大横綱・白鵬 横綱になりたいんなら、俺を超えてゆけ！

大相撲夏場所14日目。

前日まで全勝の横綱・白鵬と大関・稀勢の里が、
両者の意地をかけてぶつかり合いました。

ここまで何年も、
期待を裏切り続けてきた稀勢の里でしたが、
今場所は気合いが“空回り”する悪癖を封印。

落ち着き払ったその取り口は、
『ひょっとしたら』
の期待を抱かせるに十分でしたが、
やはり白鵬は、
並の横綱ではない『大横綱』。
激しい相撲の末、
稀勢の里は『白鵬の高く厚い壁』
に跳ね返されました。

館内は稀勢の里の声援一色の一種異様な雰囲気でしたが、
やはり【白鵬】は、
今場所も【白鵬】でした。







激しい攻防の中、
白鵬は稀勢の里に、
『横綱になりたいんだったら、俺を超えていけ！』
と檄を飛ばしているように見えました。

さすがとしか言いようがありません。
スゴイ横綱ですね。

稀勢の里

あと一歩でした。

館内の大歓声、
よくその耳に入っていたと思います。

これだけの人が声をからして声援を送り、手を叩き続けていたんです。

これをともすれば『プレッシャー』に感じていたこれまでの稀勢の里ですが、
これからは『心強いサポーター』と感じれば、
自ずと結果もついてくるはず。

今場所で、
完全に一つの殻を破ったのではと見ていますので、
さらに千秋楽、来場所と、
大きな存在になっていって欲しいと思っています。

久々の『日本人の優勝パネル』を、
国技館に高々と掲げて欲しいと期待しています。

今日ワタシは、
居ても立っても居られずに、
国技館に自由席を求めて朝から並んでしまいました。

長い一日になりましたが、
満足感はいっぱいです。

明日の千秋楽。
ドラマが待っているかもしれません。
楽しみにしています。