第6日第2試合は、
広陵(広島)vs聖光学院(福島)
の注目対決がありました。
ワタシがこの対決に注目したわけ。
とにかく聖光の戦力の充実が光っているため、
優勝候補にあげた広陵を破ることが出来れば、
今年こそ東北初の大旗が見えてくるかも・・・・
と思ったからです。
2001年の初出場のときに、
20-0という厳しい現実を味わった聖光が、
そこから6回目の夏にして、
すばらしいチームを作り上げてきました。
徐々に、徐々に、
チームの実力を挙げて、
「そろそろ結果を出したい」
という境地に差し掛かっているように感じます。
これまでも準々決勝進出(08年)や3回戦進出(04年・07年)などはあるものの、
いわゆる"強豪"の壁はいまだ破れず。
この"強豪の壁"打破が、
彼らに残された宿題でした。
名将と呼ぶにふさわしい斎藤監督が、
今年は自信を持って送り出してきたチームのように見えます。
本当は去年のチームもかなり力を持っているという気がしていたのですが、
PL学園の厚い壁に跳ね返されました。
今年のチームは、
例年以上に力を持っているというよりも、
なにか"勝ち運"を持っているような気がしてならないのです。
それにしても斎藤監督は、
就任わずか12年にしてこれだけのチームを作り上げ、
「野球後進県」
ともいわれた福島県で実績を残し続ける手腕は、
すばらしいものですね。
常に全国制覇を意識させていることが分かるチーム作りで、
いつかは全国の強豪になるだろうなあ、
と思ってみていました。
聖光学院自体が、
いままさに【チームの旬】を迎えつつあるチームだと思います。
だからこそ、
今年はチャンスに思えてならないのです。
3回戦の相手は、
攻守にスキの無い野球で強豪・天理にまったく野球をさせなかった履正社。
さすがは大阪の代表。
今大会の有力な優勝候補の一角です。
この3回戦も乗り越えられるようだと、
さらに期待は大きく膨らみます。
≪優勝旗の白河の関超え≫
ずっと言われ続けてきた悲願ですが、
駒大苫小牧にサッと達成されてしまった・・・・・・
しかし本当の白河の関超えは、
やっぱり飛行機じゃなくて電車じゃなきゃあ・・・ね。
という勝手な理屈をつけつつ、
聖光学院に注目しています。
優勝候補の広陵にとっては、
本当に厳しい戦いとなってしまいました。
有原はこれ以上のない好投だったと思いますし、
打線は本領を発揮すればそんなもんじゃない・・・・・。
わかってはいても、
厳しい結果を突きつけられると、
残念な思いは拭い去れません。
残念でしたが、
ピリッと締まったいいゲームでした。
ハラハラ・ドキドキの1時間ゲーム(2時間かからないという意)でした。