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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ヤクルト優勝!!

2021年10月27日 | プロ野球

ヤクルトが大激戦のセ・リーグペナントレースを制し、
6年ぶり8度目のリーグ優勝を果たしました。

その瞬間、
ベンチから真っ先に飛び出してきたのは、
大ベテランの青木宣親でした。

この大ベテランが、
それだけ待ち望んだ優勝。
6年ぶりの栄冠に輝いたのは、
就任2年目の高津監督率いるヤクルトスワローズでした。

それにしても、
昨日が始まる前までの張りつめた空気が、
一気に喜びに変わった瞬間でしたね。

この日はヤクルト〇阪神△●
あるいはヤクルト△阪神●
でペナントレース決着という事でしたが、
ワタシはヤクルトの勝利以上に阪神の敗戦が「ね~だろ~」と思っていましたので、
ヤクルトの優勝は広島戦までもつれ込むと思っていました。

しかし、
ヤクルトはDeNAの今永を早々と攻略。
同点の3回に満塁からサンタナ、中村に連続のタイムリー2ベースが出て、
一気に優勝への勢いがまた戻ってきた感じでした。

そして阪神の試合経過を見ると、
なんとなんと、
エース青柳を立てた阪神が、
小笠原の中日にまさかのリードを許す展開になっているではありませんか。

しかしワタシ、
ここでも「阪神は終盤に粘り強いから、きっと逆転するはず」と思っていました。

しかし、
聞こえてくるのは中日リードの報ばかり。
5回に2点を加えた中日に対して、
阪神はまさかのゼロ行進。

「えっまさか、今日決まっちゃう?!」

とさすがのワタシも思い出したのは7回ぐらいかな。

すると8回に中日がもう一点追加。
こうなると中日は、
8回に又吉、9回にマルティネスがいるから、
もう阪神の逆転の望みは薄いのでは。。。。。。。
そう思い始めると同時に、
ヤクルトの優勝に向けてのカウントダウン、
始まりました。

まずは眼下の敵であるDeNAを、
高橋奎二→清水→マクガフの「必勝リレー」で抑えきり勝利をつかみました。

この時点でマジックは1。

そしてハマスタの3塁側ベンチ、
ここでかたずをのんで見守っているナインに、
大ビジョンは「優勝決定!!!」の瞬間を映し出し、
この瞬間にヤクルトの5年ぶりの優勝が決まりました。

はじける喜び。
高津監督は、
喜びの中にも冷静なたたずまいで、
ナインを頼もしそうに見ている姿が印象的でした。


それにしても、
見事な”まくり勝ち”の優勝でしたね。

とにかく勝負どころの9月、
連戦が続いていく中で強さを見せつけました。

今シーズン、
3連覇を狙う王者・巨人と好調にトップをひた走る阪神の2強を、
じっとすぐ後ろにつけて、
爆発する瞬間を狙っていました。

そして9月に入り鞭を入れた瞬間、
「絶対大丈夫!」との言葉に力を得たナインが、
爆発的な力を見せて飛び出し、
一気にまくってゴールに飛び込みました。

上がり3ハロンでの爆走、
見事でした。

9月7日からの「天王山第1ラウンド」の阪神戦以降、
25勝11敗6分と、
100試合を経過した後の勝負をかけてからの勝率がなんと7割。

このゴール前での激走があれば、
優勝できますね。

ヤクルトのこの優勝、
まさにチームが一体となった優勝でしたね。

投打のバランス、
そしてベテラン・中堅・若手のバランス、
こういうバランスが見事に取れていた優勝で、
高津監督をはじめとする首脳陣やチームスタッフ全員の力の結集ということ以外に、
勝因はないと思います。

個別にみると、
打線では山田・村上の中軸がしっかりと結果を出し、
そこに塩見・青木の1・2番、
オスナ・サンタナの助っ人勢、
さらに扇の要・中村や代打の神様・川端の存在も大きかった。

弱体と言われた投手陣は、
日に日に整備されてきて、
石山・今野から清水ーマクガフとつなぐ盤石なリレーを構築。

そのブルペン陣の安定感に支えられ、
先発投手陣も後半戦は奮闘。

エースと呼ばれるピッチャーはいなかったものの、
ベテラン石川をはじめとして、
後半戦には奥川、高橋、原、高梨、サイスニードらがしっかりとした投球を見せるようになって、
しっかりとしたローテーションが組めるようになりましたね。
すべての面でバランス感覚抜群のチーム構成となりました。

さあ、
これから短期決戦に向かいます。

ヤクルトの(ゆるい)ファンではあるものの、
西武のファンでもあるワタシから言わせてもらうと、
「優勝してももしCSで敗れれば、それは屈辱のシーズンとなってしまう」
ので、
是が非でも、
CSを勝ち抜いて日本シリーズ進出を決めてほしいと思います。

セ・リーグには、
短期決戦にすべての力を結集して、
それまでとはまるっきり別のチームに変身する「ソフトバンク」という名前のチームはいませんので、
多分大丈夫だと思いますが。。。。

試合間隔が空きますので、
そのあたりは十分に注意して、
臨んでください。


いずれにしても、
おめでと~~~~!!!!

よく頑張りました。


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2 コメント

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なんだかなあ・・・ (hanahana)
2021-10-27 23:21:52
う~ん。
あまりにもあっけなさすぎましたね。阪神・・・

最後の最後でいつもの悪癖というか、従来の脆さを露呈してしまいました。
それまでは、今までの「らしくない」粘り強さでくらいついていき、プレッシャーを与え
だんだんヤクルトにプレッシャーを与え、逆に優位さも感じられるようになり、
「これはあるぞっ!!」っと思ったのも、結局なんだったのか?
今までのヒリヒリ痺れる戦いは何だったのか?
ってな感じです。

阪神が優勝するには巨人に勝ち越すことが絶対条件。
いままでの歴史が物語ってます。
だから今年は優勝しなければならなかったのです。チャンスだったんですぅぅぅ‼
勝手にずっこけてくれたしね。

プレッシャーを与えて、最後は己がプレッシャーに負けましたね。


それにしてもヤクルト。見事としかありません。
まさに中団で足を貯めながらじっくりと様子見。
ラストの直線で一気に加速しました。
阪神も必死で食らいつき、ゴール直前でついに並びましたが・・・
最後の最後で足がもつれて転ぶという失態。

チャンピオンにふさわしい勝ちっぷりでした。
お見事!!

まだこれからCSがありますが、今年は必要ないでしょってぐらい盤石な安定感ですし、
日本シリーズをセ・リーグ代表として戦うのにふさわしいチームだと思います。

やっぱりペナントレースを制したチーム同士が日本シリーズを戦ってもらいたいですね。
未だに思ってしまいます。

仮に阪神が勝ち抜いて日本一になっても、正直あまり喜べませんね。
やはりとにかくリーグを制したいという気持ちの方が強いです。
「勝ちたいんやっ!」です。

と言いつつも、いざCSが始まったらそれはそれで気になってしゃーないという・・・笑


さあ、もう一度気を引き締めて直して、リベンジじゃあ!!

その前に、一度明徳へ行って守備練習でもして来い!
これ、本気で思っていますよ。マジです。



PS

そういえばアジアシリーズってありましたね。
いつの間にか気が付いたら、無くなってましたが・・・

なんだったんでしょう。
返信する
いいペナントレースでした。 (まめちち)
2021-10-28 08:43:08
hanahana様、コメントありがとうございます。
hanahanaさんにとっては、とてもつらい日なのにコメントいただき、恐縮です。
ワタシはヤクルトについては、昔から自分の中で「西武は実直な長男、ヤクルトはやんちゃな末っ子」ってな感じで位置づけて、通常は西武を応援しながら、ヤクルトの応援は勝敗に頓着せずに楽しんで・・・・・なんて感じです。

しかしながらワタシが応援していたのは80年代までのヤクルトが中心で、野村さんでチームカラーが変わってしまった90年代のヤクルトはワタシの中で応援対象ではなくなっていました。。
またゆるーく応援し始めたのは若松さんの時でしたが、古田が監督になってまた応援しなくなり、その後高田さんを挟み小川さんあたりから、またかつてのように緩~く応援し始めて、球場にちょこちょこ行ったりしています。

しかしあくまでも勝敗は度返しして「緩~く」しか応援していなかったので、今年のようになんだかヤクルトの勝敗に一喜一憂しながら応援したのって、本当に久しぶりの気がします。

阪神は若手にホントいい選手が多くて、優勝に値するチームだと思います。青柳、高橋、ガンケル、伊藤、秋山で組むローテはしびれますね。しかもきっちりと試合を締めるセットアッパー・クローザーの存在もあり、理想的な投手陣の構成だと思います。

「左腕不足、左腕不足」と毎年泣いている西武に、「阪神を見ろよ。ドラ1でなくて、高橋、伊藤、岩崎という素晴らしい左腕を獲得しているじゃないか。。。。嘆く前に、スカウトの見る目を鍛えるのが先だろ!!!」なんて、何度嘆いたことか。。。

打線も近本、中野など、近年出てきた選手たち、いいですね。あとは言われているように、大山がもう少し安定感を出して、来年再度輝きを取り戻す挑戦をする佐藤輝と中軸を組めたら盤石だと思いますね。そして名監督の匂いをプンプンさせている矢野監督が、来年以降もっと成熟した采配を見せると思います。
オリックスとならんで、あきらかなるアップトレンドのチームだと思います。

そんな「新しい風を吹かせるチーム」が躍動した今年のペナントレースでしたね。
すごく面白い戦いでした。

通常だとワタシのブログも、プロ野球の話題ここまで書くこともないのですが、今年の戦いにはかなり痺れていましたので、連日プロ野球の話題になっちゃっていました。

これから高校野球の秋の陣、書いていこうと思っています。

hanahanaさんの言われるように、明徳が阪神に「甲子園の守備とは」を教授するの、いいかもしれませんよ(笑)。
明徳といえば、今年心ならずも野球生活に別れを告げる西浦選手のこともありますね。昨日同郷のライバルであるヤクルト・村上の手記に西浦のことが触れられていましたが、オリックスの中嶋監督も西浦のこと、触れていましたね。
今後どういう道を歩んでいくのかわかりませんが、明徳のスタッフとして、高校野球にかかわっていく道というのはないのでしょうか。そんなことを考えていました。

今年はこれからが野球の本番。
11月になっても楽しめるとは、幸せなことです。
ワタシは個人的には、明治神宮大会出場を決めた花巻東の佐々木選手を見に行くのが、今から楽しみです。
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