アリゾナマニアの知ったか発言集

Friday Before The Ravens

・WRハリウッド・ブラウンは古巣BALとの対戦
・アーツのIR入りで2年目TEマクブライドの役割が増えそう
・プレイターとタッカーのK対決も見どころ


□Hollywood And Baltimore, And Friday Before The Ravens (チーム公式サイト10月27日金曜の記事)

・もしこの試合がボルティモアでの試合だったらWRマーキス・"ハリウッド"・ブラウンの気分ももう少し盛り上がるのかもしれない。それでもステイトファーム・スタジアムで行われる彼の現在のチームと前のチームの対戦は他の試合とは違う。

 「彼らを相手にプレーするのが楽しみだ。多くの友人がまだあっちにいる」(ブラウン)。

 ブラウンは今でもQBラマー・ジャクソンとフットボール以外の話題で「いつも」話していて、フィールドで会えるのをお互いに楽しみにしている。

 ブラウンが2022年ドラフト初日にBALからアリゾナへトレードされたとき、両者は望んだものを手に入れた。BALは指名権を求めていたし、ブラウンはパス攻撃主体のチームへの移籍を望んでいた。大学時代のチームメイトで親友であるQBのいるチームへトレードされたのも悪いことではなかった。

 彼のアリゾナでの時間は思い通りには進んでいない。2022年は素晴らしいスタートを切ったが彼もQBカイラー・マレイも負傷で出場を制限され一緒にプレーできたのは実質7試合だった。今シーズンはマレイは膝ACLからの復帰途上で、ブラウンは現QBジョシュア・ドッブスからのワイドオープン・ルートのパスが通らないことが何度もあった。

 「あれはタフだ。ああいうプレー、特にビッグプレーは負け試合を勝ち試合に変えることもできるので自分自身だけでなくチームにもフラストレーションが溜まる。でもプロセスを愛さないといけない。ジョシュ・ドッブスの近くにいて彼がどんな経験をしてきたのかを知りできるだけ彼を手助けしようとしている」。

 「たとえ彼がミスしたとしてもオレは彼のために多くのプレーを成功させる能力があると思う。オレは毎週そうしようとしている。彼に仕事をやりやすくする方法を見つけたい」。

 今シーズンのブラウンは32キャッチ382ヤード、3TD。契約最終年のWRが望むような派手な数字ではない。しかしスタッツに関係なくブラウンは良いプレーをしているし、まもなくマレイとまた一緒にプレーできるようになる。

 「オレは(BALにいた)前と現在ではまったく違う選手になったように感じる。より洗練された気がする。フットボールのことだけでなくあらゆることをよりよく理解できるようになった」。


 (BALから移籍希望したけどラマー・ジャクソンとは仲が良い。パス主体のチームに行きたいと言ったのに今のアリゾナはラン主体。ブラウンは契約最終年。覚悟はしておく必要がありそう)。


・QBマレイは今週のBAL戦にdoubtfulとなった。練習に復帰してからまだ2週間なので驚くことではない。11月8日までにPUPリストから53人枠に入れる必要がある。今の疑問は彼が来週の@CLE戦に出場するかどうかだ。それともシーズンデビューはホームのATL戦になるか。


 (doubtfulにして出場の可能性を少し残してる。チケット売れ残ってるからだとか・・・なわけないか)。


・今週は上下とも赤のユニホームを着用する。


・TEトレイ・マクブライドが試合中にハードルを跳んだのは2回目だ。1回目はコロラド州立大時代、2回目は先週のSEA戦。ともにTEへのスクリーンパスだった。

 「狙ってやっているわけではないが、オレは体が大きいのでDB陣は低くタックルしてくる。オレのアドバンテージの1つは高くジャンプできることだ」(マクブライド)。

 TEはザック・アーツがIR入りして4試合は欠場する必要があるので、2022年ドラフト2巡指名のマクブライドは活躍するチャンスが訪れる。今シーズンはパスターゲットが21回だけだが15キャッチ170ヤードと堅実な働きをしている。

 「オレは7週間同じように準備してきた。出番が少し増えるだろうし役割も少し大きくなるが、プレッシャーは感じないしこれまでの6週間と特に変わらないよ」。

 (タックルを飛び越えてナイスゲイン)。


・QBドッブスは極端に変わった。開幕からの4試合は4TD、0INTでパサーレイティング99.4。最近3試合は2TD、3INTでパサーレイティング61.3。

 (開幕週で2回ファンブルロストした後は3試合ターンオーバー無しだったから学習能力高いと思ってたら最近はパス精度も判断力も注意力も雑。相手に研究されたら粗が目立つようになった感じ)。


・NFLの歴史でもベストキッカーの2人が同じフィールドに立つ。アリゾナのマット・プレイターは50ヤード以上のFGの成功数(74回)と50ヤード以上のFGの成功率(74.7%)が歴代1位。去年タッカーに抜かれるまで歴代最長FG成功記録(64ヤード)も持っていた。BALのジャスティン・タッカーは去年66ヤードFGを成功、50ヤード以上のFG成功数は引退したセバスチャン・ジャニコウスキーと並んで2位タイ(58回)。

 (プレイターは39歳、タッカーは33歳。通算記録は抜かれそう)。


・プレイターは先週34ヤードFGを失敗したが彼のせいではない。Pブレイク・ギリキンのホールドが正しくなかった。プレイターが蹴る前にボールの縫い目の向きを変えることができなかった。

 スペシャルチームズ・コーディネーターのジェフ・ロジャースは全体のオペレーションをより良くする必要があると言った。10月3日に加入したギリキンとプレイターとの間の問題を解決し続けていて、練習でギリキンは「本当に良い」ホールドをしているという。


・1920年にNFLが開始する前から存在するカーディナルスのチーム史上で、同じ年にQB、RB、WRの3ポジションでラン100ヤード以上を記録した選手がいるのは初めてのことだ。しかも開幕からまだ7試合しか消化していない。

 (WRロンデール・ムーアをRBの位置に入れるプレーを何度もやっててすでに15回136ヤード。DAL戦の45ヤードTDランとCIN戦の41ヤードが効いてる。抜群のスピードがあるからブロックが良いとあっという間に突き抜ける。WRとしては17キャッチ113ヤードにとどまってる)。


・LT D.J.ハンフリーズは当然のことながらSEA戦で退場処分を受けたことについて話すのを避けた。罰金は土曜日に発表される。リプレーを見ると退場処分にするべきではなかったという意見もあるのでどうなるか興味深い。

 (相手に掌底で突かれて報復しようとしたら間に入った審判の頭に当たってしまったので故意に審判を叩いたわけではないのは明らか。でも叩いてしまったのは事実なので仕方ない面もある。出場停止にならないのが救い)。


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