右のドリーと左のチロル

4歳9ヶ月で旅立った先代犬ドリーと、
後継犬チロルのぼんやりハッスル日記。

お洋服。

2008-04-09 16:50:01 | ドリーとチロル
さて、いつも私がお世話になっておりますドッグカフェのブログにて、
ワン達に服を着せる意義、といったものが提言されていました。

カフェの店長さんは、「愛玩動物飼育管理士2級」「ドックライフカウンセラー」というプロフェッショナルな方で、今までチロルの教育やお手入れなどで相談に乗ってもらい、豊富な知識とそして何よりその人柄で、大人気のカフェなのです。

で、本題。
私は、ワンに服を着せます。
そしてそれを楽しんじゃったりしてます。

私が住んでいるところは、ほんっとーに田舎で、まだまだ「犬は外で、家族の残り物を食べさせる」ご家族もあります。

そんなところですので、「犬に服を着せるなんて!」という声も聞こえるのが現状です。

特にドリーは大型犬(ボクサー♀)だったので、非難轟々でした…(汗)

「なんでそんなもん、着せてるの?」
「せっかくカッコいい犬なのに、ぶっさいくやね」・・・・etc

そんなとき、話を聞いてくれる人には、ちゃんと本当の理由を話してました。

1.ドリーは体が弱く、肌も弱いので、服を着せないと虫に噛まれてえらいことになること。
2.短毛種で寒さに弱いため、防寒として。
3.腎臓に持病を持つため、一般的な犬よりずっと痩せていて、見ていて可哀そうになるため。

あくまでもファッションではなく、ドリーが安全に生きていく上で服は必要なもでのであることを、私なりに説明しました。

特に1.は、以前服を着せずに芝生の上で遊ばせた際、虫に噛まれてショック状態になり、痙攣で倒れて病院に担ぎ込まれました。
もともと水頭症という持病も抱えていたので、最初はその発作でてんかんを起こしたかと思ったのですが、お腹一面に真っ赤な湿疹があったため、てんかんではないと判断しました。
診断では、どんな虫に噛まれたのかはわからないが、今後再び同じ種類の虫に噛まれた時には、命にかかわるよと言われました。

2.は、昔からドリーは全く太らない子でした。
避妊もしているので、本来ならば太ってもいいはずなのに、逆に痩せて行く一方。
近所の人には、虐待かと疑われる程でした。
人間でも同じだと思いますが、痩せてる人は寒さに弱かったりします。
体に脂肪がないので、燃焼できず、せっかく体が作った脂肪も寒さのために全部奪われてしまう。
まさに悪循環でした。

そして3.につながって行くのですが、そんなドリーは、どれだけ暖かくしようとも、食事に気をつけようとも(食餌療法でした)、まったく太ることなく、短毛種ゆえ、肋骨が浮かび上がり見ているこちらもかわいそうでしたし、散歩中に出合われる方にも、不快な思いをする人がいたようです。


上記の理由で、私はドリーに服を着せました。
ドリーも、一番最初は嫌がったけれど、服を着ると温かい・そして何故かいい事が起こると気づき、その後は自分から頭を突っ込んでくるまでになりました。

現在、大型犬の服はショップにも扱いが少なく、値段も小型犬のものに比べると格段に高いです。
なので、ドリーには人間の子供用の服(120cmサイズ)を少し手直しして着せていました。

どうせ着せるのならば、ドリーに似合うかわいいものを着せたい。
そして、周りの人に可愛いねと言ってもらいたい。
そんな理由で、可愛い子供服を探しては購入していました。



  そんなこともあったわねぇ~。





そして今。
チロルは健康です。
逆に太ってダイエットする程です(笑)

短毛種で寒がりではあるので、冬の間は室内でも服を着せるときがありますが、基本的に裸族です。
外には、トリミング・病院以外でお出かけするとき、散歩のときは服を着せます。
室内では、お客様がこられる時だけは服を着せます。
つなぎの全身が隠れる服を持っていたのですが、縦にも横にも大きくなり着れなくなりました…。また、用意しなくちゃ。

中には、ワンが大好き。
抜け毛なんて、ノープロブレーム!という方もいらっしゃいますので、
その時は、ちょっと甘えてスッポンポンで。

TPOに合わせて、服を着せたり着せなかったりです。

ぶっちゃけ「どうせ着せるんだったら、可愛いほうがいいやん!」派。



この件に関しては、色々な人の色々な意見があると思います。

こちらのブログで、ドリーのことなぞを思い出したりしましたので、ちょっとアップしてみました。




「ついつい長文になる」というのが私の悪い癖。
最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。

チキンちゃん

2008-04-08 16:54:21 | ドリーとチロル
散歩の途中に、ニャンコに遭遇。
我が家の近辺に住まわれるニャンコ先生たちは、それはもう肝が据わっておられるというか、図々しいというか…。

あれはまだドリーが生前元気に散歩もできていた頃のことでございます。
先生方はドリーの前に思わせぶりに現れては、ジッとこちらに視線を送ってきます。
そう、人間に置き換えるならば「メンチを切る」と言ったところでしょうか。

根っからの性格良しのドリー嬢。
「なにメンチ切ってくれとんねん」と怒ることもなく、尻尾を振って愛想を振りまきます。
リードで私に動きをセーブされているドリーは、ニャンコの元に行こうと思っても行けません。
ニャンコも、それをわかってるもんですから、絶妙な距離感で悠々とこちらを見てきます。

一度、あまりのふてぶてしさに、飼い主の方が頭に来てしまい、ドリーと一緒に全力疾走で追いかけてやったことがあるのですが、相手の方が一枚上手で、さっさと民家の屋根の上に逃げられてしまったのでした。

そんなニャンコ先生と、我が家のヘタレ犬、チロル嬢が昨日初めて対面しました。
ふてぶてしい視線のニャンコ先生の視線に、ドリーほど性格が良いわけではないチロルは、臨戦態勢を整えます。

にらみ合う両者。

やがてスィーっと目をそらすチロル。
ニャンコ先生の圧力に屈したのでしょうか、
「私は敵ではありましぇん。」
友好条約の発令です。

和平を唱えるチロルを見ても、一向に表情の変わることのないニャンコ先生。

そしてふと、

一瞬、何かに気を取られ、チロルから目をそらしたニャンコ先生。




その時でした。



「チャンス!!!!」
ニャンコ先生からの視線から解き放たれたチロルは、全速力で逃げ出しました。
それはもう、韋駄天のごとし。
5mの伸縮リードだったので、一瞬にしてチロルは私の元を離れて行きました。

待って!
置いてかないで!

その後、一目散に我が家に駆け込んだチロル。
あまりの必死さに、大笑いしてしまいました。


 笑わないでくだしゃい・・・・。


ごめんごめん。
いや、あまりに可愛かったもんだから。

そんなチキン野郎、チロル。
彼女の、レディーへの道のりはまだまだ遠いみたいなのでした。


プレゼント

2007-08-20 15:33:42 | ドリーとチロル
さて、17日の日記にて紹介いたしました、我が家のニューフェイス。


「うにょーん」

  ↑
コヤツ、でございますが、もう既にワガママ姫の風格。
チロルよ、そんなとこドリーに似なくても良いのだよ?

ドリーを失ってまだ1ヵ月、本当はそんなすぐには新しく家族を迎え入れるつもりは無かったんですよね。
ただ、チロルに初めて出会ったのがこの日記を書いた翌日だったんです。
お墓参りに行ってからどんどん寂しくなっちゃって、ドリーに子守唄代わりに歌っていた曲を口ずさんでは涙したり、ドリーの写真を見ては「ドリー、寂しいねん」と話しかけてみたりと、ちょっと弱気になっておりました。

そんな時、何の気なしに立ち寄ったペットショップにチロルがいたんです。
兄弟犬と二匹で寄り添ってスヤスヤと眠っている姿に見入っていたら、お店のお姉さんに話しかけられまして。
そのショップでお店の人に話しかけられるのは初めてのことでした。

そして、店員さんは私にリーサルウエポンを投げかけました。

「抱っこしてみますか?」

・・・抱きましたよ。
次の瞬間、私の口から出た言葉は
「帰って家族に相談したいので、写真を撮ってもいいですか?」でしたよ。

そしてその3時間後、予約のために再びショップを訪れましたよ。

もうね、このブログをドリーは読んでんじゃないの?
というタイミングでの出会いでしたよ。

自分に都合のいい解釈かもしれませんが、チロルはドリーが連れて来てくれたんだと思っています。
甘えん坊だったけど、私の保護者でもあったドリー。
すまんな、ドリー。
天国に行っても、お前には心配かけてるね。

新しい家族を迎えるってことは、お前のこと忘れちゃうってことなんじゃないかと思って、ちょっと怖かったんやけど、その逆だったよ。

ドリーよ、チロルを育てる中で、お前との日々を楽しく思い出し、そして、役立たせてもらってるよ。
病気のため、そして短かった命のため、お前にしてやれなかったこと、お前にしてやりたかったこと、そしてたくさんの経験をチロルに与えたいと思う。
そして、チロルと共にお前とたくさん接して行きたいと思う。
だから、チロルと私を見守っててね。
チロルが悪戯したときは、夜中にこっそり説教してやってくれ(笑)

一緒にチロルを育てていこうな。
よろしく、ドリー。