読み聞かせ動画もあります。
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世界は、戦争になっています。そうです。戦争が起きています。
今、自分は安全な場所に住んでいて、子供たちは学校にいき、直接自分の近くで起きていなくても、世界的な戦争に巻き込まれているという事実から目を背けてはいけません。
これをどうやったら止められるのか?世界のたくさんの国々で人々が苦しんでいます。これは、何のために起きているのでしょうか?
アンデス山脈に住み、叡智のキーパーであるシャーマン達は、これを「パチャクティ」と呼びます。
「パチャクティ」とは、時代の変換期のことです。一つの時代の終わりであり、新しい時代の始まりです。
「パチャ」は、パチャママ、母なる大地のことであり、時空のことでもあります。「クティ」は「始まり」、あるいは「終わり」という意味です。
南米で、最後に「パチャクティ」が起きたのは、スペインが侵略してきた時でした。昔からその地にあった文化を完全に破壊しました。寺院を破壊し、シャーマン達を皆殺しにし、小児性愛を好む神父が営む教会が建ち、盗人や罪人が政治家になりました。
今日、また「パチャクティ」が起きて、世の中がひっくり返るのです。
その過程は、けして簡単なものではありません。
新しい人類の誕生、新しい地球の誕生がこれから起きるのです。
出産に立ち会ったことがあれば、知っていると思いますが、大変な状況です。妊婦は、叫びまくり、たくさんの血が流れます。ものすごい痛みを伴います。しかし、最後には、美しい命が誕生するのです。
何か新しいものが生まれる時には、とてもドラマチックな事態が起きるものです。
いも虫が蝶に変わる時が人類に来ているのです。
いも虫は、葉っぱに包まれてサナギの中に入ります。サナギはどんどん締めが強くなっていきます。いも虫に「君は、もうじき、黄色と青の美しい羽がはえて飛べるようになるんだよ」と言っても絶対に信じることが出来ないでしょう。いも虫は「君は頭おかしいんじゃないの?そんな事あるわけない」というでしょう。
今、これが私達に起きているのです。今サナギの中でどんどん締め付けられて、きつくなっています。異常気象、社会の規制、人種や性別の差別、戦争、経済の崩壊・・・政治家の汚職・盗人や嘘つき、略奪者が平気な顔をして歩いている世の中・・もう、こういう世界は終わりが来ます。
ここからどうやって、我々は生まれ変わるのか?生きながら、生まれ変わる為の大きな試練を与えられています。
これは、今、世界中の人々に起きていて、集合体として変化していくのですが、同時に私達一人一人にその試練が与えられています。
一人一人が一歩づつ前進して、自分から変わろうとする必要があります。
地球も生まれ変わろうとしています。
シャーマンは、この新しい人類をホモ・ルミナス、光輝く人類と呼びます。ホモ・サピエンスから生まれ変わるのです。
光輝く人類は、人間同志とも地球とも正しい関係を築くことができる女性と男性です。
地球を痛めつける者ではなく、地球を守る存在になるのです。
今、もう機能しない世界が自分の周りで崩れ出しています。
地球は平だと言っている人達がいます。そう信じている間は平です・・・でも実際には、地球は丸いのです。その丸い地球に振り落とされないように、地球と共鳴していく必要があります。
地球と共鳴するということは、戦争をしないということ、土地の奪い合いをしないということ、批判、罵り合いや人の夫や妻を奪い取るようなこともしないということです。
地球と共鳴するということは、人に対しても、地球に対しても、お互いを尊重し、神聖な存在であると認識することです。
それをまずは、自分の人生の中で創造していきましょう。
次に話したいことは、地球に平和をもたらすことです。
「自分のマインドも自分の生活も平和を築くことが出来ていないのに、どうやったら地球の平和のことなんて考えられるんだ?」と貴方は言うかもしれません。
貴方の思考は、特急電車のように忙しく高速で走っていて、とても平和とは言えないものかもしれません。
ですから、まずはそこから平和を築いていきましょう。
私と私の師であるシャーマン達が行う方法は、火の儀式です。
シャーマンによっても水の力を使う者もいます。これはヒーラーの方法です。大地の力を使う者もいます。これは、大地に働きかける方法です。風の力を使う者、語り部です。そして、火の力を使うシャーマンは、敏速な変容を行う者です。
神聖なセレモニーというのは、量子の世界、見えない世界に働きかけるものです。物理の世界では「量子のもつれ」について、こう説明しています。宇宙の端で何かをすると、そのもつれは、宇宙の反対側に同じことが起きるというようなことです。
それと同じことが、自分の内側を変えることで可能になります。そこで起きた「量子のもつれ」は、自分の外側に変化を与えることになるのです。
それは、神聖なセレモニーの中で安全に行うことができます。自分の日常から抜け出して、神聖な領域に入ることで変化を与えていきます。自分がただの肉体の存在ではなく、神聖な光体であるということを認識して、自分の意図をもって祈ることで変化を与えることが可能になります。
その神聖な領域では、スピリット達と共同創造することになります。
私はある時、アンデスのシャーマンと高い山の上にいました。干ばつが続いている時期でした。そのシャーマンは「私は雨を祈る」と言いました。「雨が降ることを祈るのではないのですか?」と私が聞くと「いや、私は雨を祈る」と彼は言いました。
偉大なる詩人ルーミが言った言葉、「私は存在しない。神のみがここにおられる」
自分は消え、雨だけが存在することを実感できた時に、雨を降らせることができるのです。シャーマンがそのような祈りに入った1時間後には、本当に雨雲がやってきて、大雨が降り出しました。
シャーマンのやり方です。
すべては、貴方の意図で可能になります。
ろうそくに火をつけ、細い枝あるいは串を1本用意して下さい。
そして、貴方の意図をその枝か串に託してください。
貴方は消え、平和がある状態を想像し、意図します。
もしも、今までに「完全なる静寂、平和な瞬間」を体験したことがあるのなら、その瞬間を思い出してみてください。
その意図をもって、串に息を吹きかけます。そして、ろうそくの火にその串を入れます。串から火へと意図が伝授されます。同時に、自分の中にある苦しみ、世界の人々の苦しみを燃やす意図をもって下さい。
次に、手を軽く火の上に何度か通して、その火のパワーをハートにつなげてください。
しかりハートの空間を平和で埋めつくしたら、それを外の世界に放つようなイメージをもちながら、両手を外側に開いていきます。
このような方法で、神聖な自己から自分の意図をしっかりもって祈りことで、創造主となるのです。宇宙の意識に指示を送ることができます。宇宙の大いなる源と一つになるのです。
こんな簡単な儀式でも、きちんとして意図と神聖さの中で行えば、効果があります。そう信じて、必要だと感じた時に、いつでもやっていって下さい。
Aho!
アルベルト・ヴィロルド博士
Alberto Villoldo - The Four Winds Society より
オリジナル動画: