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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲九州場所  白鵬 他の力士を寄せ付けず

2012年11月26日 | 相撲

大相撲九州場所は千秋楽。
今年最後の大相撲に、
たくさんの福岡のファンが駆けつけてくれて今場所5回目の『満員御礼』でした。

そんな大観衆の声援を受けて、
大横綱の白鵬がキッチリと”大相撲の大みそか”を締めてくれましたね。

14勝1敗での23度目の優勝。
立派でした。

モンゴル語で両親、並びにモンゴルの人向けのメッセージもありましたね。

今場所の相撲は、
何か”肩の荷が下りた”という言葉がピッタリの、
『自分の相撲に集中する』取り口で、
今後ますますの活躍が期待できる取り口が多かったと思います。

逆に言うと、
今まで本当に『一人横綱の重圧』を感じ続けていたんだなあ、
ということも感じました。

白鵬にとって日馬富士の存在は、
いろいろな意味において本当に大きいのだと思いますね。

その日馬富士。
調子が落ちてくるとやはり”軽量の悲哀”が出てしまうのだなあ・・・・
と感じてしまう今場所でした。

しかしながら、
本当にさまざまなプレッシャーを感じながらの”新横綱”の場所だったでしょう。
今までとは違うプレッシャーも感じたことでしょう。
それらを血肉として、
白鵬とともに長く角界を引っ張っていく存在の横綱になって欲しいと思います。
軽量だけに、
くれぐれもケガには注意してほしいと思います。

最後までパッとしない相撲っぷりだった稀勢の里。
そして勝ち越すことに汲々としている琴欧洲、琴奨菊。
今場所のような相撲っぷりでは、
『大関の存在感』はほとんどゼロに等しいです。
来年以降、
どんな巻き返しを見せてくれるのか、
注目していきますが、
来年も同様ならば勝手に『引退勧告』しちゃおっかな。
それくらいの覚悟と気合、
見せてほしいものです。

大関以下では、
豪栄道が11勝と気を吐きました。
そして負け越したとはいえ、
やはり”存在感”を見せつけた妙義龍。

この二人が大関を脅かす存在として、
来年は輝いてほしいと思います。

そして注目していた舛ノ山。

ケガに泣き5勝10敗に終わりましたが、
幕内上位に挙がって初めての場所としては、
まずまずだったと思います。

地力をつけ、
次のチャンスに挑んでほしいと思います。

しかし、
負け越しても『よくやった』と言われるのは今場所までですよ。
頑張ってください。

ベテラン健在を見せつけた旭天鵬には、
『あっぱれ』を3つでも4つでもつけてあげたい。
素晴らしい頑張りです。

最後に今場所大関を陥落した把瑠都。
来場所10勝以上で返り咲くことが出来ます。

もし来場所で返り咲くことが出来なければ、
完全に把瑠都の相撲人生は『暗転』してしまいます。
まさに『死に物狂い』で臨む場所となるでしょう。

今年初優勝を飾ったゲンのいい初場所で、
なんとしてでも頑張ってほしいと思います。

さて、
1年納めの九州場所が終了しました。

今年の優勝力士は、

初場所  把瑠都
春場所  白鵬
夏場所  旭天鵬
名古屋  日馬富士
秋場所  日馬富士
九州場所 白鵬

となりました。

昨年までの『白鵬一極集中』ではなくなり、
日馬富士との【両雄並び立つ】時代になりそうな気配を漂わせた今年の大相撲。
夏場所の『平幕同士の決定戦』で苦労人・旭天鵬の優勝も光ります。

初場所では把瑠都が初優勝していますが、
もうずっと前のことのようです。

新横綱・日馬富士の誕生。
昨年相次いで誕生した琴奨菊、稀勢の里、鶴竜の大関陣。
4場所で技能賞を獲得した妙義龍などの台頭。

いろいろなことがあった1年でした。

しかしもっとも大きかったことは、
『不祥事など土俵以外での騒がしい事柄が、ようやくなくなったこと』
『徐々に人気も回復し、九州場所で5日間も満員御礼が出たこと』
の2つだと思います。

厳しい冬の時代を経て、
ようやく春の兆しも見えてきた大相撲界。

この勢いを来年につなげ、
新たに出発していってもらいたいと願っています。


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