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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第104回全国高校野球選手権大会 第7日 充実の夏を迎えたチーム

2022年08月13日 | 高校野球

【第7日】
第1試合 明 豊  7-5 一関学院
第2試合 愛工大名電 6✕ー5 八戸学院光星 
第3試合 近 江  8-3 鶴岡東
第4試合 海 星  4-2 天 理


第7日目の甲子園。
お盆休みも始まり、
近畿勢も2校出場とあって甲子園は大賑わい。
何と満員札止めとなりました。

そんな中で熱戦が展開され、
最初から最後まで全く目の離せない4試合でした。

この日は好調の東北勢が3校登場。
3校ともに1回戦はいい勝ち方で上がってきていましたが、
この日はそれぞれ強豪相手に粘りを見せるも最後は勝ち切れず、
3校揃っての討ち死にとなってしまいました。


第1試合で登場の一関学院は、
初戦と同様序盤の攻撃で3-0とリードを奪いましたが、
初戦と違ったのは先発の小野の調子が違ったこと。

3回までに5四死球を与えて投球が安定せず、
早めに繋がなければならなかったところが誤算でした。

打力に自信のある明豊は、
じっくりと構えて相手を攻略。
最後は9回に2点を挙げて突き放し、
初戦に続く終盤に試合を決める戦いぶりで3回戦へ。


第2試合は熱戦でしたね。

強豪対決という事でかなり盛り上がっていましたが、
終盤3点を挙げ5-1とリードを広げた八戸学院光星に対し、
その裏ちょっとしたスキを見せた光星に対してそこまで眠っていた名電の打線が猛反撃。

一気に連打を重ねて同点に追いつきました。
そうなると流れは名電。

延長に入った10回、
この日2度目のマウンドに上がった富井を攻めて、
無死2・3塁から最後はこの日ポイントになった美濃がセンターにはじき返して、
試合を決めました。

全国に名だたる強豪同士の、
「これぞ甲子園」という感じの素晴らしく熱い試合でした。
やっぱりこのレベルの対戦となると、
本当に一投一打に沸きますね。

第3試合は優勝候補の近江が登場。
しかし3回、
『ほとんど打たれない』エース山田がまさかの2本のホームランを浴びて1-3と予期せぬビハインド。

しかし今年の近江、
昨夏4強、今春準優勝と甲子園で修羅場を潜り抜けてきた経験がどこよりもチームの血となり、肉となっているチームです。

このぐらいのことでひるむはずもなく、
すぐその裏に反撃を開始すると4点を挙げて逆転。

その後は山田が好投を見せ、
打線も1点、また1点と相手を突き放し、
終わってみれば8-3の快勝で3回戦に進出しました。

記録を見ると、
近江の放ったヒットが8本に対して、
鶴岡東は11本もの安打を放っていますが、
試合の内容を見ると近江の完勝。

しっかり守って、
チャンスはきっちりとモノにする。

これぞ”甲子園で勝つ野球”ですね。

近江は30年かけて、
地味ながらしっかりと一歩一歩、
階段を昇ってきた野球って感じです。

さあ、いよいよ多賀監督、
「大望」に向かって、
歩みを進めていく時ですね。

少し心配はやはり山田投手に頼る投手陣ですね。
今後の相手を考えると、
やっぱりこのチームでは山田投手以外の投手をマウンドに上げるのは厳しいと思われますから、
あとはどう山田投手のエネルギーをセーブしながら戦いをしていくかというところでしょう。

山田投手、
力投型だけに、ね。。
どうか頑張って、
滋賀県勢初の・・・・・・と進んでいって欲しいですけどね。


第4試合はその近江の対戦相手を決める戦い。

両チームともに初戦はこれ以上ないという安定した戦いぶりで勝ってきていますから注目されました。

あの日本文理、田中を完ぺきに崩した海星の打線が、
天理のアンタッチャブルな好投手、南沢にどう立ち向かうかが注目の的でしたが、
海星はその南沢の立ち上がりを攻めて3回までに4点を先取。

南沢はその後立ち直って全く海星に攻撃をさせませんでしたから、
この序盤の鋭い攻撃は効きましたね。

そして投手リレーは、
初戦で好投した宮原ではなくもう一人のエース・向井が先発。

その向かいは序盤こそ苦しんだものの、
しっかりと天理打線を終盤まで抑えて、
8回満塁の大ピンチでは宮原が好リリーフ。

この海星高校。

夏を迎えるまでは、
県外勢との試合でほとんど実績を残していませんでしたが、
この夏を迎えて大ブレークですね。

もともと投手2本柱の評価は高かったのですが、
それに守備の堅さが素晴らしい。
そしてバッティングも整備されてきて、
投攻守のバランスでは今大会のチームの中でも屈指ですね。

3回戦で激突する近江との試合は屈指の好カードとなりましたが、
これを超えるとひょっとしたら。。。。。。。

何しろこの海星、
夏の甲子園で2勝を挙げたのは、
あのサッシー・酒井で4強まで進出した昭和51年(1976年)以来とのこと。

ひえ~~

名門だけど、
本当に久しぶりの活躍なんですね。

近年も清峰や長崎日大の後塵を拝していましたが、
今年のチームは、いいですね~。

ということで、
2戦目の試合も熱を帯びてきましたが、
今日は甲子園初戦の浜田、有田工、九州学院、帝京五の4校が出場します。

高野連の恩情に応え、
いい戦いを見せてもらいたいですね。




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