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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

田沢ルール撤廃 巨人・沢村はロッテへ

2020年09月08日 | プロ野球

昨日のプロ野球。

巨人が甲子園で阪神を破り、
首位を盤石なものとし、独走に拍車がかかってきました。

そんな中巨人は昨日、
沢村投手のロッテへのトレードを発表しました。
香月選手との1-1のトレード。
驚きをもって世間では迎えられていますね。

沢村と言えば巨人のクローザーを務めたこともある剛球投手。
しかしファンの脳裏に浮かぶのは、
阿部慎之助現3軍監督にマウンド上で頭をぽかりとやられたシーンではないでしょうか。

巨人ファンからの信頼感は今一つで、
「ムキムキの体になるのはいいけど、ちょっと筋トレばっかりしすぎじゃないの?」
って印象ですかね。

コントロールの問題がどうしても解消されず、
1流と2流の間を行ったり来たりしているイメージですね。

戦力が分厚い巨人としては、
これ以上自軍においておくよりも、トレードに出した方が本人のため、
という判断が働いたのではないかと思います。
まあ、バジェットの問題もあるしね。

しかし沢村、
ワタシはもともと「パ・リーグ向きの投手ではないか?」と思っていましたし、
何しろロッテには吉井投手コーチがいますから、
ブレークするチャンスは十分にあるのではないかと見ています。

ロッテが優勝に向けて、
貴重な1ピースを獲得したと見ることもできますね。

巨人よりロッテの方が、
いらんことを考えず自分の投球にまい進できそうだしね。

さて、
その他では、
プロ野球機構が「田沢ルール」を撤廃すると発表しました。

「田沢ルール」とは、
プロ野球を経ないでMLBに入団した田沢のような選手に対して、
その後プロ野球に入団するためには高卒3年、大卒・社会人2年の猶予期間を設けるというもの、
要するに、「勝手にメジャーに行った奴は、ダメになって日本でプレーしようと思っても、2・3年は入団させませんぜ!」
という「未来の罰則規定」のようなもの。

最初から最後まで日本以外のアメリカ、中南米、アジアなどで選手生活を全うすれば問題になることはないのですが、
日本でやる場合は高~いハードルが設けられてしまうというもので、
「これって結局、日本のプロ野球が自分で自分の首を絞めているんじゃ・・・」
と思ったものです。

サッカーをはじめバレーやラグビーなどでも、
海外を経て日本でプレーすることに、
契約以外で協約などでの縛りはなく、
自由にプレーしています。

だからこそ、
サッカーなどでは自由闊達に海外、日本と移籍が活発なのですよね。

協約などで縛ってしまうと、
本当に「野球のガラパゴス化」が進んでしまうのではないかと、
ちょっと心配になってしまうので、
そういう面ではよかったと思います。

まあ、
完全に自由にすると、
MLBがえげつなくNPBを草刈り場にするという懸念もあるのですが、
「帰ってきたい選手に、帰ってこさせない」という事が果たして選手流出の抑止力になるのかと問われれば、
ワタシは「ノー」ではないかと思いますね。

まあ、
田沢は現在独立リーグでプレーしていますが、
今年のドラフト解禁選手となるということで、
いったいどこが何位で指名するのかという事も、
結構興味深いですね。

はっきり言うと、
高校生や大学生などにとって、
最初は日本のプロ野球に入団する方が、
ず~ッと楽な道だと思いますので、
最初からいばらの道であるアメリカの野球に身を投じる選手が頻発するとは、
思えないのですがね。

さらに最近のダルビッシュ、マー君、大谷などを見るまでもなく、
選手生活の最盛期、いや、まだピークまで行っていない若手の時代に、
MLBへ移籍する道は、
十分に開かれていますから。

そういった道を選ぶ方が、
より近道だと思いますがね、
MLBで活躍するための。

大体、
日本で一流プレーヤーになることが出来ない選手が、
MLBで活躍できるとも思えないし。

そういった点を踏まえても、
「アメリカで失敗しても、日本ではまだプレーする道、開かれてますよ」
としておいた方が、
結局はNPBのためであると思うのですがね。




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