SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

波乱の幕開け トーナメント考

2009年07月13日 | 高校野球
連日ですが、
高校野球の話題です。

この週末、
11日(土)12日(日)に開幕した地方大会が多く、
いよいよ予選も花盛りになってきました。

スポーツ欄にも、
たくさんの高校野球の結果が載ります。

沖縄、北海道などでは既にかなり上位まで大会は進行して来ましたが、
7月上旬のこの時期、
まだまだ各地の戦いは序盤戦です。

しかしながら、
波乱が多くおきるのもまたこの序盤戦の特徴です。

週末の試合からピックアップしてみても、

岩手の一関学院。
広島の新庄。
鹿児島の鹿児島実。
佐賀の佐賀北。

などの有力校が、
涙を飲みました。

昨春の選抜優勝校である沖縄尚学も、
初戦で敗退しました。

『絶対』といわれている福島の聖光学院も、
延長にも連れ込む大激戦。

これらどのチームも、
その相手は『有力校』といわれているチームではありません。

勝ったチームには失礼ですが、
実力には一定の差がある対戦だったと思います。
多分、
練習試合をやれば10回に1回ぐらいしか勝てない、
といったところではないでしょうか。

しかし、
本番では『大金星』を挙げてしまう。

そのあたりに、
夏の大会の怖さがあると思います。

逆に言えば、
『最後の夏』
にかけてくる相手と戦うとき、
実力の差は関係ないということです。

週末に波乱が起こった試合も、
勝ったチームは、
強豪に対して『気合入れまくり』で臨み、
ものすごい波を起こしたのだと思います。

反対に、
有力視されているチームほど、
初戦の入り方は難しいと思います。

特に、
春の大会で好成績を残したチームは、
初戦はシードされていることが多いはず。

ということは、
初戦の相手は既に1試合ないし2試合ぐらい勝ち進んできたということ。
そこに、
波乱が起きる要素が隠れていると思います。

『大会にまだ入っていけていない』
うちにやる、初戦という試合。
これは相手がどんなチームであろうとも、
決して気を抜くことは出来ません。

全力で『取りに行く』試合にしなければならないと思います。

大会の雰囲気に慣れてくれば、
あとは『実力勝負』になってきます。

そこまで何とか、
試合を落とすことのないよう、
準備をしていかなければならないですね。
準備しすぎるということはありません。

しかし、
初戦で苦戦をしたチームほど、
その後の戦いでは波に乗っていけるケースもあります。

3年前の夏の優勝校、
早稲田実は、
西東京大会の初戦でサヨナラ勝ちの大苦戦。

しかし、
その後は波に乗り、
ご存知のように全国の頂点まで上り詰めました。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
ではないですが、
「初戦の苦労は、その後の糧」
ということでしょうか?!

強豪校の皆さん。
「3回戦であの高校と対戦だ!」
「5回戦がヤマになるな」
「準決勝までにピークに持っていって」・・・・・・・
そんなことを思いすぎると、
初戦の波に飲まれないとも限りませんよ。

夏の戦いを制するには、
≪一戦必勝≫

それしかないと思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熱い夏、開始! | トップ | 俊輔 背番号7 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事