繰延資産とは、すでに代価の支払が完了し、
または支払義務が確定し、これに対応する
財貨を費消しまたは役務の提供を受けたにも
かかわらず、その効果が将来にわたって発現
するものと期待されるため、その支出額を
効果が及ぶ将来期間に費用として合理的に
配分する目的で、経過的に貸借対照表に資産
として計上された項目をいう。
他方、長期前払費用とは、一定の契約に従い
継続して役務の提供を受ける場合に、いまだ
提供されていない役務に対して支払われた
対価である前払費用のうち、決算日の翌日
から起算して一年を超えて費用かされるものである。
繰延資産と長期前払費用は、すでに支出が
あるが、将来の費用とするために長期に渡り
計上されるという点で共通する。
しかし、繰延資産については、当期において
支出に見合う財貨または役務を費消している
ため、財産的価値がない。これに対し、
長期前払費用は、当期において支出に見合う
役務を費消していないため、財産的価値を
有しているという点で相違する。
また、繰延資産については、支出の効果発現
期間が不明確であるのに対し、長期前払費用
については契約によって支出の効果発現期間
が明確であるという点でも相違する。
1繰延資産の意義
2長期前払費用の意義
3共通点
4相違点(財産的価値の有無)
5相違点(効果発現期間)
または支払義務が確定し、これに対応する
財貨を費消しまたは役務の提供を受けたにも
かかわらず、その効果が将来にわたって発現
するものと期待されるため、その支出額を
効果が及ぶ将来期間に費用として合理的に
配分する目的で、経過的に貸借対照表に資産
として計上された項目をいう。
他方、長期前払費用とは、一定の契約に従い
継続して役務の提供を受ける場合に、いまだ
提供されていない役務に対して支払われた
対価である前払費用のうち、決算日の翌日
から起算して一年を超えて費用かされるものである。
繰延資産と長期前払費用は、すでに支出が
あるが、将来の費用とするために長期に渡り
計上されるという点で共通する。
しかし、繰延資産については、当期において
支出に見合う財貨または役務を費消している
ため、財産的価値がない。これに対し、
長期前払費用は、当期において支出に見合う
役務を費消していないため、財産的価値を
有しているという点で相違する。
また、繰延資産については、支出の効果発現
期間が不明確であるのに対し、長期前払費用
については契約によって支出の効果発現期間
が明確であるという点でも相違する。
1繰延資産の意義
2長期前払費用の意義
3共通点
4相違点(財産的価値の有無)
5相違点(効果発現期間)