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試合開始前のESPNのコメンテイター陣のトークの中で "Arizona needs Cam Newton." と言ってる人がいたんですが、まさにそれを痛感する試合内容でした。キャム・ニュートンとはオーバーン大のQBで6-6の長身から柔らかいタッチで正確なパスを配球する背番号2の黒人選手。ニュートンよアリゾナに来てくれ。
そう考えれば今回の敗戦は「来年のドラフトでSFより先にQBを指名できる可能性が高くなった」と前向きにとらえることもできますね。6連敗で3-8になったし今のチーム状態ではこのあともせいぜい1つか2つしか勝てそうにない。ならドラフトのトップ5指名権をゲットしちゃいましょう。
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いつもの通りの負け方。というよりよく考えてみたらどんどん酷くなってるかも。いつもよりオフェンスは1st down更新すらままならなかった(11回の攻撃機会のうちスリーアンドアウトが6回、ターンオーバーが2回)し、いつもよりディフェンスはズルズルだった(ランだけで261ヤードも進まれてやんの)。期待感を持たせてくれるのはLSHのキックオフリターンだけという貧相な有様です。
QBアンダーソンは硬い。柔軟性がない。ボールを思いっきり投げればいいってもんじゃないのに。なんでオフェンス最初のプレーでRBウェルズへのハンドオフをミスするんでしょうか(記録はアンダーソンのファンブルロスト)。その直後にTDパス通された時点で試合の決着は見えてました。2Q終盤に相手WRがボールを弾いてCBアダムスがインターセプトしたのにパス3本失敗であっさりパントってもうなにそれ。ターンオーバーのあと1発で38ヤードのTDパスを成功させたSFとはっきり差が出てました。
試合後のプレスカンファレンスで記者から「なんで敗色濃厚の試合終盤にサイドラインで笑ってたんだ?」としつこく聞かれると怒り出して会見を打ち切ってしまったらしいけど、そういう懐の浅さというか器の小ささがプレーぶりにもはっきりでちゃってんですよね。そろそろ「アホダーソン」と呼びたくなってきた。
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ディフェンスはもうDL・LBが相手OLにコントロールされてしまっていた。前半に何回かロングゲインされてるけど大抵はNTロビンソン(最近不調なのか衰えなのか)かDEドケット(3-4のDEには軽量だしケガも抱えてる)のところを狙われてました。DLが押し負けるとLBがタックルミスしてロングゲイン連発ってのはATL戦やSD戦と同じようなパターン。
DEはキャンベルが欠場でドケットも左肩痛が再発して一時退場してた(後半は復帰)のでNTに新人ウィリアムズ、DEに本来NTのワトソンと元はNTだったけど今はDEに専念してるブランチのミシガンコンビを置くという重量DLな配置を余儀なくされて、それでランはある程度止まっても今度はパスラッシュに全然迫力がないという。
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今回の試合の収穫は・・・ニュートン指名に一歩近付いたこと。それだけしかない。
マンデーナイトで試合をすることはチームにとっては名誉なことだろうけど、日本に住んでる僕にとってはいろんなことがずれ込んで生活のペースが乱れるだけです。今回の体たらくだと来シーズンはマンデーナイトに組まれないだろうからそこはちょっとホッとしてます。
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