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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ドカベンよ永遠に。 水島新司ついに筆を置く!

2020年12月02日 | スポーツ全般

~日刊スポーツより~
漫画「ドカベン」や「あぶさん」など野球マンガで知られる漫画家の水島新司さん(81)が引退することが1日、分かった。


ついにこの日が来てしまいました。
「生涯野球漫画家」
の水島新司氏が、
ついに筆を置く時が来てしまいました。

寂しさとともに、
感謝の念が大きいですね。

水島作品といえば、
数ある野球漫画の中で、
やっぱり真っ先に浮かぶのがドカベン。

ワタシが物心つくのと同じぐらいから連載が始まり、
毎週毎週、
漫画が発売になるのをワクワクしながら待っていたものです。

あの頃の少年チャンピオン、
熱かったなあ。。。。

野球少年たちのバイブル、
というよりも、
クラスの話題の中心をいつも占めている漫画でした。

ワタシは山田太郎が一番好きだったのですが、
それよりも「明訓高校」に強いあこがれを持っており、
【常勝明訓】
というフレーズが大好きでした。

甲子園もよかったけど、
神奈川県大会が特に好きだったなあ。。。
白新の不知火とか、横浜学院の土門とか、
強大なライバルが大好きでした。

もちろん、
最大のライバルである土佐丸高校のかっこよさにもしびれましたが。

ほとんどの野球好きがそうだったように、
ワタシもず~っと読み続けていましたが、
明訓が弁慶高校に敗れたときは、
腰が抜けるほどショックを受けました。

確か駅のKIOSKか何かで買って、
とりもなおさずその場でドカベンを読んだんだっけなあ。。。。。。
そうしたらまさかの明訓敗北!!!!

自分の中ではまさに「大ニュース中の大ニュース」でした。
ホント、それぐらいの影響力がありましたね。
すごい漫画でした。

最終回は、
岩鬼が帽子を投げて終わりだったかなあ。。。。
「一つの時代が終わったんだな」
なんて、感傷に浸りました。

ワタシの子供時代から学生時代までを、
ともに歩いてくれたとても大切な漫画です。
ドカベンを見たから甲子園にはまったのか、
それとも甲子園にはまっていたからドカベンを楽しく読んでいたのか。。。。。。
ワタシの中でも謎の部分です。


水島新司漫画は、
そのほかにも「一球さん」「球道君」「光の小次郎」「大甲子園」と、
ワクワクする甲子園モノが続いて行って、
長く楽しませてくれました。

プロ野球モノでは、
水原勇気の「野球狂の歌」もありましたが、
なんといっても「あぶさん」に還りますね。
(「男どアホウ甲子園」は、ちょっとワタシには早かった。。。)

水島新司さんの「男のかっこよさ」を体現する存在として、
あぶさんこと景浦安武はいたんですね。
景浦の「男は黙って」の美学とか、
野球狂の歌の「岩田鉄五郎」とか、
ドカベンの岩鬼とか、
今の時代にはそぐわない「昭和男のかっこよさ」、
ワタシもたくさん感じていましたねえ。。。。。。

こうやって、
たくさんの少年が漫画によって感化されて、
「カッコよさ」みたいなものを学んでいく。。。。。
そんな時代でしたかねえ。

飲んだくれ親父がグラウンドに立つとやたらかっこいい。。。。。。
岩田鉄五郎やらドカベンの徳川監督やら、
そんな人をたくさん漫画の中で見てきたからか、
「実際にそんな人、いたんだあ・・・・・・・」
という漫画の中から飛び出てきたかのような池田・蔦監督や常総・木内監督のような、
「人間味の権化」のような監督が、ワタシはやたら好きだったのだと思います。。。。。

この1週間で、
その木内監督が亡くなり、
水島新司さんも引退。

ひとつの時代の終わりを強く感じて、
寂しくなっちゃっている自分がいますね。

それにしても、
水島新司さんは野球をこよなく愛し、愛された人だと思います。
作品の中にも、
そこかしこに野球への愛があふれていて、
それがまた「巷の野球好き」に心地よい読後感を与えるんですよねえ。

昔はよく、
自分でも野球をやっているという姿が、
映し出されていましたよね。

たけし軍団とよくやっていたという記憶があるなあ。
水島さんのチーム、ボッツでしたっけ?!
玄人はだしの草野球を、
なんだかよく見た……なんて記憶もありますね。

ああ、
水島さんも筆を置くのかあ。。。
昭和は遠く、なりにけりだなあ。

令和の世の中だもんね。

お疲れさまでした。
そして、
たくさん楽しませてくれて、
ありがとうございました。


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2 コメント

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ドカベンという特別な言葉 (まめちち)
2020-12-03 06:59:30
hanahana様、コメントありがとうございます。

hanahanaさんと多分年代が被る我々の年代は、やっぱりドカベンは特別な漫画でしたよね。
高校野球、甲子園・・・・いや、野球というものの子供社会における立ち位置は、まさにド満々中で、「野球を見なければ男子にあらず」って感じの時代でした。
そしてその中心にあったのは、巨人とそのライバルたち、そして漫画ドカベン、だったように記憶しています。プロ野球カードもあったかな?!

ドカベンで誰が好き?って話になると、
山田、岩鬼、殿間が多くて、その中で里中隙もいたりして・・・・なんてことを思い出しました。
それにしても、野球の立ち位置、変わりましたよねえ。
子供の私が今の世の中に送り込まれたら、果たして野球好きになったのかどうか?自信はありませんね。
水島新司さんとともに、なんだか我々の時代をしみじみと振り返ってしまいました。




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お疲れ様でした。そしてありがとう! (hanahana)
2020-12-03 01:28:49
おっしゃるとおり、まさに昭和野球少年たちのバイブルですね
小学高学年から思春期にかけて、一番ドハマりしたマンガでした。

特に土佐丸との選抜決勝。
単行本31巻は最高です。(なぜか他の巻より明らかに分厚かったと思います)
終盤の岩鬼、山田、里中、殿馬たちの過去エピを挟みながらストーリーが進行していきラストの・・・
名作ですよね。

あと、大甲子園の青田戦。(長かった~)

個人的名勝負はこの二つですね。


偶然にも今、DVDを借りてきてみている最中にこのニュースだったのでホント驚きました。
81歳でしたか・・・そりゃしんどいわな・・・
この機会にドカベンと大甲子園の単行本を大人買いしようかと思案中です。



PS

なぜかプロ野球編はすぐ読まなくなりましたね。
自分の中で「彼らの野球は高校でおしまい」という気持ちがそうさせたのかな・・・。

ちなみにサチ子は里中と結婚するんですよね。
なによりもビックリです。
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