをキャッチして29ヤードのリターンするのをただ見ていた。

 「良い気分ではなかったしコーチ・ロジャース(special teams coordinatorのジェフ・ロジャース)からもいい言葉をもらえなかった」とブラウントは笑顔で言った。

 パントカバレッジのガンナーは常にそれを挽回するチャンスがある。そしてブラウントはそれを2試合続けてやってのけた。

 LAR戦ではその次のパントでPRトラメルからファンブルフォース、同じガンナーのCBボビー・プライスがボールをリカバーした。先週のSEA戦ではディージェイ・ダラスからファンブルを奪い、OLBデニス・ガーデックがリカバーした。

 「チャンスはそこにあるし、オレはそれをつかんだ。そのチャンスが(次のBAL戦で)またあるかどうかは分からないが、オレは毎回ボールを奪う機会を狙っている」(ブラウント)。

 ガンナーは選手が選ぶ人生ではない。第一ではない。ブラウントもいずれディフェンスの役割のために卒業することを望んでいる。OLBゼイブン・コリンズは新人のときガンナーをしていた。できなくなって寂しいかと聞かれるとぶっきらぼうに「全然」と答えた。

 しかしパントカバレッジでワイドに位置してダウンフィールドへ全力疾走しながらも(1)ボールが相手リターナーに到達する前に飛びつかないように(2)早すぎず可能な限り早くタックルして(3)ときには相手選手2人に突かれたりつかまれたりしながら、十分なコントロールを保つというのは、特定の選手にしかできない仕事だ。

 「戦場だよ」(CBプライス)。

 ジェフ・ロジャースSTCは「まずロースターを見て誰が試合当日に出場登録されているか見て求めている適材を探す。具体的には速く走れる選手、好んでタックルする選手、自分のコーチングを理解している選手だ」。

 ガンナーはたいていはDBだ。今のアリゾナのプライスとブラウントもそうだ。しかしロジャースSTCはアリゾナに来てからLBのガーデックだけでなく異例の6-4、255の体格のコリンズも起用してきた。CHI時代にはDEのロイ・ロバートソン=ハリスもガンナーに使っていた。

 コリンズは「ガンナーがやることは制御できない暴走のようなものだ。発射したら相手につかまれても気にしない。命懸けくらい走り続けて、10ヤード近辺でやるべきことがある」。「オレはライン際で相手にちょっかいを出してたけど、(ロジャースは)『おい、そんなことするな。いいから走れ』だった」。

 ブラウントがアリゾナに加入したのは9月中旬。8月末にSEAを放出されていた。プライスは6月に加入。膝の大ケガ明けだった。53人枠を争っていた8月11日に息子が生まれた。

 プライスは今週木曜にPSから53人枠に昇格。NFL4年目でスペシャルチームが自分の役割だと分かっていてガンナーであることに誇りを持っている。ブラウントはNFL2年目でディフェンスでの起用を望んでいるが、ダウンフィールドでのレースでメイクプレーするチャンスを楽しんでいる。

 「ガンナーに何が必要かは分かっている。このポジションでプレーできる選手は多くない。心の弱い人には向かないよ」。


 (ガンナーのちゃんとした記事は珍しい。ガンナーは最近人材不足気味だったけどブラウントとプライスは2020年までのWRトレント・シャーフィールドとSチャールズ・ワシントン以来の強力コンビになるかも)。

 (ブラウントは去年のSEAのルーキーFAで11試合に出場)。

 (プライスはDETに3年いて22試合出場。6月にアリゾナ加入するも53人枠争いに入れてなかった)。


・木曜にCBボビー・プライスをPSから53人枠へ昇格させた。最近2週はPSアクティブで出場していた。枠はSケイボン・ウォレスを解雇して空いていた。CBクアビアン・ホワイトをPSに呼び戻した。

 (Sウォレス解雇は予想外だったけどブラウントとプライスがSTで貢献してて外せなくなってるしDBは人数が多い。2人は負傷代役でディフェンスでも少し起用されてる)。


最近の「アリゾナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事