「EDEN from you」・・・ASローマ+鹿島アントラーズ

鹿島3連覇へ、ローマ来季に期待!!youの辛口ブログ

セリエA第14節 パレルモvsローマ

2010-11-29 06:50:54 | ASローマ コラム
パレルモ3-1ローマ

ローマGOALS、トッティ

MGラニエリ5、0
低調な1日に。選択した采配全てが裏目に出た。
GKジュリオ・セルジオ5、0
判断の難しい場面の連続によく耐えたが、3失点では致し方ない。
DFメクセス5、0
対人プレイで強さは見せたが2失点目の場面を防ぎ切れず。
DFファン5、5
失点とは絡まなかったが、カバーする意欲を見せれたらより良かった。
DFカセッティ5、0
二度自身のサイドを崩された。攻撃面ではアクセントになっただけに残念。
DFリーセ4、5
試合の流れを難しくした先制点の場面は8割以上が彼の責任。マーキングミスは致命的だった。
MFデロッシ5、0
前掛かりになるチームのリスクマネジメントが行き届かなかった。守備で集中力を欠いた。
MFピサロ4、5
本調子には程遠く、危険な位置で容易くボールロストする低調なパフォーマンス。
MFシンプリシオ5、0
試合を決められるカウンターを許した。気迫で止めるべきだった。
MFメネズ6、0
変化がつくのは全て彼から、可能性ある攻撃は彼から始まった。
FWトッティ6、0
少ないチャンスでよくファウルを奪っていた。終了間際には意地の一発。
FWボリエッロ5、0
いい形でボールが入らずストライカーとしては難しいゲームだった。

ベンチ
MFジュリオ・バチスタ5、0
劣勢のチームで積極的な姿勢は見せたが結果には繋がらなかった。
MFシシーニョ--
それなりに時間はあったがインパクトは残せなかった。

序盤から積極的に仕掛けてリズムを作ったローマだったが一瞬の隙を突かれてミッコリにゴールを奪われてしまう。
後半は攻勢にでたローマだったがカウンター一辺倒の相手を崩せず逆に少ない枚数で攻めて来る相手を掴みきれずに立て続けに2失点で勝負あり。
反撃も意地の一発をトッティが沈めるに留まり、調子の上がらないアウェーでまたも勝てなかった。展開としてはビッグクラブに先制したチームが閉じこもってカウンター狙いに、という典型的な展開。ローマの失点シーンはそれでも人数が揃ってる場面で簡単に失点したのは本当に残念だった。一人一人がもう少し気をつけて守備が出来たらこうはならなかったし、先制点がとれそうな場面でメネズ、ボリエッロも決められなかったし、落とさなくても良かったゲームを完全に相手に渡してしまったのは本当にもどかしかった。

セリエA第12節 ユベントスvsローマ

2010-11-14 07:53:33 | ASローマ コラム
ユベントス1-1ローマ

ローマGOALS、トッティ(PK)

MGラニエリ6、0
敵地での勝ち点1を現実的に引き出した。ブリーギ投入の場面で仕掛けてもよかったのでは?
GKジュリオ・セルジオ6、0
序盤の決定機を的確なポシショニングでセービング。安定感抜群。
DFメクセス6、0
失点シーンには絡んだが、充実したビルドアップと決定機のシュートブロックは効いた。
DFブルディッソ6、0
対人プレイで安定感。アクィラーニのシュートを見事にブロックして見せた。
DFカセッティ5、5
失点シーンは絞りきれなかった。それでも対面の選手を自由にはさせなかった。
DFリーセ5、5
充実した運動量は相変わらずだが、安易なクリアミス等、修正点は目についた。
MFデロッシ6、0
積極的に持ち出すビルドアップで打開、攻守で要所を押さえた。
MFシンプリシオ 5、5
守備でよく体を張ったが、攻撃面では前線に上手く絡めなかった。
MFグレコ5、5
チャレンジする場面は少ないがよくボールを動かし的を絞らせなかった。
MFメネズ6、0
殆どのチャンスのきっかけを作った。単独でも充分に可能性を感じた。
FWトッティ6、0
バイタルエリアで前を向いては脅威になった。PKでシーズン初ゴール。
FWブチニッチ5、5
ポスト役で一定の評価は出来るが、FWは前を向いてこそ。

ベンチ
DFロージ6、0
対面を押し込む事には成功。バランスを取る事を最優先してプレイ。
FWボリエッロ6、0
短い出場時間でも可能性を感じさせる存在感があり。
MFブリーギ--

序盤からポゼッションのローマ、カウンターのユベントスという流れからローマペースで試合は進んだが積極的にラインブレイクを狙っていたユベントスFWの方が先に結果を出した。追うローマはトッティのFKがペペの腕に当たりPK。難無くこれを決めて同点に追いついて前半を折り返す。
ミッドウィークにも試合があったのでハイクオリティだった前半に比べ、全体的に間延びした印象の後半。積極的に試合を動かそうとするユベントスはFWを3枚に増やして点を奪いに来たがローマもしっかりと対応し、そのまま終了してドロー。まぁ両者にとって悪くないドローで勝ち点1を分けあった。

クローズアップ
メクセス
移籍報道が騒がれているが、ビルドアップの精度と起動力の高さはセリエAでも屈指だと思うし、高さもローマのDFの中で1番だと思うのでこれからのローマにはまだまだメクセスが必要だし、本人だって今の普通以上のコンディションでやれればスタメンであり続けられると確信してるだろうし、問題があるとしたら金銭問題だけなんじゃないかな?

アクィラーニ
彼がトッティを削る姿は非常に新鮮だった!視野の広さは流石と思う場面が何度もあった。先制点になるクロスはもちろん、パンチ力のあるシュートは非常に魅力的だった。
ローマ時代から好きな選手だったから、本物の彼が戻ってきて本当に嬉しいよ。

セリエA第10節 ラツィオvsローマ

2010-11-08 01:42:29 | ASローマ コラム
ラツィオ0-2ローマ

ローマGOALS、ボリエッロ(PK)・ブチニッチ(PK)

MGラニエリ6、5
ジュリオ・バチスタ投入が当たり、宿敵から会心の勝ち点3で自身の存在感も示した。
GKジュリオ・セルジオ6、5
64分の決定機ストップは確実に試合の分岐点になった。
DFメクセス6、5
フロッカリとのマッチアップは圧巻。場面場面の粘りで簡単に相手にボールを渡さなかった。
DFブルディッソ6、0
スピードのある相手に手を焼いたが体を投げ出して何度もシュートをブロックした。
DFカセッティ6、0
機動力は見せただけに、ラインに連動できない場面が残念だった。
DFリーセ6、5
ロングスローに精度の高い左足は確実に変化をもたらしていた。
MFデロッシ6、0
ビルドアップの持ち出しは流石。セカンドボールを拾っては攻撃に上手く繋げた。
MFシンプリシオ6、5
仲間との連携が向上で技術の高さが活きてきた。献身的な姿勢がPK奪取に繋がる。
MFペロッタ6、0
ダイナミズムを生むようなプレイはなかったが守備では妥協しない激しい守備を見せた。
MFメネズ6、0
前線から激しく守備にいき奮闘していたが、筋肉系のトラブルでピッチを退く。
FWボリエッロ6、5
PKで得点。キープからポストまで充実していた。
FWブチニッチ6、5
息子に捧げるゴールをPKで奪う。少ない枚数でも充分に脅威になった。

ベンチ
MFグレコ6、0
派手なプレイは無いが確実に繋ぐ等、及第点はあげられる。
MFブリーギ--
FWジュリオ・バチスタ6、5
PK奪取のワンシーンで任務を完了。勝利に貢献した。

熱いローマダービーを制したのは強い気持ちと少しの運が味方してくれたローマだったのではないかという印象。
試合内容は前半からローマが前線からの守備で主導権を握りながらも決定的な場面を作れない時間が続いたが終了間際にボリエッロが2人を背負いながらも強引にシュートまで行くという場面を演出。
後半も前に出るローマがPKで先制してから試合は動いた。ラツィオはサラテを投入すると何度もサラテから強引にシュートまで持っていかれる場面が目に付くようになった。ポストに救われるシーンもGKと1対1の場面も作られたが、一瞬の隙からジュリオ・バチスタが持ち出してPK奪取。これをブチニッチが決め、勝ち点3を確実にした。
強いて課題を言えば最近カセッティ、リーセにスペースがある場所で1対1を挑まれる場面が目につくので、シンプリシオ、ペロッタあたりはフォロー体制をしっかり話し合って欲しい。
それでもダービーという舞台、首位の相手に勝利はとてつもなく大きい。ミッドウィークにフィオとの試合もあるが、今後に大きく勢いをもたらす勝利になった事は間違いない!!

セリエA第8節 パルマvsローマ

2010-10-24 22:08:51 | ASローマ コラム
パルマ0-0ローマ

MGラニエリ5、0
平凡な試合の責任者。試合を動かすモチベーションが選手から感じられない。
GKロボント6、0
クロスへの対応が安定しており、安心して見ていられた。及第点。
DFメクセス6、0
彼からのロングフィードが生命線だった。惜しいボレーも放つ。
DFファン6、0
安定したカバーリングが最終ラインを落ち着かせた。頼もしい男が戻ってきた。
DFカセッティ6、0
決定機にも顔を出す運動量、守備も問題なく充実していた。
DFリーセ5、5
運動量は称賛に値するが細かいミスが散見でリズムに乗れなかった。
MFピサロ6、0
持ち前のキープ力を広いエリアで発揮も貰い手が準備不足だった。
MFブリーギ5、5
攻守共に及第点だが、平凡の域を出ない。もっとチャレンジのパスを増やしたい。
MFシシーニョ5、5
不馴れなポジションで安易なロストもあったが推進力でそれをカバーした。
FWブチニッチ5、0
怪我から復帰も、身体にキレなく恐さを感じさせるプレイもなかった。
FWトッティ5、0
セットプレイで脅威にはなったがプレイエリアも狭く、存在感なし。
FWボリエッロ5、5
周りからボールが入らなかった、それでも懸命にゴールを狙う姿は頼もしい。

ベンチ
MFシンプリシオ4、5
後半からプレイも全く存在感なし。完全に浮いていた。
FWジュリオ・バチスタ5、5
自ら決定機を産み出すもフィニッシュでまさかのパス…
FWオカカ5、0
短い時間で結果を出そうとしていたがボールが足につかなかった。

うーん、パルマもバランス取れた良いチームだし、ローマはアウェイだけどさ、勝つ気あるのか疑いたくなる平凡な内容だった。
鹿島vs横浜FMの試合の半分の楽しさも感じない凡戦だったよ。シシーニョの中盤起用は悪くなかったし、メンバー構成も通常だったけどさ、メクセスやファンが持ち出した時に連動する動きが無かったら蹴るだけになるし、パスで崩すという意識が全然伝わって来なかった。ブチニッチ、トッティの守備意識が低いから3枚の中盤がフラットに貼り付けられてる場面が目についた。これを改善する為にトッティ→シンプリシオだったんだろうが、シンプリシオのポジショニングが定まらずに消えてた事から状況は変わらなかった。可能性の欠片は感じたブチニッチを下げて出てきたジュリオ・バチスタは、らしさ見せたがあと一歩が出なかった。
何より残念なのが、身体を張って奮闘する選手が守備にしかいなかったのが、本当に残念だ。引き分けに満足していない前線の選手はボリエッロだけだった様に感じたが…
ローマ特有の倦怠感、スパレッティ時代の終焉期に似たオーラを感じたのは俺だけか?

セリエA第7節 ローマvsジェノア

2010-10-17 06:06:49 | ASローマ コラム
ローマ2-1ジェノア

ローマGOALS、ボリエッロ、ブリーギ

Gラニエリ6、0
試合中の怪我人に交代策は考えさせられたが、なんとか逃げ切り勝ち点3。
GKロボント6、5
的確なポジショニングがビッグセーブに繋がっていた。
DFブルディッソ6、0
トーニの高さに手を焼いたが、鬼気迫るプレイで最小失点に大きく貢献。
DFファン6、0
簡単に飛び込んでかわされる場面はあったが全体としては及第点。
DFカセッティ5、5
ポジショニングのミスが散見し、安定しない印象だった。
DFリーセ5、0
守備で裏を取られ続け、寄せも甘く、攻撃にも顔が出ず、低調なパフォーマンス。
MFピサーロ7、0
穴を突く的確なパスに、サボらない守備まで充実したパフォーマンス。
MFブリーギ6、5
攻守に出足早く、充実のパフォーマンスにゴールの結果もついてきた。
MFタッディ6、0
鋭い飛び出しで脅威を与え続け、高い守備意識でチームを支えた。
MFペロッタ6、0
激しい守備でショートカウンターの起点に。鋭い飛び出しが戻ってきた。
FWトッティ6、0
持ち前のキープ力を発揮して攻撃にアクセントを加えた。後はゴールのみ
FWボリエッロ6、5
見事なゴールに加え、ボールをよく引き出して起点にもなった。

ベンチ
DFカステッリーニ--
MFシンプリシオ--

なんとか2点差を守りきっての勝利だったが非常に難しいゲームだった。
いい時間帯にゴールを奪って勝利を手繰り寄せたが最初から最後まで守備の穴を修正出来なかった。とりわけリーセの働きが著しく悪く、攻めてはパスを引っかけ、守備では裏を突かれ続け寄せも甘過ぎた。トーニが中にいるのでそれだけでチームは危険にさらされたが最後まで修正出来なかった。更にはラインを上げきれず失点にも絡むミスがあった。
攻撃ではボリエッロが組み立てに上手く参加出来る様になってきたのが印象的だが、その脇でペロッタも復調を見せている。FWを追い越す動きを何度か見せたがボリエッロが感じておらず、その辺はまだ課題もあるが良い傾向だと言える。
次はCLのバーゼル戦がすぐに控えているがまずまずの状態で迎えられそうだ。

セリエA第5節 ローマvsインテル

2010-09-26 06:14:43 | ASローマ コラム
ローマ1-0インテル

ローマGOALS、ブチニッチ

MGラニエリ6、5
見事采配が的中。難敵からの勝ち点3で文句なし。
GKロボント6、5
難しい場面にも的確なポジショニングで対応。充実のパフォーマンス。
DFブルディッソ6、0
際どい場面でしっかり体を投げ出しての守備。高い集中力で守りきった。
DFファン6、0
出足の良いインターセプトは光ったがビルドアップで軽率なミスを頻発した。
DFカセッティ5、5
殆ど前に出て仕事は出来なかったが守備では集中を切らさなかった。
DFリーセ6、0
バランスに配慮で攻撃参加は自重も、その攻撃力は確実にアクセントに。
MFピサロ6、5
底辺からの組み立てを苦にしない相変わらすのキープ力で中盤を牽引。
MFデロッシ6、5
対人で抜群の対応力を見せ、攻撃では見事なクロスで決勝弾を演出。
MFペロッタ6、0
徐々に輝きを取り戻す。ゴール前への飛び出し、厳しい守備へと充実のパフォーマンス。
MFメネズ6、0
スピード溢れるドリブルでチャンスメイク、充分に可能性を感じた。
FWトッティ5、5
ボールを持つと予感を感じさせるもフィニッシュで精度を欠いた。
FWボリエッロ5、5
ボックス内で仕事が出来なかった。それでもあと一歩の場面はあった。

ベンチ
FWブチニッチ7、0
見事な豪快ダイビング。価千金のゴールで勝ち点3を引き寄せた。
FWジュリオ・バチスタ--
終盤の決定機はずらせば追加点の可能性もあったはず。
MFブリーギ--

まずは王者インテルからの勝ち点3を奪った事を素直に喜びたい。
試合は前半から攻守の切り替えが速い攻め合いになった。ローマはトッティに預けての連動した飛び出しに、メネズの積極的な仕掛けからローマらしい攻撃を繰り出した。それに対しインテルもエトーの類い稀な動き出しで差を作ってはスタンコビッチやスナイデルにシュートまでいかれたがなんとか切り抜ける。
後半に入ってもスリリングな展開は続き、切り替えが遅れてファウル→警告が目につく様になった。両チーム決めきれないまま試合はロスタイム、デロッシからのクロスを完璧なダイビングヘッドでブチニッチが押し込んで決勝弾。
やっとローマらしいサッカーが戻ってきた。だからこそ細かい修正ポイントをしっかり次に向けて準備して欲しい。

セリエA第4節 ブレシアvsローマ

2010-09-23 06:24:13 | ASローマ コラム
ブレシア2-1ローマ

ローマGOALS、ボリエッロ

MGラニエリ5、0
積極采配が完全に裏目。どれだけ運が悪くとも勝ち点0は指揮官の責任を問わずにはいられない。
GKジュリオ・セルジオ5、0
PKには触れただけに弾き出したかった。全体としては大崩れなし。
DFメクセス4、5
不可解判定でPK献上、そして退場。完全にボールに行っただけに納得いかないだろう。
DFファン5、5
広いカバーエリアを問題なく埋めるたりはさすが。
DFロージ--
無念の交代。勢いがあっただけに残念だった。
DFカセッティ5、0
引き出される場面が目立ち、効果的なオーバーラップも数回のみ
MFピサロ6、0
90分を通して攻撃を指揮。最後まで持ち味をしっかりと出し続けた。
MFペロッタ5、5
奪うまでの動きは悪くないが、奪ってからの運動量乏しくダイナミズムは生み出せず。
MFブリーギ5、5
メクセス退場の穴埋めは遜色なし。攻撃面ではやや簡単な選択に終始した。

MFメネズ5、5
コンディションは悪くないが、仕掛けるタイミングが周囲と合わず空回り。
FWボリエッロ6、0
勇気をもたらす追撃弾。動き出しから攻撃のアレンジまで幅広い活躍。
FWブチニッチ5、5
本調子には程遠いが可能性を感じる場面はあった。完全復活が待たれる。

ベンチ
DFシシーニョ6、0
魅力溢れるプレイで躍動。縦に中に進出し好機を演出。
FWアドリアーノ5、5
完全な数的不利にもしっかりと収めて見せ、あわやゴールの決定機に2度絡んだ。
FWジュリオ・バチスタ5、0
スペースを見つけ出せず、全くらしさを発揮出来ず。


主審によって勝ち点を奪われたと言わざるを得ない。というのも試合を分ける追加点を奪われる場面。誰がどう見てもメクセスのタックルはボールに入ってるし、仮にファウルだとしても明らかにペナルティエリアの外だというのに、警告2枚目で退場という判定がなされた。1枚目も主審への異議で警告だったメクセスはチームメイト数人に羽交い締めにされても振り切って突っかかろうとする程であった。
更にその直後、シシーニョが上げたクロスをブレシア選手が完全に手を上げた腕でブロックしたが、これを近くで見ていた副審、主審ともに流してしまった。
これだけ偏ったアウェーの洗礼のみならず、ブレシアは前半からあからさまなダイブで時間を稼ぎ続けた。ここまでやるともはやコントだと思った。80分以上をペナルティエリア付近に7~8人をかけて守るブレシアを揺さぶり続けたローマだったが、ブリーギ、ペロッタのオフザボール時の動き出しが少なく、完全に停滞した。それでもボリエッロ、アドリアーノらの個人技からいくつか決定的な場面を作ったのは流石だと思った。アドリアーノも競り合いは殆ど制したし、後はゴールさえあればというところまでは来ていた。 後半、3トップでサイドを起点に攻める狙いだったのは明確だった。ボリエッロやブチニッチがサイドに流れてボールを受けた後、その流れでボールを貰える位置に顔を出せているのがシシーニョだけだったのは本当に重症だと思う。守備の奪いどころも曖昧だし、3ボランチは全く機能していないのは相変わらずだった。ここに何故そんなに人数をかけなきゃいけないのか、ラニエリの意図が伝わって来ないのも、それだけチームが深刻な状況にあると言える。

セリエA第3節 ローマvsボローニャ

2010-09-20 00:38:04 | ASローマ コラム
ローマ2-2ボローニャ

ローマGOALS、ボリエッロ

MGラニエリ4、5
負傷で2枚のカードを切るも、采配とチームの修正力は大いなる疑問になった。
GKジュリオ・セルジオ6、0
失点シーンはノーチャンスも、そこまでシュートを抜群のポジショニングで着実にセーブ。
DFメクセス6、0
細かいミスはあったが、流石のロングフィードで決勝ゴールをアシスト。
DFファン5、5
場面場面で一歩遅れが散見。痛恨の同点弾にも絡んだ。
DFロージ4、5
攻撃で好機を演出も、2失点に直接絡む失態。
DFカセッティ--
守備からしっかり入るも負傷で無念の交代。
MFデロッシ6、0
積極的に前を向いては縦パスで仕掛けリズムを生んだ。
MFピサロ6、0
らしさを存分に発揮。確実なキープでローマの起点になり続けた。
MFペロッタ5、0
足を負傷も走らずにこのポジションをこなすのは難しい。
MFメネズ5、5
攻守で狙いが曖昧に。好プレイは序盤で見せたドリブルのみ。
FWトッティ5、5
終盤熱くなり、何度も簡単に奪われては追うこともしなかった。
FWボリエッロ6、0
ローマでの初ゴール。充分に存在感を発揮しゴールの予感を放ち続けた。

ベンチ
DFギジェルモ・ブルディッソ5、5
出足が悪く、ワンテンポが遅れる場面が目についた。
MFブリーギ5、0
ポジショニングが定まらず終始不安定なパフォーマンス。明らかに途中出場でやれるタイプではない。
MFシンプリシオ5、0
途中出場として全くクローザーとしての役割を果たせず。
早い時間でメクセスから一発ボリエッロ裏に抜けてのゴールで先制点を奪った後のローマの時間帯で追加点を奪えなかったのが痛かった。
後半、OGでゴールを奪った後もギアを上げきれずに試合を終わらせられなかった。
そもそも、怪我で交代になったデロッシに交代したブリーギ、そしてシンプリシオに与えた役割が曖昧だったのではないか!?ラニエリはもう少し要求を細かくした方がいいと思う。ディバイオの1点目ゴールの場面もブリーギ、シンプリシオはパサーに全く寄せておらず、完全に余っていたし、このブリーギの投入の意図が見えない様な起用方法をしていては厳しい。
トッティも熱くなり過ぎて無意味なプレイを続けたし、せっかく攻撃にアクセントをつけたロージは守備で粗を見せた。ローマらしいと言えばローマらしいが絶対にこういうゲームを繰り返してはいけない。
試合はストレス溜まったけど、メクセスの勇姿は胸に刻んだよ。メクセス最高!!

セリエA開幕戦 ローマvsチェゼーナ

2010-08-29 06:25:56 | ASローマ コラム
ローマ0-0チェゼーナ

ローマ
MGラニエリ5、5
デロッシ交代のメッセージが弱く、効果的な交代はタッディのみだった。
GKジュリオ・セルジオ6、0
90分を通して安定感。役割を着実に果たした。
DFメクセス6、0
危険な位置で1対1を強いられたが落ち着いて対処。
DFファン6、0
対人の強さを見せ、鋭い守備でチームを支えた。
DFカセッティ5、5
対面選手に苦戦、ズルズルと下がったまま前に出れなかった。
DFリーセ5、5
裏を取られる場面があったが、最後までシュートで攻撃に絡める運動量は圧巻。
MFデロッシ5、5
ダイナミックな展開少なく、全体的に平凡なパスコースを選択。
MFピサロ6、0
持ち前のキープ力を見せ、90分を通して攻撃の起点になり続けた。
MFブチニッチ5、5
危険な存在ではあり続けたがフィニッシュが雑に、2度の決定機を逸した。
MFメネズ5、5
序盤の決定期を逸したのは大きいが時折らしさは見せた。
MFペロッタ5、0
前線との距離がやや遠く、攻撃に上手く絡めず。交代は仕方なし。
FWトッティ5、5
調子の良さを充分にアピールも終盤に不要な警告。

ベンチ
MFタッディ6、0
投入でリズム、堅実にプレイしてチャンスを作った。
MFブリーギ--
FWオカカ--

チェゼーナ
DF長友6、0
カウンターで出足の早さを発揮。あわやというシーンを演出。充実したパフォーマンス。

こういう試合で勝てないとやはり厳しいと言わざるを得ない。まだ開幕とはいえ、昇格チーム相手に決定機を外し続けてのドローはダメージになりそう。
ただローマらしい流動的な攻撃は何度か見せたし、崩し切りながらもゴールが奪えないという場面までは持ち込んでいたので、まずまずのチームの仕上がりだとは言える。デロッシをブリーギに交代したのは100%ではないデロッシのコンディションを考慮したものではあったのだろうが、ブリーギが入ってチェゼーナの2列目の選手のマークが曖昧で捕まえ切れずにいるところから裏を取られる場面があった。交代のメッセージ性も弱かったので、やや難しい交代だったのではないか。
まああわや負けという可能性があっただけにトッティの好調が確認出来ただけでも次には繋がるだろうし、次に勝ち点3をしっかり持ち帰って欲しい!!

セリエA第12節 インテルvsローマ

2009-11-09 18:13:51 | ASローマ コラム
インテル1-1ローマ

ローマGOALS、ヴチニッチ

MGラニエリ5、5
引き分けで良しとしたか曖昧な采配。まだまだチームはやれるはず
GKジュリオ・セルジオ6、5
守備が粗く危険な場面頻出も勇敢なセーブでピンチを逃れた。
DFメクセス5、5
打撲を堪えながらのプレイも、高さで圧倒し、存在感は際立った。
DFアンドレオッリ6、0
球際に強く、果敢にアタック出来ていた。まずまずの出来映え。
DFモッタ6、0
縦へのドリブルでビルドアップに貢献。アシスト以外のクロスミスを頻発は残念だった。
DFリーセ5、5
あわやというFKを見せ、らしさは見せた。
MFデロッシ6、0
頬骨骨折か、大事に至らなければいいが
MFピサロ6、0
パスコースが少ない中、よくボールを動かし、リズムを作った。
MFペロッタ6、5
最後までよく走り飛び出していた。
MFブリーギ5、5
味方のフォローアップに遅れた印象、特筆する内容見当たらず
FWメネズ6、0
立ち上がりから高い個人能力を見せたが、時間と共に消えていった。
FWヴチニッチ6、5
開始直後の決定機は決めるべき。ただ先制点は見事だった。

ベンチ
MFファティ6、0
ミスも少なく、果敢に飛び出すなど積極的な姿勢を見せた。
FWオカカ6、0
スーパーサブとして得点の予感を感じさせた。
MFトネット--

余裕のあるターンオーバーで試合に入ったインテルに勝ちきれなかった。
前半こそダイレクトパスに連動した躍動感溢れる攻撃を繰り出していたが、先制点と同時に自軍に引きこもるサッカーに終始してしまったのは本当に残念だった。
とりあえず前半のビエラのプレイもムンタリのプレイも肘を使った悪質なプレイだったし、あれが退場になっていたらどうだろうって思った。
ローマが1点を守りきろうと、そして引き分けでも良しとした姿勢は残念だった。前半みたいなサッカーを続けていたらもっといい順位にいるだろうし、見てて本当に残念だなって思った。