あえての・・・・スポーツニュース

あのＷＨＯが『パンデミック』と形容した今回のコロナ禍。

スポーツの世界への影響は甚大で、
現在正常にスポーツイベントが開催されている競技はありません。

ほとんどのイベントが中止、または延期になり、
かろうじて開催している大相撲やプロ野球のオープン戦も『無観客』での開催。

Ｊリーグは現在延期中で、
Ｂリーグは無観客試合でリーグを再開したものの、
審判に発熱者が出たという事で一部試合が中止に。

各高校スポーツの大会は軒並み中止になっており、
選抜高校野球もその歴史で初めての中止（予定されていた大会としては）。


スポーツブログを書いている身としては、
本当にため息しか出ない昨今の状況です。

そんな中で細～い糸を手繰りながらスポーツの話題を探してみると。。。。。。

まず開催されている大相撲。
先日も書きましたが、
今回の春場所、
なんだか無観客という事で見える景色も違うせいか、
当初は勝敗が一向に気になりませんでした。

でも中日を過ぎると、
やっぱり各力士に優劣がついてきますから、
自然と勝敗の方に目が行くようになりますね。

不思議なことに、
6日、7日と見続けていると、
無観客のこの空間での大相撲にも、
慣れてくるのが不思議です。
違和感を感じなくなってきました。

ひと場所休んで元気溌剌の白鵬がトップを快走。
ほかの力士はやっぱり「ふがいない」感じの相撲が多くて、
先場所の熱気はどこへやら。。。。

白鵬を前にすると、
御嶽海でも阿炎でも徳勝龍でも、
蛇に睨まれた蛙のようになっちゃうのはなぜかな？！
仕切りしているときにその気迫にのまれちゃうのかな？
まだ当たってはいないけど、
正代なんか最初っからビビっているのがありありとわかりますからね。。。。

白鵬に普段の相撲と同じようにぶちかましていくのは、
ワタシの印象では玉鷲だけって感じです。

余裕しゃくしゃくの白鵬が、
他の力士たちが自分からこけていくのを横目に、
優々とゴールテープを切る図が、
既に目に浮かんでいます。

それでいいのか？ほかの力士たち。


プロ野球オープン戦は昨日で終了。

さあ、開幕だ・・・・・とはいかなかったため、
この時点で調子がいい球団、選手にとっては、
「果たしてこのままでいいのか？」
と疑心暗鬼になっていることでしょう。

反対にけがを抱えていたり、
どうしても調子が上がってこない選手にとっては、
開幕延期でホッとした・・・・という事になっているのではないかな。

ペナントレースが雨で中止になった時などに良く「恵みの雨」という表現を使いますが、
開幕にある意味の猶予が与えられたことを「恵み」とできるのか否か？

それにしても開幕に向けて好調になってきた選手にとっては、
ちょっと厳しいことになっていますね。

昨日は松坂の西武ドーム復帰登板を見ていたのですが、
正直な感想としては「このピッチングでは、パのチーム相手には厳しいかな」というもの。
今年のパ・リーグは、
本当に粒ぞろいのチームばかりで、
「1位もありうるが最下位もありうる」
激戦が予想されるからです。

けが人続出の「大本命」ＳＢは、
この開幕延期をいい方向に向けて突っ走りそうな気配がありますが、
どうでしょうか。


五輪関連では、
ＩＯＣのバッハ会長が、
このコロナ禍に関して「ＷＨＯの助言に従う」と表明してしまったので、
東京五輪の開催の可否もある意味ＷＨＯにゆだねられてしまったという事になりました。

ＷＨＯといえば、
どちらかの国の影響力がものすごく強いという事がすでに白日の下にさらされていますので、
東京五輪の開催もその国の差配で決まるってこと？？？？？
え～～～～。


まあ、
それはひとまず置いておいて、
各競技のオリンピック選考も佳境に入ってきています。

バドミントンの全英オープンでは、
男女ともにダブルスを制覇。

女子では福島・広田の「フクヒロ」ペアが優勝。
大激戦の代表争いを完全にリードしましたね。

男子でも遠藤・渡辺ペアが優勝。
日本はホント、バドミントンは強くなりましたねえ。。

20㎞競歩の代表選考会も昨日行われ、
注目の男子では池田選手が優勝して五輪切符をつかみ取りました。
競歩も東京五輪では金メダルを狙える競技の一つですから、
頑張ってほしいですね。


海の向こうのアメリカからは、
何だか悲観的なニュースばかりが聞こえてきます。

まず驚いたのが、
マスターズの延期。

あのマスターズも、
何だかすごくあっという間に開催延期を決めてしまいました。

日米ともにツアーも中止され、
初日トップに立って久々に優勝が狙えるかと思っていた松山も残念だっただろうと思います。

日本女子のゴルフの東京五輪代表争いも、
どうなってしまうのでしょうか。

畑岡はいいとしても、
渋野と鈴木のランキングの行方が、
どうにも気にかかるところです。


4大スポーツでも、
一番人気のＮＦＬこそ完全なシーズンオフで影響はありませんが、
ほかに3つについては軒並み影響が出始めています。

ＮＢＡ、ＮＨＬが中断・中止になったのをはじめ、
ＭＬＢも開幕を延期するようですね。

ボクシングの興行などにも影響が出てき始めているようで、
4月24日にラスベガスで予定されている、
井上尚弥登場のバンタム級の世界3団体統一タイトルマッチも、
この分で行くと中止か無観客、
余儀なくされそうです。

彼のアメリカでのサクセスロードにも、
大きな影響を与えてきそうですね。

そういえばボクシングでもう一つの話題は、
元フライ級の世界王者である比嘉選手が、
白井・具志堅ボクシングジムと契約を結ばなかったそうです。

比嘉は具志堅のもとを完全に離れるという選択をしたという事ですね。

比嘉の先日の復帰戦は首をかしげるようなものだったし、
なかなか再起への道は険しいように思います。

それから具志堅会長は、
今後世界チャンプを作る気があるのですかね？

村田の世界タイトルマッチとともに、
本当にどうなるのか予断を許さない感じです。


東京では史上最速で桜の開花宣言が出たというのに、
明るい気持ちにはなれませんなあ、どうにも。

とはいえ希望というものを失っちゃあ、
スポーツは成り立ちません。

東京オリンピック？

絶対やるんだ～。
その頃には今の状況を、
「たいへんだったね～」
と微笑みながら話せるようにするんだ～。

それこそがスポーツの持つ力ですから。。