SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

埼玉西武ライオンズ

2016年04月22日 | プロ野球

最近のワタシは、
プロ野球の見方が昔とは違ってきています。

大谷クン、藤浪クン、松井クンら、
プレーを見るだけでワクワクさせてくれるプレーヤーが出る試合にチャンネルを合わせるというのがワタシの最近のプロ野球の見方なんですが、
一昨日、昨日は彼らの出番なしでしたので、
ワタシにとっての”古巣”埼玉西武ライオンズの試合を眺めていました。


西武ライオンズが所沢の地に移転して来てから37年ほど。
その初年度からずっと応援し続けているワタシですが、
79年の開幕から92,3年ぐらいまでは、
本当にMAXに応援し続けていました。

まあ、
球場にも行きやすい環境にありましたので、
度々球場を訪れては声援を送りつづけていました。

元々のプロ野球好きでしたので、
その頃までは、
1・2軍を問わず全選手の名前、顔はおろか年度の成績まで空で言えるほどののめり込みぶり。

しかも西武が黄金時代を築いていましたので、
『そこのけ、そこのけ・・・・』
という感じの応援っぷりでしたね、その頃は。


しかし時は経ち・・・・。


東尾監督に変わった頃から徐々にその熱は冷め始め、
それでも常に優勝争いに顔を出していたチームに注目はしており、
熱は85%ぐらいに下がったものの、
『常勝時代の残り香』
を嗅ぎながらの観戦でした。

そして『ああ、このチームは・・・・・』
と嘆いたのが02年の日本シリーズ。

昔は『ユニフォームを見ただけで、勝ったと思った』チームであった巨人と対戦して、
完膚なきまでの4連敗。
しかも『われらのエース』松坂が『元祖我らの主砲』清原にホームランをたたき込まれたシーンは、
忘れようと思っても忘れることができません。

西武ライオンズという伝統が、
粉々に砕けて吹っ飛んだシーンでした。

しかも巨人の優勝を目の前で見ちゃった(しかも隣には巨人ファン)ので、
なんだか泣きたい気分になったのを覚えています。

そこから13年と少し。

徐々に徐々に、
チームとしての退潮傾向が明らかになってきたチームに、
本当に愛情を注げなくなってきています。

それは、
チームとしての土台が明らかに崩れているのを感じるから。

『黄金時代の様におカネを潤沢に使わなくなったから、選手の質が落ちた』
という結論でかたづけるのは簡単です。

しかしながら、
そうではないところに『チームの崩壊』を感じるのは、
古いライオンズファンに共通した意見なのではないでしょうか。

今のチームは、
分かりやすく言えば『バンバン打ったり、ビシッと投げれば勝つが、そうでない日は負ける』という、
アマチュア野球のようなチーム。

野球の進め方とか戦い方などに、
全くと言っていいほど【深み】を感じさせてくれない”その日暮らし”のチームです。

『このチームは、プロなんだろうか?』
ということ、よく感じてしまいます。


もっとも、
選手の質という点において言えば、
6度も本塁打王に輝いている中村や、
シーズン216安打の日本記録を持つ秋山。
そしてそのほかにも好選手を揃えているから、
他球団にさほど劣っているとも思えません。

しかし……何というかなあ、
『な~んも考えないでやる野球』
ではプロの世界を勝ち抜こうというのは、
やっぱりおこがましいんじゃないかと思ったりしているわけです。

”明るいチームカラー”
として語られることが多いこの球団、
しかしながら、
それは逆読みすれば『厳しさのない集団』という裏返し。

厳しさが感じられない雰囲気だから、
何年でも同じ過ちを繰り返すんだと思いますね。

守備、走塁、試合運びの稚拙さは、
パ・リーグでは断トツだと思いますね、
ここ数年の西武は。

それゆえ、
SB、日ハム、ロッテという、
『しっかりした野球ができる』
チームには蹂躙されるわけです。

中村がホームランを打った・・・・・とか、
岸が完封した・・・・・とか、
そんな時しか勝てないので、
シーズンをトータルで見た場合、
必ずや劣勢になってしまうんでしょうね。

その采配を振るう監督は、
渡辺監督から田辺監督へ。

黄金時代の西武の選手ではありましたが、
『一番監督には向いてないんじゃないか?』
と言われた彼らが監督をやっていることで、
いかに人材難ということも分かります。

『黄金時代のDNAを継承する』
のではないかと思われたのは、
石毛、辻、平野、秋山、伊東当たり。

一方『指揮官としてはどうなの?』と言われたのは、
清原を筆頭に渡辺、工藤、田辺あたりですかね。
当時『な~んも考えてね~なあ』と言われたサークルの中にいた人たちです。

工藤は苦労を重ねて今の地位を築いていますが、
彼が成功しているのはSBというしっかりした組織の中にいるからで、
西武の監督をやったのでは、
現在の田辺と同じような感じになってしまうのでは・・・・・と思ったりもしています。

まあ、
指導力と人望はまた別の話ですから、
一概には言えないでしょうがね。


今の西武の状況に酷似しているのは、
初期の根本監督の時代だと思います。

しかし根本監督は、
常に先、先を考えて、
『まずは次の監督にいい形で渡すため、自分の色を付けないように』
ということから、
どんなに選手がミスしても、
それには目をつぶって采配を振るい続けた・・・・・・ということでした。

今との違いは、
今のチームにはまったく先を見ている人がいないのでは?
というところでしょうかね。

今後チームはじり貧になっていくことが必至・・・・・
という状況に見えますね。

まさに『Bクラス常連』への道が、
まっすぐに(真っ逆さまに?)つながっているのが見えるようです。
『長期低迷』はもうすぐそこまで来ていますね。


昨シーズン、そして今シーズン。
開幕ダッシュは決めたものの、
持ったのはおよそ1か月。

後はズルズルと・・・・・。

ワタシは今季、
久々にキッチリと仕上げてきた感じがしたもので、
2位に推しましたが、
今の戦いぶりでは『最下位候補筆頭』という気がしています。

誰々が打つ、誰々が投げる・・・・・
と言ったことではなく、
しっかり守れるのか?ちゃんと走塁の意識はあるのか?勝手にブリブリ振り回すだけじゃダメということを気がつかないのか?
など、
言いたいことは山ほど。

あまりに違ってしまったこのチーム。

数年前にユニフォームを一新した時、
古いファンの間では、
『伝統あるユニフォームを変えるなよ!』
という声が飛び出していてワタシもそう思ったりしていましたが、
今は全然違う感想を持っています。

『昔の黄金時代の【西武ライオンズ】と現在のBクラス必至の【埼玉西武ライオンズ】は完全に別のチームなんだから、ユニフォームから何から、全部変えた方がいいね』

そして究極は、
『大宮に本拠地を移したら、完全に別チームとして、昔の残り香も消えるのに』
なんてことさえ、思っています。

それでもたまに見ちゃうのは、
なんでなんだろうか?


大阪桐蔭トリオ?
いったいなんで、状況も考えずにあんなにブリブリ振り回しちゃうんだろうか。

菊池雄星?
脱皮できないまま、彼の野球人生も過ぎていくんだろうなあ。FAでもして、環境変えたら?

ショート候補(外崎・金子・永江・鬼崎等)?
どいつもこいつも、とりあえずあの守りじゃ、プロじゃあ通用しませんぜ!他のチームじゃ、ベンチにも入れないよ。
足が速いとか身体能力が優れているってだけじゃ、プロのショートが務まるはずないって~の。

外国人投手(バンヘッケン・CCリー)を連れてきたスカウト?
いつまで失敗繰り返すんじゃい。外部の敏腕スカウトを、大枚はたいても雇うべき。

田辺監督?
そもそも監督の器じゃないって。


たまに見ると、本当にフラストレーションがたまるチームです。



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