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ANZUといっしょ!

趣味のクルマいじりの記録とおいしい食べ物に出会った記録です

愛しの「ふらんちぇすか」(10)

2012-05-12 19:58:31 | FIAT500D

久しぶりのふらんちぇすかネタです。

床のカーペットの張り替えを目論んでいたので、
暖かくなるのを待っていたら、5月になってしまいました。

当初から懸案だった、ぱりぱりに風化したゴムマットを張り替えました。

購入当初に、ネットでパーツ屋からゴムマットを仕入れましたが、
あまりに陳腐なのと、ゴム臭さ(笑)で、張り替えをやめていました。

しかし、良さそうなカーペットが同じくネットで見つかり、早速購入。
送られてきた品物は、ゴミのように丸め、折りたたまれて、
段ボールに押し込まれて届きました。

まあまあ、そこそこの品物で、なんと言っても、独特の色合いが、
イタリアを感じさせます。


椅子を外したところ。
このあと、接着剤で貼られていた、元々のゴムマットをべりべり剥がします。



マットを剥がした図。前のオーナーさんは、一応、きれいに塗装していて、錆も無しで、一安心。
床板交換しているかも・・・




渋い色味のカーペットを敷いて、いい雰囲気です。
カーペットの下には、断熱と遮音?の足しに、臭いゴムマットを敷いてあります。

おー、ええ感じやん、といきたいところだが、
もともと開いている椅子のレールやシフトレバーの穴に合わせて敷くと、
あまりのいい加減な品物ということが発覚・・・。

もれなく出っ張りと凹みに合っていなくて、サイドの幅も寸足らずで、トホホ。
やむなく、カッターで八つ裂きにして、両面テープと接着剤で整形。

どうも収まりが悪くて、思案中・・・


愛しの「ふらんちぇすか」(9)

2012-03-01 19:02:37 | FIAT500D
テールランプのパッキン交換です。

ランプ本体を取り外したら・・・







ランプの後ろの反射板は、さびさびです。

よく見ると、アース線がありません。
どうやら、ケース自体がアースのようです。



パッキンです。
上の細いのが、ケースとレンズの間に、下の太いのが、ケースと車体の間に挟みます。
それぞれ、左側が現車についていたもの。ぱりぱり、ぺろぺろです。
右側の入手した新しいものと少し形が違いますね。

細いほうのパッキンは、ハサミで部分的にカットする必要がありました。




錆びた反射板は、磨いても復活不可能と判断し、家にあった流し台に貼る、
アルミ製の目張りテープを切って貼りました。

なんと、これが効果バツグン!!
今回のプチレストアでベスト3に入りそうです。


これだけ、明るさが変わりました。




ウインカーの明るさも・・・



最終のランプの点灯試験は、ケースを車体に組み付けてから確認します。
万一、アースが取れていなくても、他のランプの線がアース代わりになって、
一応点きますが、ウインカーを点けたらテールランプが点滅することになります。

愛しの「ふらんちぇすか」(8)

2012-02-19 21:03:08 | FIAT500D


三角窓のゴム交換でーのあと、あまりの寒さに作業も中断していた。
が、この季節を逃すと、真夏の酷暑が来るまでに時間がないことに気がついた。

そこで、左サイドの窓ガラスを仕上げることにした。
窓が無いと、困ります。


錆止めのジンクサフェーサーを吹き付けます。




窓ガラスの開閉機構を外し、ギアのグリスを洗浄してから、これも錆止めします。
組み付け前に、可動部分をグリスアップしておきます。
スプレーグリスを使いました。奥まで届いて、いい感じです。




組み付け順は、窓ガラスだけをとりあえず、ドアの補強の内側に入れておきます。
窓の飾りモールを前側半分だけ取り付けます。
そのあと、三角窓をはめこみます。
このときに、苦労して取り付けたゴム枠の縁が、モールの外側になるようにしました。




そのあと、窓の開閉機構を現物位置合わせで取り付けました。




窓ガラス本体のゴム製レール兼シールを取り付けます。
窓のカーブに合わせて、あらかじめ曲げておいて、差し込みます。
取り付け後に、飾りモールの後ろ半分を取り付けました。



ようやく、完成です。
とりあえず、乗れますね。



あとは、ランプ周りのゴムパッキン交換です。

愛しの「ふらんちぇすか」(7)

2012-02-09 21:28:03 | FIAT500D
ひさしぶりの ふらんちぇすか ネタです。

寒いので屋外作業はできません。
室内でボチボチやっていた三角窓のゴム交換が、ようやく終わりました。

というのも、風化してカチカチになった古いゴムを取るのが、一苦労なのです。

カッターナイフやニッパーなど、いろいろ工具を試しましたが、
一番早かったのが、VESSEL の 9900 という品番の、
幅3ミリの細いマイナスドライバーでした。
やっぱり日本製が、安心安全ですね。




これを使って根気よく、ゴムを5ミリ角ほどに砕きます。
先がしっかりしており、軸も粘りがある堅さなので、先をぐいぐい差し込んで、細かく切り離していきます。
いらいらして、こじっても切れてしまって無理です。

10センチのゴムを取るのに、30分ほどかかりますが、じっと耐えるしかありません。
ただ、根気あるのみ。
一日の目標を決めて、気長にやるのが、いいようです。
それか、カチカチに風化するまえに、定期的に交換するのも、ひとつです。
ドア内側の錆のチェックと、窓の開閉機構のグリスアップもできるかもしれませんね。

ようやく古いゴムを取ったので、新しいゴムをはめ込みました。
右側に続いてなので、あっという間に完了。

片側のゴムのひだを枠にはめこみ、反対側のひだを大きめのマイナスドライバーで押し込んでいきます。
シリコングリスを塗りながらやると、すいすいですね。


問題箇所。
三角窓の回転とゴムの構造と窓の取り付け方を考えると、ゴムを交換するには、
枠から窓を取りはずさなければなりません。

そのためには、上の支点のカシメてあるピンを壊さなければなりません。
そして、交換後に改めてピンを取り付けないといけないのです。

たしかに、ゴムの交換なんて、滅多にしなくてよいことなので、そういう構造なのでしょう。

で、考えたのが、ゴム自体の下側の軸が通る穴の片側を切ってしまうというやり方です。

見た目は、少し汚いですが、D.i.Y. ぽくっていいかもしれません。
それに、仕事も手軽です。







切り口は、セメダイン スーバーX ブラック を爪楊枝で詰め込みました。
この手の接着剤で、つや消しの黒色があればと思いましたが、見つけることができませんでした。


もうひとつ問題箇所は、三角窓のフレームと一体のサイドウインドーのレールのモール交換です。
そのままでは、金具の厚みが邪魔で入りません。




もともとのモールの通りに、カッターで切り込みを入れてはめ込みました。
純正パーツでは、最初から切り込みが入っていたのでしょうか・・・








愛しの「ふらんちぇすか」(6)

2012-01-18 17:24:55 | FIAT500D

 ホントの色は、何色?・・・



今の薄黄緑色は、以前に全塗装されているのは、ところどころに残るはみ出した跡からも明らかだ。

完全に塗装を剥離して、下塗り→上塗りではなく、下塗りに直接塗った感じがする。
そして、所々に塗り残しを発見した。

塗り残しの色から推測すると、薄い色のようだ。
「FIAT500 la Guida/the Guide」によると、
FIAT500Dタイプの塗色は、全19色!!
そのうち、1964年製では、
Rosso,White,Verde oasis,Acquamarina,Blu medio,Blu scuro,Blu chiaro marino,
Beige sabbia,Grigio chiaro,Grigio scuro,Grigio medio,Grigio cenere
の11色である。

グレーとブルーが、当時の流行か?

そのうち、見当をつけたのが、White,Verde oasis,Beige sabbia の3色。


白 うーん


オアシスグリーン ちょっと違うかな


サンドベージュ 似てるかなあ


ライトアイボリー これっぽいが、年式があわない 

ミニカーを取り寄せての検証も、確定にならず・・・トホホ

FIATに直接聞いてみよか・・


愛しの「ふらんちぇすか」(5)

2012-01-17 16:29:45 | FIAT500D

 無謀な色塗り
 

エンジンフードの裏のはげはげ修理に挑戦した。

20年程前に、かの HONDAのSTEP VAN を全塗装しようとして、購入したもので、
長い間、物置に寝ていたスプレーガンを引っぱり出してきた。

固まっているかと思ったが、
おー、ちゃんとレバーも動いてくれる。





最初に、めくれた錆を掻き落とし、適当に下地を整えた。

ここで、マスキング。
開口部のマスキングが面倒。
裏表を塗れば、マスキングは不要だが、そんな勇気なし。

ここで、どうせ捨てるものだしと、ホームセンターの安価なマスキングテープを使ったのが間違い。
塗装のあと、剥がすときに、細く切れまくるわ、糊が残るわで、散々。

実は、車内塗装用に3M製のちょっと高いテープを購入していたので、比べてみたら、やっぱり違うわ。


そして、「必殺 錆封じ」なる錆転換剤を刷毛塗り。
これは、しゃぶしゃぶの薄茶色の液体で、ちょうど紹興酒のような感じ。

結構、溶剤で屋外でも、くらくらになる。
乾くと、そんなに臭わない。




乾燥後、パテをぺたぺたと盛って、それらしく仕上げた。
素人仕事まるわかりだが、普段見えないところなので、適当に。

パテも、一応どれだけの量が必要がわからなかったので、車体用のものをどどーんと缶入りで購入。
途中で足らなくなるよりは、マシかも。




グレーの部分が、パテ盛りしたところ。



完全に硬化したあと、缶スプレーのサフェーサーを吹いて、あとは上塗りだ。




上塗りは、納車の時に、わざわざ塗装屋さんから取り寄せてもらった、特製の調色塗料である。



指示通りに硬化剤を混ぜて、例のスプレーガンで、さっとひと吹き・・・。
塗装屋さんの見事な色あわせのおかげで、自分でもなかなかの出来映えと思っている。

これならば、下地のパテも、もう少し、それらしく仕上げたら良かった、と後悔。

この上塗り塗料は、アクリル塗料だと思うが、硬化剤を混ぜたあと、しばらくすると固まりだすようだが、
途中でみるみる濃くなるラッカー塗料に比べて、扱いやすいかも。

↑素人の感想なので、どうだかと思いますが。


ともあれ、無事にぴかぴかに。

横にスライドさせて脱着させるエンジンフードの仕掛けは、なかなかおもしろいと思う。




愛しの「ふらんちぇすか」(4)

2012-01-16 18:35:04 | FIAT500D

 パーツをどうする ・・・
購入を決めた私は、しばらくして、ふらんちぇすか本人に会うことになる。
写真だけで決めたのか?と言われそうだが、その通り・・・。

さすがに、しばらく寝ていたためか、生気は無い。
しかし、見えないところはサビサビかと思っていたが、かなり綺麗で一安心。

エンジンも一発でかかり、再始動に向けての最低限の整備と部品交換をすることになった。

さすがに、走る・曲がる・止まる、といった部分は、素人では手に負えないし、
恐いので専門家にお任せした。


ただ、パーツはある程度自分で揃えることにした。

幸いに、ネット通販のおかげで、そこそこパーツを探すことができる。
海外モノは、円高のおかげで、安く買えた。

ただ、画像と最低限の商品説明で購入したため、トホホなパーツもあったのは事実。
これも、勉強かも。

しかし、40年以上前のクルマのパーツが、今でも入手できるのは、500ならではだと思う。
日本の旧車が維持できないのは、パーツ供給にも、ひとつの原因があるのかも。

そして、もう一つ、エンジンフード裏の錆と塗装の剥がれをなんとかしなければと、心に誓った。



下地が剥がれた、エンジンフードの裏
これ以外、特に問題の無い車体の状態




















愛しの「ふらんちぇすか」(3)

2012-01-15 16:22:38 | FIAT500D

 ふらんちぇすか に惚れた訳・・・


FIAT500の中でも「D」タイプというのは、比較的初期のモデルだということがわかった。
1960年から1965年までの生産で、640,521台も造られている。
ふらんちぇすか は、1964年生まれなので、193,630台の内の一台ということになる。
大きな特徴は、ドアが前開きというところでしょうか。これが、乗り降りしやすいのです。

気持ちが病んでいたのか、ふと、いつも世話になっているクルマ屋さんに、500ないですか?と尋ねたところ、
早速、お見合いを紹介されたのが、この娘。

たちまち、一目惚れをした次第。

写真を見て、おっと思ったのが、ぴかぴかにフルレストアされたもの(悪くはないのですが)でなく、
イタリアでそこそこ手直しされているものの、素性のわかる、そのものだったということ。

窓には、前のオトコいやオーナー氏(いや、女性だったかも)が、かなりのマニアだったことを思わせる、
ステッカーがいっぱい貼ってあるではないか。













CARROZZERIA LANZILLOTTA でレストア?
 Lanzi の切り抜き文字が、なかなか、よろしい。


そんな、オーナーの心意気が感じられて、思わず、買います!!ということになった。

はたして、どんな気持ちで、このクルマを手放したのか?
想像するだけでも、たのしくなる。

一度、ふらんちぇすか のオトコ遍歴を調べてみようか・・・。


愛しの「ふらんちぇすか」(2)

2012-01-14 15:13:52 | FIAT500D

FIAT500D って?

納車までの間に、500について少し勉強しようと買い求めた本。
普通に通販されているが、高い。トホホ




当時モノの「取り扱い説明書」   イタリア語表記の表示灯、「何のスイッチかわからないスイッチ」の使い方がわかる 




整備書  英語だが詳しい   専門的で、素人には難しいかも
クルマ全体のことが、わかりそう




カタログのようなもの  英語とイタリア語併記  タイプ別の違いや特徴を解説
こだわり派には、いいかも    実は、予備検査を受けるときに、役に立ったのが、この本でした。

 

 

 これは、日本語   写真がいっぱいで、エンジン、ミッション系のオーバーホールがわかりやすい

 

どの本も、一長一短であります。

結局、自分の手でいじるのが、一番いいみたいですね。

 


愛しの「ふらんちぇすか」 (1)

2012-01-14 09:50:13 | FIAT500D

FIAT500D 快適化計画 始動

最近、我が家にやって来た、FIAT500 Dタイプ。







これは、仲人さんから送られてきた「お見合い写真」。
この写真だけで一目惚れ。
お尻の丸味が、たまりませんね。

なんと1964年生まれのイタリア娘(昔は娘のはず)。
勝手に女の子にしたが・・・。

名前は、「ふらんちぇすか」ちゃん。(あえて、ひらがな表記)

歳の割に綺麗な外観。

日本には無い、渋い黄緑が大変よろしい。

さて、その素性は?