ジェネリック神石はどうなのかな……。手に入れてすぐ最終にできるほど金剛石が潤沢な状況じゃないし、神石編成用に武器集めなおすのも大変だしっていうか課金しないとだし? 極めつけはマグナⅡが目前だからな。取っても意味なかったという可能性が……。
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 19:30
さておき、今回のイベントよかったね。
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 19:31
配布サンダルフォン、すでに揃ってるフロントに割り込めるほどにないにしろ地味にめちゃ強いな。アビリティは考えずにぽちっていくだけでいいし、初心者にも優しいバフアタッカーさん。
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:15
さて、先日の投票結果も出たので(すごい僅差)、#ロワシチュ の後編を書いていくとするかな。どんな結果になったか、読んでのお楽しみです。ワーパチパチ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:20
「はー、まじうめぇー☆」「おかわりはまだまだありますので!」 二人でも手狭だった山小屋はいまやぎゅうぎゅうという感じだった。倍以上の5人という人間がいるのだから。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:22
「…………もくもく」「カレーライスなんていつぶりかしらね」 スプーンでカレーをすくって口に運ぶ。まるで子供みたくそうしてしまうことに千夏は自分でも驚いた。どれだけ今までに落ち着く時間がなかったのか再確認させられる。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:24
さてしかし、この室内には異質とも言える人物がひとりいた。千夏と茜、はぁととこずえ、感じ方はそれぞれとしても殺し合いに触れた度合いはまだまだ4人とも薄い。修羅場を潜ってもなければ怪我のひとつもしてはいなかった。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:26
「…………」 けれど結城晴は違う。頭からペンキを被ったような姿。服は醜くまだら模様で、顔も髪も汚れている。なによりが事務所やTVの中で見るのとは全く正反対の生気のない顔。彼女だけは殺し合いを経た人物だった。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:28
「その、辛いことだとはわかるのだけど……」 千夏は綺麗なスプーンを握ったままの晴に遠慮がちに尋ねる。「貴女が何を見たのか、危険な人物がいるのだとしたら誰か、教えてもらえないかしら?」 非情な発言だ。まして子供に向ける言葉ではない。しかし必要でもある。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:31
晴が言葉を発するまでには時間がかかった。けれど彼女は自身が体験したことをぽつぽつと語り始めてくれた。それはあまりに凄惨な殺し合いそのものだった――。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:33
「オレは理沙といっしょに公民館にいた。オレたちだけでなく、みんながそこに、いた……」 それは殺し合いが始まってすぐのことだったらしい。まずは屋内にとそう考えた者は多かったのだろう。スタート地点から近くの公民館は一種の避難所となっていたらしい。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:35
「誰も殺し合いなんて雰囲気じゃなかった……だから安心してたんだ。仲のいい人もいっぱいいたしさ」 千夏は頭の中で思い出す。最初の死者を告げる放送。的場理沙の名が告げられたあの放送。その中では同じようにかなりの人数の名が読み上げられた。唯もそのひとりだった。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:37
「お茶とかコーヒーもあって、菜々さんがみんなを世話してくてさ……。殺し合いなんか始まる雰囲気じゃなかったんだ」「菜々先輩が……!」 はぁとが色めきたつ。安部菜々の名前もいっしょにあった。つまりもしかすれば晴の言葉から彼女を殺した誰かも判明するかもしれない。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:41
「窓だって誰かが言ったんだ。大きな声で急に。だからみんな窓を見た。オレも見たよ。でも、なにもなくて……」 晴の言葉がふるふると震え始める。 「そしたらパンパンッて銃の音がして、振り返ったら菜々さんがオレたちを撃っていて……」 言葉に思考が止まる。なんでそんなことが? #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:49
「みんな何人も撃たれた。みんな悲鳴をあげて、撃ちあいになって滅茶苦茶だった……」 言葉が出ない。ありえないと言ってみればいいだろうか? そんなのは嘘か勘違いだと。けれど、そうでないことは彼女の今の有様が証明しているのだ。信じたくなくともありえて、あったことなのだ。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:53
「か、勘違いだろオメー。それは、菜々先輩は窓の外に悪いやつを見つけたとか……」 白い顔で問い詰めようとしてけど弱々しい声でそれがきていないはぁと晴に言う。晴は彼女には答えない。ただ淡々とあったことを語るだけだった。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:55
「菜々さんは逃げ出した。オレはずっと動けてなかったんだけど、理沙が菜々さんを追っていった。だからオレも追わなくちゃって思った。けど……」 晴の足を止めたのは撃たれてうめき声をあげる仲間たちだった。そして血に塗れた床。この上を通り過ぎてゆくことはできなかった。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 20:58
「まだ死んでなかったから、なんとかしようと……でも、そんなおっきなケガの経験とかないし、捻挫くらいで、包帯の巻き方も知らないし……、それに包帯も絆創膏も持ってなかったし、いっぱい血が出てて、TVとかよりもすごく出てて、……どうしたらいいか、わかんなくて……」 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:00
「唯は、……唯はその中にいたのかしら?」 千夏は聞かずにはいられなかった。知っても悲しくなるだけとわかっているが、知らないままではいられなかった。 「撃たれて泣いてた。ぼろぼろ泣いてた。ソファの上で」 求めていた答えだっただろうか。千夏はただ「そう」としか返せない。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:04
「それから、また銃の音が聞こえた。だからオレは今度こそ理沙の後を追ったんだ。……菜々さんも理沙も公民館の入り口のとこで掴み合ってて……」 くっと晴の喉が鳴る。二人とももう死んでいるのは知っている。予想できる結末のパターンは数少ない。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:06
「菜々さんが理沙から銃を奪って蹴飛ばした。そして……理沙がすごい悲鳴をあげて……」 想像したくもない一瞬だ。 「頭が真っ白になって、気づいたら菜々さんにタックルしてた。理沙の銃を奪い返して、オレも――」 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:09
「お前が殺したのかよ、菜々先輩を!」 はぁとが怒気を含んだ声をあげ机を揺らす。晴は彼女の問いを否定はしなかった。 「気づいたら、菜々さんも血塗れだった」「お前、お前っ、お前なぁ……!」「待って佐藤さん!」 今は最後まで話を聞かなければならない。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:12
「理沙はまだ死んでなかったけど……けど死んじゃった。ひゅーひゅーって息しか聞けなくて。何度も呼んだけど、意味がなくて……」 千夏は居た堪れなさに手が震えるのを感じる。こんなこと知らなければよかったとさえ後悔している。これは本当にただの悪趣味な殺し合いでしかないのだ。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:16
殺し合い。殺し合いですらないんじゃないだろうか。どうして殺したのかもわからない。ただ脅され強要されたからそうなったとしか思えない。理不尽だ。ただただ不毛すぎる。なんのドラマも感情も、心の伝わりもない。……ただ、唯は死んだ。遺言もなく。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:19
「ずっと、理沙を抱いてたと思う。……そしたら放送が聞こえてきて、ここにいるみんなの名前が呼ばれて」 そして、晴は一度公民館の中に戻ったらしい。 「やっぱり、みんな死んでたんだ……」 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:20
「辛いことを聞いてごめんなさいね」「どうすんだよ、どうすんだよこれ。菜々先輩が、なんで……」「ま、まぁまぁ、晴くんは悪くないですよ。晴くんは理沙ちゃんを守りたかっただけですし」 部屋の中に不協和音が奏で始められる。どっぷりと疲れ果てた今、仲裁は茜に一任するしかない。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:24
「こいつははぁとの菜々先輩を殺したんだぞ!」「でもそれは菜々さんが」「菜々先輩が悪いって言うのか!」「それは、なにも……わかりませんっ」 駄目だ。茜ちゃんでも止められない。けど、止めてどうするというのだ。ここは逃げ場のない殺し合いの最中だと言うのに……。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:27
「こずえ、カレェライス……おかわり~……」 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:28
「?」「はっ」「えっ」 呆気に取られる。そうだ。彼女もこの部屋でカレーライスを食べる一員なのだった。あまりに行儀よくしていたのでこれまでその存在を忘れてしまっていた。 「あっ、まだまだありますからねっ! いっぱい食べていっぱい育ってください」 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:30
ともかく一触即発の場は収まったのだ。子供の無邪気さに感謝するしかない。にわかに戻ってきた冷静さ、これが乱されないうちに今一度現状を把握しなおす必要があるだろう。そして、できればこの後、唯が死んだ公民館にも向かいたい。 #ロワシチュ
— V-7 (@anti_earth_bomb) 2018年2月28日 - 21:31
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます