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日々の泡のような出来事を写真とともに綴った、お散歩から旅行までブログ♪

富士登山へいざ!

2011-08-20 | 登山
今日は朝、4時起きしていざ富士登山へ!
数日前からお天気を心配していたけれど、やはりあいにくの曇り。
雨は確実という感じだけれど、わずかな奇跡の期待を胸に・・・。

須走口5合目に到着、菊屋茶屋で1時間ほど高度に体を慣らし登山開始。(標高2000m)


初めは岩場が多く、こんな道を歩きます。しばらくすると視界も開けて斜面の道に。
それでも霧が巻いて、時折ぱらぱらと雨に降られます。


綺麗な薄いピンクのお花など、少し樹林帯が最初はあって楽しめました。


通常の1.5倍の時間が掛かりましたが、まずランチ休憩の6合目に到着。このままお天気がもってくれればいいなぁ。


おうどんを注文!800円なり。元気が出たところでまた出発。


次の瀬戸館が上のほうに見えますが、なかなか近そうに見えて到達しません。


ようやっと息も絶え絶えに今宵のお宿、”太陽館”に到着。(標高2920m)


初めての山小屋。着いて寝床を案内されてすぐ夕飯でした。お味噌汁が体に染み入ります~。(5時)
 

雑魚寝で屋根裏の3階が私の寝床。かなり真っ暗です。
メイクはどうしたら?と思っていたけれど、深夜12時にはまた出発なので、暗いし落としたりなんてしている暇も余裕もありません。
皆、着替えもほとんどせずそのままの格好で寝袋で寝るのが山は当たり前だそうで、知らないことが沢山。
ここは郷に入れば郷に従います~。
おトイレが思っていたより綺麗でホッとしました。
初めは修学旅行気分みたい~とわくわくしていたけれど、山の就寝は早い。6時にはみんな寝る体制。
疲れているのにどういうわけかちっとも眠れません。色々なところからイビキのハーモニーが・・・(笑)
辺りが寝静まり、きっとこの山小屋で眠れないで起きているのは私だけかも、と思うほどに、
隣の食堂の話し声とか、耳栓をしても耳に入って気になって・・・
これは雨の音、と思おうとしても結局一睡もできませんでした><;


なんだか、頭もくらくら痛くなってきている気がする・・・寝不足だからかしら・・・12時の出発まで、あと2時間。
困った私は、トイレに起きて小屋の入り口のほうに行ったら、ほかのパーティの人達にそれは高山病だよと言われ、
そのパーティの人に”風船療法”と”腹式呼吸”を伝授してもらいました。
皆で風船を膨らまして、呼吸を整えるんです。その甲斐あってか、少し気分がよくなりました。
白い風船をくれた少年、ありがとう!

深夜12時。
外は豪雨の中、ヘッドライトの明かりを頼りに、山頂に向けて出発。
高山病は回復したかに思えたのですが、少し歩くだけで息が苦しく、またダウンとレインウェアを着ているにも関わらず
寒さが登るごとに身にこたえ、雨足も強くなってきてしまいました。
無理は一番禁物、山は逃げません。悪天候なため視界も悪く初心者にとってもとても危険です。
本七合目(標高3200m)まで到着したところで、半分のメンバーは山頂にむけ、私はあえなく下山をすることにしました。
この日の気温はマイナス6度近くとのこと。
夕方から勢いで登ってきたという薄着をした若いカップルがぶるぶる震えていたり・・・本当に色々な人と出会いました。

泊まっていた太陽館まで下山し、休憩して朝食を食べてから外に出た景色。
ご来光が見れなかったせめてものご褒美みたいな素晴らしい雲海が見えました。


この先は、初めての砂走り。すっごく歩きにくいものでした(笑)が、楽しい道でした。
 

山の天気は本当に変わりやすいものです。下山していても霧に巻かれ、先が見えない。


やっと昼頃、もとの菊屋茶屋まで下山。お疲れ様でした~


日本一の山は、天候と体力、運も味方につけなくては制覇できないものなんだな、と改めて感じました。
ご来光が見たかったので本当に残念でしたが、よい経験を沢山したと思います。本当にありがとうございました。
次回またチャレンジしたいなと思いました。


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2 コメント

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お疲れ様でした (杏子)
2011-08-23 09:15:57
素晴らしい体験ですね。
きれいな写真のおかげで自分も一緒に登れたような感覚を味わえます。
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Unknown (Mami)
2011-09-04 17:21:42
杏子さん>コメントありがとうございます。
気が付くの遅くなっちゃってごめんなさい。
登っていてもカメラは欠かせません(笑)
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