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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

三浦隆司 壮絶なKOで散る

2015年11月24日 | ボクシング

≪WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ≫ 12回戦  ~ラスベガス~

チャンピオン                    挑戦者
三浦隆司(帝拳)  ●   TKO   〇   フランシスコ・バルガス(メキシコ)
              9R 1分31秒



チャンピオン、三浦隆司の【ラスベガスデビュー戦】は、
壮絶な試合となりました。

1Rのまさに出鼻、
バルガスの強烈な右が三浦にヒット。

ここでそのままKOされてもおかしくないピンチでしたが、
ここを凌いだ三浦は、
4回に反撃を開始。

得意の”ボンバー”をヒットさせ、
バルガスからダウンを奪うと、
KO寸前まで追い込みました。

そこからは壮絶な打ち合い。

しかしその打ち合いは、
終始三浦がリードしているように見えました。

『ヨシッ!行ける』
とどんどんテンションが上がっていき、
迎えた8回。

三浦の左が再度バルガスの顔面をとらえ、
バルガスはガクッと腰を落としました。

『よしっ KOだ!!!』

日本のファンは、
そう確信したに違いありません。

スローで見ると、
バルガスの顔面は、
ぐにゃりと歪んでいました。

しかし無情にもラウンド終了のゴング。

あと30秒、いや、10秒でもあったなら、
三浦の連続KO勝ちは間違いなかったと思います。


しかし、
バルガスはここから、
『一筋縄ではいかない挑戦者』の本性を、
嫌というほどわれわれ”三浦ファン”に見せつけてくれました。

迎えた9R。

『いけっ三浦!!KOだ!!』

と意気込んだのもつかの間、
バルガスの的確なアッパー、ストレートが三浦の顔面にヒット。

今度は三浦がキャンバスに、
もんどりうって倒れてしまいました。

立ち上がって『まだ大丈夫だ』と必死にレフェリーにアピールする三浦。
しかしまだ、
このラウンドは2分半以上の時間が。。。。。。。

アリスの歌のように、
『♪獣のように 挑戦者は 襲い掛かる、若い力で』

まさにそんな感じで、
止めることのできない波状攻撃に、
三浦はついに、
敗戦を余儀なくされてしまいました。

9R 1分31秒。

無念のTKO負けでした。


ワタシは、
しばし放心状態。

信じられない。。。。。

その思いしかありませんでした。

ショックは抜けきらず、
まる2日引きずってしまいました。

今もまだ、
夢を見ているみたいです。


あの具志堅がペドロ・フローレスにまさかのKO負けをした時のように、
そして、あの長谷川がモンティエールの強打に一瞬で沈んだ時の様に。。。。

『夢であってくれ!』

と叫びだしたいような、
そんな気持ちを引きずっています。


しかし三浦チャンプ。

あなたの戦いぶりは、
素晴らしかった。

ラスベガスのファンの大声援が、
それを物語っています。

『アメリカ進出第1弾』
は失意のKO負けに終わりましたが、
『三浦隆司ここにあり』
は十分にアメリカのファンにアピールできたと思いますよ。

チャンスはまた、
やってくると思います。

また日本で、
牙を研いでその時を待っていてほしいと思っています。


それにしても。。。

惜しかった!
惜し過ぎた!!


北の湖理事長の死去に始まり、
この週末は、
ショックなことばかりでした。


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