あおぞら本舗

アマチュア作家を目指す(?)青木翔太の日記です

まんが制作、裏側ちょこっと紹介~ペン入れ編~

2010-12-03 02:18:19 | Bloody Plus Black Love

さて!ペン作業も残す所数ページとなり、
演出的に気に入らないページだけが残ってしまいましたとさ。
でめたしでめたし。(哀


・・・これは本当に仕方ない事なんですが、

このページのこの演出を生かすには
ここを殺すしかない!
みたいなモノがあって・・・

本当は全部が全部を引き立てあえるようなコマ割や
ページ配分が出来るのが理想なんですが、
なかなかそう上手くいってくれないもので・・・う~ん。

段々「間」の取り方は前より上手くなったんじゃないかと
思ってるんですが、

「間」って本当に重要ですね・・・

もしかしたら「演出」の中で一番大切なモノかもしれません。

 

そんなわけで今回は、遅くなりましたが
ペン作業の裏側・・・使っている画材や私的なペン入れのコツ
なんかを紹介したいと思います!

 

 


まずはこちら!インクと付けペンですね。

僕が普段愛用しているパイロットの製図用インクです。

ペン先はゼブラのGペンと丸ペン。

(まー、誰でもアナログでまんが描いてれば一回は必ず使うだろう
って言うほどポピュラーな組み合わせです。)

そしてペン軸はSL-1993
丸ペン用は・・・コレなんですが(下の茶色い方ね)確か無名のヤツです。

ロフトの片隅の・・・さびれた画材コーナーにふらっと立ち寄った際、
偶然ほこりかぶってた彼を見つけて・・・

丁度僕はそのころ、当時の丸ペン軸が手に合わなくて
新しいのを探していたんですが、
もー彼見て一目惚れ。

このぐらい太さがあるヤツ探してた!!って。


今は画材屋さんなんかでいくらでも、丸ペンが入るような
しっかりした太さのペン軸ってありますが、
当時は細っこくて短いのしか無かったんですよ。


で、今はもう・・・買った店に行ってもこのペン軸は売ってなくて・・・

代わりがきかないので壊せませんね。
大切にします・・・


ちなみに名前が付いてるんですが、
上のは「一休さん」(1993だから)で、
下のは「ちゃぼ」と呼んでます。


どちらも手の吸い付きが良くなるように
粗目のサンドペーパーで軽く、手が当たる位置に
削りを入れてあるんですが、
ちゃぼさんの方は僕の手には若干太めだったので
より深く、削りを入れて僅かに細くしてあります。

こういう時、木製のペン軸はイイですよね。

もう削ったトコ真っ黒になってます・・・

 

あと、僕のコレやり方なんですが、

 

ペン先をなるべく奥にまで入れちゃう。
「G」の字が半分ぐらい隠れるまで。(あれ?写真のあんまり引っ込んでない?)

で、さらに

 

ここまでペン軸の先の方を持つという!

ほとんどペン先持って描いてるみたい
って言われるほどに!

これは僕何でも・・・シャーペンでもボールペンでも
ホント先ギリッギリを持って書くクセがあるんですが、

こうするとリーチが短くなる分、先端が安定するので
かなりやりやすくなりますよ。

若干筆圧上がるかもしれませんけどね。

 

はっ!でもそうだった・・・


実は今作から紙の種類を変えてみたんですが、

この紙がヒドイ!!

とにかく下ろしたてのペン先なんかで描くと
高確率でにじむ・・・むちゃよれる。
135Kgなのにっ!

それとどの紙にも「紙の目」ってあるもんですが、
それが浮き立ちすぎてるせいで
目に沿って描く時はよくすべるのに、
目に逆らうと大変な事になる。ぎしゃーって。

少しでもそれを軽減するため
使い古しのゆるゆるペン先で多く描いてあるんですが、


・・・なので、主線が太めに描かれていても、
それは僕のせいではありません。
紙のせいです。(←言い切っちゃったよっ!?

線がブレていたり、よれていたりしても
僕は関係ありません。
全て紙のせいです。(←うそつけ!


でもぶっちゃけ~紙変える前はこんなんならなかった~!

ちゃんと紙試ししてから下絵入れればよかった~(泣


いい機会なので次回から紙のメーカーも変えちゃおうかな。
次巻からは僕のペン事情ももっと改善されていると思いますよ。

 

 

最後に・・・ペンだこ事情。

 

 

うんうん。これからもっと大きく成長して行くんだよ。

それではまた次回!