若者の自立を後押し～中日新聞～

学校や社会にうまくなじめない人を支援する、
「春日井若者サポートステーション」が５月１日、
春日井市中央通にオープンし、開所式があった。
引きこもりや不登校の学生、
働くことに不安や悩みを抱える人たちを自立に向けて支える。


主に１５～３９歳の若者を対象とした就労支援施設で、
厚生労働省が２００６年度から設置を始めた。
ＮＰＯ法人「ワーカーズコープ」（東京）の東海事業本部（名古屋市）が運営する。

常駐するキャリアコンサルタントや臨床心理士が
生活や就労の相談に乗り、
就職活動の面接や履歴書の書き方などの講習を開く。
市内の福祉施設などでの就労体験やボランティア体験も企画し、
意欲の向上を目指す。


不登校や引きこもりの人は
義務教育の年限が過ぎると状況を把握している機関がなく、
支援を受けられる機会が少ないことから、
高校や大学とも連携。
校内での相談会や家庭訪問などの支援を予定している。


開所式では、
ステーションの職員やハローワーク春日井所長ら１４人が参加。
ステーション代表の杉江圭一さん（３５）は
「引きこもりがちな若者が社会に一歩、踏み出せるように
こまやかな手助けをしたい」
と意気込みを語った。


相談は
火曜～土曜日の午前１０時から午後４時まで。
相談無料。

問い合わせは、同ステーション＝0568-37-1583　へ。