地球破壊爆弾No.V-7

とあるパロロワ書き手の一人が徒然と思うままに何かしらを書き綴っていきます。

極限脱出ADV 善人シボウデス トレイラー考察(1)

2011-08-27 | 日記


タイトルの発表と同時に公開されたトレイラーだけど、よく見れば色々と情報があったので書き連ねてみます。
と、その前に公式発表されてるプロローグを……。


 ■プロローグ

 目覚めると、そこはエレベーターの中。かたわらには見知らぬ少女の姿があった。
 しかし向こうはこちらのことを知っているらしい……。「シグマ……」。
 なぜ……? どうして俺の名前を知っている?
 激しく詰め寄るシグマだったが、その追及は、突如モニターに現われた1羽のウサギによって断ち切られ、
 早急なエレベータからの脱出を余儀なくされることになる。
 謎の少女ファイとともに、どうにかエレベーターを脱出した少女とシグマの前には、
 倉庫のような空間が広がっていた。そこには、見覚えのない男女合わせて7人の姿が……。
 シグマたちを含めた9人は、見知らぬ場所からの脱出を賭けて、
 裏切りのゲーム“アンビデックスゲーム”を行っていくことになった……。
 信頼と騙し合いの先に死の恐怖が待ち構える、“裏切り”という名のゲームが幕を開ける。




冒頭、
「どうして人は……」「裏切るのだろう?」「だったらみんな……」「しんじぁえばいいのに」と続き、
「ようこそ我が王国へ!」のところでプレゼンテイナー(?)である羽兎が登場します。
ポイントは2つ。
まず、「しんじぁえばいいのに」とありますが、
これが「死んじゃえば」「信じあえば」と二通りに意味がとれること。
わざわざひらがなで書いているのでダブルミーニングなのは間違いないと思いますし、
これが今作のテーマであるということも間違いないと思います。
そして、「ようこそ我が王国へ!」のところよりフォントがドットの見えるデジタルチックなものに変わっています。
つまり前半と最後とで台詞を言っている人物が違う可能性があります。
最後の部分は羽兎の台詞だろうと思いますが、前半部分は黒幕、または事件の発端となった人物の台詞かもしれません。




左側が主人公である「シグマ」。右側がヒロインである「ファイ」。

 ■ゲームに巻き込まれた熱血漢の主人公 シグマ
 ごく平凡な大学生。そんな彼が見知らぬ施設にさらわれたのは、何か隠された意味が……?
 精悍な顔つきをしているが、見た目とは裏腹にしばしばエロい発言を行うため、
 女性陣のひんしゅくを買う。明るく素直な熱血漢で、情にほだされやすいため、
 “裏切り”のゲームに向いているとは言えない。

 ■ショートカットのクールな少女 ファイ
 知的でクールな少女。入り組んだゲームの仕組みを即座に理解する一方、オヤジギャグを言ったりと、
 天然か計算なのかわからない一面を持つ。なお、自称Cカップだが、実際の胸のサイズはAカップ。
 平気でウソをつくような人間にも思えるが……。彼女は味方なのか、敵なのか?

残りの登場人物がどうかは不明ですが、とりあえずこの二人の名前はギリシャ文字からきています。

 「シグマ=Σ(σ)」
 「ファイ=Φ(φ)」

シグマは小文字のほうを逆さまにすると「9」に見え、
ファイは小文字大文字ともに中線の入った「0」に見えます。
前作の犯人はゼロと名乗り、そのゼロは……の人だったわけで、ファイという少女(?)は怪しいかもしれません。




詳細不明の残りの登場人物(ゲーム参加者)達。
一見して異質なのは左下のロボットにしか見えない人物(?)。果たして本当にロボなのか気になるところ。

そして、この画像だと顔だけかつデフォルメされてるのでわかりづらいですが、
全員どこかしらか前作の登場人物を彷彿させるところがあります。
特に、左上2番目の子は「四葉」本人であるように見えるし、右下の女性も「アリス」本人に見えます。
ヒロインのファイは「サンタ」に似ているし、貴族風の服装をしている男性は「ニルス」と共通点がある。
紫色の服を着た女性は「紫」に、大柄で黄色のロボは「セブン」、年長者は「一宮」……。
そして主人公は今作も前作も青色がイメージカラーのようです。

イメージが似通っているのは偶然か、それとも単純にわかりやすさか。
けど、前作のネタを知っている人ならば「似せること」にかなり大きな意味がありそうだと思えるはず。
果たして実際はどうなのか。四葉とアリスに似た人物は本人なのか……?




9名の参加者の左手首につけられたバングルの画像です。
ここでも異質なのがロボットですね。彼(?)だけはバングルを巻くではなく手の甲に埋め込まれています。
これだけは簡単につけれるというものではないので、なにかしら黒幕と理由やつながりがありそうですが……。

そして、気になるのが。数字が中央に表示されていないということ。
前作では数字は中央に大きく表示されていました。
それが今作ではやや右よりに……“となりに10の桁が表示されそうな位置”に表示されています。
今作のゲームのルールは不明ですが、数字は9までではないのかもしれません。




「ノナリーゲーム アンビデックスエディション」
おそらくは今回のゲーム名であろう名称です。
アンビデックスは「裏表のある」「二枚舌」といった意味でしょうか。
「裏切り」というワードがありましたし、
信用させて出し抜く。または、信用できない場面でも信じぬく――というゲームなのかもしれません。

……アソビデックスって見えるのが気になる。




いくつかのイベントシーンらしき画像です。
左上は、年寄りの男性が少年を抱きかかえて登場した……という場面でしょうか。後ろの扉が気になります。
右上は、ロボットが高い位置をジャンプしているところです。どうやらかなり高性能な模様。
左中段は、紫の女性が倒れている場面。籠のようなネックレスがやや気になるところ。
右中段は、貴族服の男性が主人公に取り押さえられている場面。何か握ってるようですが……?
左下段は、四葉似の子が手錠に繋がれています。手首はこすったのかあざが浮かんでいます。
気になるのはまだバングルをしていないということ。これはゲーム開始前の場面なのでしょうか?
右下段は、アリス似の女性がメスをもって暴れていて、それを主人公が取り押さえようとしている場面?




「死を思い出せ」「もし第9の獅子が」「太陽を食べたら」
壁に書かれた意味深な言葉。血まみれのナイフと額縁の中のライオンの絵。
おそらくは、序盤に出てくる謎解きのひとつでしょう。
9という数字が出ていることから、9の扉に対応するか、または9の数字の人物に対応するのか……。
今回は9の扉が最初に来るように見えますから、9の人物=主人公として、最初の謎解きかも知れません。




カウントダウンと一緒に流れるイベントシーンらしき画像。
左上は、フェイがジャンプしているところです。かなり飛んでいますが、身体能力なのかそれとも……?
右上は、四葉似の少女と紫の女性が何かを取り合って(?)います。
左中段は、主人公を除く8人が集合している図。
右中段は、紫の女性が押さえつけられた貴族服の男性に注射を打とうとしています。
取り押さえられたということは男性にとっては喜ばしくない薬なのか、それとも注射が嫌いなのか。
毒を打つだと単純すぎるので、おそらくは生きながらえるための解毒剤でしょうか……?
左下段は、手首を手錠でつながれた絵ですが、左は別の画像でもあった四葉似の少女の腕です。
そして右側は別の参加者でしょう。紫の女性か、子供か、貴族服の男性か……。
シグマとフェイが2人きりのエレベータからスタートしたように、
四葉ともうひとりはこのシチュエーションからゲームが始まった……と推測できますね。
右下段は、おそらく袖の中のバングルを確認している少年。
皆がつけているバングルですが、少年と紫の女性は袖に隠れて見えていません。
もしかしたら、これは何かのトリックに使われるのかも……。




いくつかの意味深なワードの数々。
前作のPVでもこういうのがありましたが、特に意味のないものも混じっていたので全部が重要とは限りません。

 「パンデミック」
  疫病などの爆発的流行に対し使用される言葉ですが……。
  参加者は病原体に侵され、一定時間内に薬を摂取しないと死んでしまう……とか?

 「反物質爆弾」
  反物質とは通常の物質と逆の性質を持ち、触れて反応することで全てがエネルギーへと転じるという物質です(?)。
  つまり強大な力が取り出せ、反物質を利用した爆弾はSFなんかじゃ定番ですが……かなり非現実でもあります。

 「囚人のジレンマ」
  全員が最適な回答を選んだにも関わらず、全体として不利益な結果になってしまうという状況を表す理論。
  または互いに信用しきれば救われるのに、裏切りを計算して信用せずに膠着状態が生まれること。
  どうやら今作のゲームを表す言葉のようです。

 「アクセラビル」
  加速装置を意味するアクセル(アクセラレータ)から……でしょうか。
  アクセラという企業があってそのビルのことを指している?

 「AB計画」
  謎の言葉ですね。ABだけではなんとも……。

 「Manned Expedition」
  有人探査機ですね。有人探査機というと宇宙船というのが思い浮かびますが、潜水艦というのもあります。
  宇宙というのは飛躍してますし、重力の問題なんかもあるからゲームの舞台は海底というのが妥当?
  それとも、そういうのとは関係なしになんらかの有人探査機が登場するのか話にあがるのか。

 「Chinese;Room」
  中国語の部屋という思考実験ですね。
  コンピュータは命令を理解して返答しているのではなく、ただルールに従った反応をしているだけにすぎない。
  故に、コンピュータに理解や意識というものは存在しない……と、なにやらロボットに関係がありそうです。

 「国防総省特務機関」
  国防総省と言われると、アメリカ国防総省というこになるのが普通ですが……。

 「Tu fui, ego eris」
  私は(かつて)あなたであった。あなたも(いずれは)私になるだろう。……という意味のラテン語。
  前作のネタからするとかなり意味深な響きを持ちますが……。

 「汎用自立制御型労働電子機械」
  ロボットの人のことでしょうか。現実の話、汎用ロボットというのはあまり効率の面から現実的ではありませんが。

 「対消滅機関」
  反物質が通常の物質と反応してエネルギーになることを対消滅といいます。
  安定して対消滅を扱えればエネルギー問題などなくなると言われたりしますが……。

 「Rhizome_9」
  リゾームとは秩序立った階層的なツリー型と言われる体系と対になる概念で、
  順序なく全てのものがひとつの階層で複雑に関係しあっている状態を指す……こと、かな?
  どうして9という数字がついているかは謎だけど、おそらくはゲームの参加人数である9人を指すと思われます。

 「ラジカル6」
  ラジカルとは根っこを意味する言葉で、意味は様々。
  けどリゾームが地下茎を意味するのでその対になる言葉だと思われる。
  “リゾーム9”と“ラジカル6”……9と6は図形的に逆の形で、それは前作でも意味があったのだけど……。

 「クレイドールズ」
  土人形……の複数形。なにかオブジェとしてそういうものが登場するのか、またはロボットのことを指すのか。

 「アンビデックスルーム」
  “ノナリーゲーム アンビデックスエディション”というのが今回のゲーム名だけど、そのゲーム中で意味のある部屋、
  例えば信じるか信じないかを判断する部屋とかをこう呼ぶ? それとも謎解きのある部屋のことか?

 「Ice9」
  有名なSF小説に登場する常温で凍る水の結晶のことで、前作でも出てきたキーワード。
  結局、SFの話でありとくに関係ないと思われたが……。

 「GLTM-KM506」
  型番のようだけどどういうものかは不明。しかし型番がつきそうなのはロボットくらいなので、ロボの型番なのかも。

 「シュレディンガーの猫」
  すごく有名なので説明不要かな。
  今作が前作と同じような話なのだとしたら、主人公達か、もしくは干渉する存在がこの状態にあると言える……はず。

 「Three Laws of Robotics」
  有名なロボット工学三原則。1.ロボットは人を守る。2.ロボットは人の命令を聞く。3.ロボットは自分を守る。

 「血塗られた月」
  bloody moon? 赤い月は狂気を呼び覚ますとかなんとか言うけど……。


……と、記事が長くなってきたのでここらで一旦区切って続く。

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