・WAS戦は14-42で負けて1勝3敗
・相手のランを止められず216ヤード進まれた
◻︎Cardinals Can't Keep Up With Commanders (チーム公式サイト9月29日日曜の記事)
・今週アリゾナが本来のやり方を取り戻すには細部が重要になる。ホームでWASの14-42という期待外れの結果に終わった試合後、話題は全体像についてだった。このような試合の終了直後には些細な点は問題ではなかった。
ジョナサン・ギャノンHCはポジティブな点があったかと聞かれると「正直、あまりない。今日は屈辱的だ」。
いくつかはあった。QBカイラー・マレイとWRマービン・ハリソン・Jrはついにend zone fadeを通してTD、4th-downコンバートに成功して先制した。しかしそれもすぐに埋もれてしまった。CBギャレット・ウィリアムズがWASの新人QBジェイデン・ダニエルズからファンタスティックなリーピング・インターセプトを奪った。ダニエルズのNFL初INTだ。RBジェームズ・コナーは先週は生産的でなかったがこの日はラン18回104ヤード。
WASはそれ以上の成果を出した。そこには前アリゾナHCのクリフ・キングスベリーOCがかなり関わっていた。QBダニエルズが今週も新人らしからぬプレーで26/30のパスを通して233ヤード、1TD、1INT。2Pコンバージョンでも前アリゾナTEザック・アーツにパスを通した。走っても47ヤード1TD。
WASのラン攻撃はRBブライアン・ロビンソン・Jrの101ヤードを筆頭にチームで216ヤード。アリゾナは先週のDET戦でも187ヤード進まれている。
DLロイ・ロペスは「映像を見てどこで余分にヤードを稼がれたかなど全てを確認したい。自分たちを評価して成長できるのは良いことだ。DLにはそのためにベテランがいるんだ」。
WASはCBウィリアムズのインターセプトまで16ドライブ連続で得点。アリゾナは何度か止めたがパントに追い込んだのは1回だけ、9回のドライブ中7回で得点された。オフェンスはあまり反撃できなかった。
アリゾナは2ドライブ目に2回1st-downを更新したが3ドライブ目はthree-and-out。WRハリソンは長い時間ターゲットにすらならなかった。ターンオーバーは無かったが相手にあまり脅威を与えることはできなかった。
QBマレイは「起こったことを理解しようとしている。何かを変えなければいけない。自分たちがやりたいプレーではなかった」。マレイは16/22、147ヤード。ランも相手に防がれて1回3ヤードのみ。WRハリソンは5キャッチ45ヤード。
「これは1試合だ。シーズンは終わっていない。誰もパニックには陥っていない」(マレイ)。
ギャノンHCはチームが「いくつかの適応をする必要がある」。「間違いなくラン守備は微調整しなければいけない」。このあとはラン攻撃主体のSFとGBとロードで対戦する。いつもの敗戦後と同じく「ここで起きたことはすべて私の責任だ。今日負けた相手が何であれ、良い気分ではない」。
(RBコナーのランが序盤から快調だったから勝てると思ったけど相手のランを最後まで止められなかったし、QBにプレッシャーをあまりかけられなかった。力負け)。
(相手には3rd-and-longもコンバートされ、こっちは3rd-and-shortすら止められる。決定的に詰めが甘い)。
(WRハリソンがエンドゾーン左に走ってのフェードパスがついに通った。ナイスパス&ナイスキャッチ。4th-and-shortでチョイスするプレーかどうかはさておいて見事)。
・前半終了時点でWASが17-7でリードしていたが、3Q開始直後に試合の進路が固まってしまった。WAS陣44ヤード地点からQBダニエルズがWRノア・ブラウンへロングパスを投げた。ボールはブラウンの頭を越えたがCBショーン・マーフィー=バンティングがブラウンを倒してpass interferenceの反則を取られアリゾナ陣9ヤード地点。次のプレーでダニエルズがTDランして点差が24-7に広がった。
アリゾナは次の攻撃で2回holdingの反則を取られたうえに被サックで自陣6ヤード地点での3rd-and-34yに追い込まれた。この一連がこの日を要約していた。
・活躍した選手のリストは長くない。Sブッダ・ベイカーが14タックル。良いことなのだがSがこれだけのタックル数を積み上げるのは理想的ではない。
WRマービン・ハリソン・Jrは4試合で4TD目。RBコナーはランナーとして復活した。
・オフェンスはTEトレイ・マクブライドが脳震盪で不在だったことが響いた。TEイライジャ・ヒギンズはターゲット3回で2キャッチ12ヤード。試合通してパス攻撃が不調だったがマクブライドがいれば違いを生み出していたはずだ。