イチローが昨日のオリオールズ戦で、
いとも簡単に自己記録に並ぶ25試合連続安打を記録しました。
改めて、
彼の偉大さには敬服するしかありません。
イチローには、
とかく記録が付きまといますが、
彼の最もすごいところは、
観ている人に、
『野球のすごさ、楽しさ』
を見せてくれることだと思っています。
そのことに対しての意識は超一流。
グラウンドですばらしいプレーを見せるために、
周到な準備をし、
そしてモチベーションを高める。
これがすごいところです。
日本で比較する選手がいるとするなら、
長嶋と王以外にはありえません。
彼らは常に言います。
『自分達にとっては130分の1(今で言うと144分の1、あるいはメジャーでは162分の1)だが、お客さんにとっては一生に1度のプロ野球観戦の機会かもしれない。だからこそ、毎試合すばらしいプレーを見せなければいけない。気を抜く暇なんてありません』
長嶋も、王も、イチローも、
期せずして同じことを言いました。
一流と呼べない選手は、
130分の1で物事を考えてしまうのでしょう。
試合で大きく負けていたりすると、
明らかに手を抜いたプレーをする選手も多いですね。
途中で引っ込んでしまう選手も・・・・・。
そこらへんが
1流と2流の違い。
もっと言えば、
スーパースターとスターの違いってことでしょうか。
そして、
それを楽しく見せてしまうところが、
イチロー(やON)の不世出のスーパースターたるゆえんなのではないでしょうか。
イチローはこれからも、
我々を楽しませ続けてくれることでしょう。
長嶋のプレーで野球への興味を持ち、
王のホームランをとりに野球場へ通い、
そしてイチローのプレーをリアルタイムで見られる。
おまけに日本野球が世界一に輝くところも見られた。
なんと幸せなことなんだろうか・・・・
と思っています。