だから私は体が弱いのだと思っていました。
そして体が弱いと好きなことも追求できないし、つまらないな~と失望していたのです。

でも今その頃を振り返ってエネルギーという観点から考えてみると、見えてくる事実があります。
それは家にいるとき、特に父がいるときは、その怒りの地雷を踏まないように注意していたことです。
もちろん父は機嫌が良いときもありますが、だからといって私が心の底からリラックスできるわけではありません。
つねに神経を張り巡らさないとならなかったのです。
( 例えて言えば、戦争のさなか敵にいつ攻撃されるかわからないと緊張しているような感じです )
神経を使ったとしても、向こうの機嫌が悪ければどうしようもないことなのですが……。
私のエネルギーは学校の勉強以外はそこに殆ど使われてしまっていたのです。
これでは具合が悪くなって当然だと思いました。
むしろ、若かったからエネルギーを奪われてもその程度で済んだのかもしれないと思いました。
その程度といっても、相当きつかったですが……。

そうか!

