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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

センバツ2023 山梨学院が山梨県勢初の優勝。林の好投と一気の強打で奪取!

2023年04月01日 | 高校野球

今年の選抜の決勝。

中盤まで競り合いの展開となりましたが、
5回山梨学院の打線が爆発。
 
一気の攻勢を仕掛け報徳の投手陣を攻略。
準々決勝、準決勝に続いての、
打つは打つはのイニングを作り一気に試合を決めました。
 
2点をリードされたこの回。
一死から大森が四球を選んで出塁、
続く林がレフトフェンス直撃の特大二塁打で2.3塁のチャンスを作ると、
ラストバッターの伊藤がすかさずレフトへ同点のタイムリー。
 
もうこうなると止まりません。
トップに帰って徳弘がヒットで繋ぐと、
星野が勝ち越しのタイムリー、
岳原が2点ツーベースで5ー2とリードを広げ、
最後は佐仲がレフトに特大の一発を放って締め。
一気呵成の攻撃は、
6安打集中で一気の7点。
 
まーものすごい攻撃でした。
この大会、
徐々にその強打を発揮し出した山梨学院の打線は、
準々決勝で3回一気に7点で作新学院を沈めると、
準決勝では同点の9回に7安打を集中して一気5点、
優勝候補の広陵をこれまた撃破。
 
そしてこの決勝の集中打です。
 
いやあ、
恐れ入りました。
 
しかしその打線の大爆発は、
そこまでしっかりと投げ切って相手の攻撃を抑え切ったエース林の奮闘あってこそでした。
 
林は今トレンドの、
数人のピッチャーで回していく「投手陣」というものに、
なんだか敢然と挑戦する「高校野球は、エースあってこそだ!」ということを、
投球で示してくれた好投手でした。
 
特に球のキレとそのコントロールは、
勝つピッチャーの条件を揃えていました。
投手というのは球速ではなく、
キレとコントロールがあれば相手を抑えられるということを、
全国の投手に再認識させてくれましたね。
 
山梨学院。
 
これまで甲子園に、
挑んでも挑んでも、
その都度はじき返されるチームでした。
 
しかしそんな中で着実に力を蓄え、
ひとつのきっかけで、
全国のファンを驚かせる快進撃。
そしてなんと、
山梨県勢初の全国制覇を成し遂げてしまいました。
 
関東のチームとして、
唯一全国制覇を経験していなかったのがこの山梨県。
 
かつて80年代中盤から90年代初めにかけ、
東海大甲府が何度か大旗に近づいたことがありましたが、
それから30年間、
まったく全国制覇の可能性を感じるチームが出てこなかったのも確かです。
 
山梨学院は、
清峰で全国制覇を経験した吉田監督を指揮官に据え、
全国の強豪への道を模索していたものの、
去年までは何か甲子園にやってくると空回りばかり。
 
「力はあっても、山梨学院は甲子園には弱いから・・・」
 
という評価が定着していました。
 
力があるとされた去年のチームも、
気がつけば春夏共に甲子園にはやってきたものの、
春夏共に初戦敗退の憂き目に合いました。
 
今年のチームも、
秋の関東大会を制覇したものの、
その後に行われた明治神宮大会では初戦で逆転負け。
「やっぱりな」
ということで、
この大会でも優勝候補の一角を占めることはありませんでした。
 
そんな中でのこの快進撃。
 
やっぱり甲子園で勝ち進むには、
何かのきっかけが必要で、
さらに言えば「時の運」をも味方につけて、
初めてそれが可能になるのですね。
ワタシもまた、
学ばせてもらいました。
 
それにしても。。。
 
山梨学院が、
まさか優勝にたどり着くとは思わなかった〜。
ホントにホントに、
おめでとうございます。
 
このところめっきり力を落として、
関西の強豪にやられっぱなしだった関東のチームにとっては、
少し元気の出るニュースだったのではないでしょうか。
関東大会も、
久しぶりに盛り上がるかな?!
 
それにしても今大会は、
接戦が多くて盛り上がりましたね。
 
大会前の「4強」がベスト4に3校残ってきましたが、
最後は勢いに乗った山梨学院が優勝をさらうという結末でした。
 
さて、
夏はどうなるでしょうか。
捲土重来を期すチームも多く、
地方大会から激戦が予想されます。
 
今から楽しみですね。
すでに夏の戦いは、
始まっています。
 
 
それにしても。。
14回の甲子園出場でわずか4勝、
10回が初戦敗退で、
なおかつ1大会で2勝を挙げたことがなかったチームが、
突如の快進撃で優勝とは。
 
ホントわかりません、
甲子園だけは。
 
優勝なんて、
思いもしなかった。
 
やっぱり、
どこのチームにも、
チャンスは転がっているということですね。
 
地の利、人の利、時の運。
 
これが揃えば、
あの大旗に、
手が届くということ。
 
がんばれ、
全国の精鋭たち!

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