何か慌てたように咲き出して一気に満開になった今年の桜。
この土日の嵐で散ってしまったところも多いのではないでしょうか。
敢えて拡大はしませんが、冬眠中の生き物たちも順次動き出しています。それなりの大都会、名古屋の区部で生きてるニホントカゲ(Plestiodon japonicus)。
「ウソでしょ?」
いえいえ冬眠組は今頃から動き出して普通。ヒラタクワガタ本州タイプ(Dorcus titanus pilifer)。2011年は2月11日に出て来ました。今にして思えば土の中でまんじりともしていられない環境だったのでしょう。
近年温暖化がしきりに言われていますが、この事象は単に温かくなることを意味するのでは無く、大気の対流、循環が激しくなることを意味します。夏はより熱く(あえてこの字)、冬はより寒く、春や秋は短くなります。
日本ほど四季がハッキリしている国は少ないと言われます。それは僅かなバランスの変化で崩れてしまう脆く儚いものでもあるのです。