SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全日本大学サッカー選手権  進撃 国立の星 高知大学!

2010年12月24日 | サッカー

いろいろなスポーツの現場に顔を出し、
そのライブ感覚を楽しんでいる今年のワタシ。

昨日は、
祝日の好天の中、
大学サッカーの”絶対負けられない大会”である、
全国大学サッカー選手権大会に行ってきました。

今年のインカレ、
先のアジア大会で見事に優勝を飾ったU-21日本代表のエース・永井(福岡大)や、
決勝で歓喜のゴールを決めた實藤など、
キラ星がずらり。

会場となった西が丘、平塚の両競技場には、
サイン帳を持った子供たちの姿などもみられ、
注目度の高い大会になっています。

ただ、会場が西が丘と平塚
そして準決勝も平塚。
もうちょっと選手のモチベーションが上がる会場をセッティングできないもんでしょうかね。
せめてベスト8以上ぐらいは・・・・・。
大学野球選手権の会場が1回戦から神宮か東京ドーム、
大学ラグビーの会場が秩父宮などと比べると、明らかに落ちますもんねえ。
レベルが高いこの大会、もっと注目してもいいように思います。


さて、
西が丘に足を運んだワタシ。
第2試合に行われた、
明治大学高知大学
に注目していました。

明治はユース出身の好選手を多数配し、
ディフェンディングチャンピオンにして今年の関東リーグも制した【優勝候補筆頭】。
その明治に対して、
實藤を擁し、大会の常連ではあるものの、
地方の国立大学である高知大学。

明治が押し込み、
それをいかに高知大が耐え凌ぐか・・・・・
なんて【予想】を立てて見始めましたが…。

試合が始まってビックリ。

体の強さも、
足元の技術の確かさも、
そして展開力も、
すべての面で高知大学が明治を上回っていました。

中盤の攻防を制し、
明治に自分のサッカーをまったくさせずに完勝。
見事な戦いぶりで4強に進出しました。

このチーム、
決して實藤だけのチームではありません。
全員のプレスが早く、
中盤でボールを奪ってはしっかりとつないでゴールに迫っていく。
見事なプレーの数々を見せてもらいました。

課題はシュートの精度かな。
きっちり決定機を決めていれば、
4-0か5-0くらいの点差になってもおかしくはないぐらいの試合だったと思います。

それにしても、
よくここまでのチームを作り上げたものです。

この高知大学。
大学サッカー界の名将・野地照樹監督が長くチームを預かる好チーム。

選手を自由に集めることのできない国立大学、
しかも”陸の孤島”高知県にあるので、
普段は強豪との練習試合もままならない環境だと思いますが、
毎年インカレや総理大臣杯に出場し、
関東や関西の強豪と互角の戦いを演じる【地方国立大学の雄】ともいうべき存在です。

しかしまだ、
全国制覇には届いていません。

総理大臣杯の準優勝が1度。
このインカレでも、
14年前に4強に進出しています。

毎年毎年、
全国の2大会に【皆勤】で挑んでいますが、
その都度分厚い関東・関西の壁に跳ね返されてきました。

しかし今回、
関東NO1の明治を破ったことにより、
大きく展望が開けてきました。

悲願の【全国制覇】まであと2勝。

まずは準決勝に勝てば、
【夢の国立競技場】に進出です。(*決勝の舞台は国立競技場)

そしてそこでも勝てば、
悲願の全国制覇。

昨日の試合後、
ベテランの野地監督の目に、
光るものがありました。

さあ、
ベテラン監督を勝って泣かせることができるのか。
高知大学イレブンの進撃が、
続いていきます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高校・大学の全国大会展望 ... | トップ | 全国大学ラグビー準々決勝 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

サッカー」カテゴリの最新記事