アリゾナマニアの知ったか発言集

1巡a WR Marvin Harrison Jr.

・1巡4位指名WRマービン・ハリソン・Jrの評価
・ルートランニング、キャッチ能力、ボディバランス全て上質



 1巡4位 WR Marvin Harrison Jr. (オハイオ州立大)

 「概観:
  ハリソンは血筋があり父である殿堂入りWRマービン・ハリソンと類似点が多く並外れている。走力はあるが爆発的ではない。彼を手強い存在にしているのは安定したプレースピードと質の高いルート術だ。フィールドのどこに配置されてどのようなアサインメントでもカバーを外すことができ、密集でもキャッチできる。

 ポゼッションルート中の突発的なプレーも可能で、ロングパスになるほどボールスキルで相手に勝る。多彩な方法で優れたプレーをするTD王者で、その特色でプロに向かう。ルートのthree phaseとフィールドのthree levelすべてで勝てる特性とtoolがある。血統書付きのプロスペクトで開幕週から高品質な生産が期待できる」。


 「長所:
  ボリュームとインパクトの高いターゲットとして優秀な生産力がある。
  脅迫的なペースでルートを走り、突然抜け出す。
  カムバック・ルートでリズムとボディバランスが良い。
  スピードの変化でCBを優柔不断にさせる。
  プレーが崩れたときワイドオープンになるスクランブル能力はエリート級。
  ライン際のキャッチでのフットワークはプロ級。
  ディープボールへの集中力が高く、ボールスキルも平均以上。
  急に手を出したあとに体勢を調整できキャッチに持ち込む。
  エレガントなジャンプとスピンでディフェンダーの頭上でキャッチする」。


 「弱点:
  プレスカバーに対するリリースに改善の余地がある。
  grabby coverageに時間を取られすぎてルートを乱される。
  stutter-stepをあまり使わずにルート効率を上げる必要がある。
  NFLのCBを常に走り負かすスピードは足りないかもしれない。
  2023年は典型的でない落球がいくつかあった」。


 (技術面は父譲りでほぼ完璧。ルートランニング、キャッチ能力、ボディバランスすべて上質。しかも身長6-3)。

 (スピードがやや不足といってもラリー・フィッツジェラルドは4.47秒、デアンドレ・ホプキンスは4.57秒だから問題にならないと思う。40ヤード走のタイムは不明ながら同等の走力はあるはず)。

 (ランブロックについての記述が一切ない)。



2002年8月生まれで21歳。

 2021 オハイオ州立大 13試合 11回139ヤード 3TD
 2022 オハイオ州立大 13試合 77回1,263ヤード 14TD
 2023 オハイオ州立大 12試合 67回1,211ヤード 14TD

 入学時はチームにのちのドラフト1巡WRが3人(ギャレット・ウィルソン、クリス・オレイブ、ジャクソン・スミス=インジグバ)いたため全試合出場も出番は少なかった。でも2人がアーリーエントリー表明で欠場したローズボウルで初先発すると3TD。去年はQB C.J.ストラウドがいなくなってもスタッツがほとんど変わらなかった。

 父はINDで13年プレーして通算1,102キャッチ14,580ヤード128TD、プロボウル8回の殿堂入りWR。歴代でキャッチ数5位、レシーブヤード9位、TDレセプション数5位のレジェンド。


 (今のINDのエースWRマイケル・ピットマン・Jrは父親が元アリゾナのエースRB。マービン・ハリソン・Jrの父親は元INDのエースWR。ピットマンの次男は3巡指名RBトレイ・ベンソンとオレゴン大でもフロリダ州立大でも同僚で今はユタ大にいる。調べたらハリソンにも次男がいてまだ14歳ながらハリソンJrが自分の14歳の時より上だと言ってるらしい)。


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