愛食愉炊

日常遭遇する食と料理についての備忘録

ソミュール液

2018-10-16 10:48:24 | テレビ
たまたまNHK「あさイチ」を見ていたら、「ソミュール液」なる言葉を聞いた。

魚焼きグリルで鶏肉のハーブ焼きを作る際に、鶏肉の下ごしらえに用いるのだそうだ。


ソミュール液、初耳だった。


鶏肉に下ごしらえとして塩コショウすることはよくある。
以前にメモっておいたトリハムの作り方もそうだ。

しかし、肉に塩コショウをもみ込むのではなく、
液体として漬け汁にしておくというのは知らなかった。

ソミュール液という名称同様、このやり方も馴染みが無い。
「きょうの料理」などで紹介されたことはあったのだろうか?

面白いし特徴があるやり方だから、
どこかで見知っていたら印象に残りそうなものなのに
ないということは、やはり、あまり一般的でないのか?




ちょっとググってみたら、こちらの頁に行きあたる。

なんと燻製の作り方である。

燻製とは違うが、そういえば以前アメリカのバーベキューを紹介する番組で
調味料を解いた液体を塊肉に刷毛で塗っていたのがあったような・・・

うむ、ことによると、
ソミュール液は塊肉をバーベキューなりオーブンなりで調理する文化圏のもので、薄切り肉ばかりがパックに詰められて並んでる日本では馴染みが無いということなのかもしれない




さて、とりあえずNHK「あさイチ」で紹介されていたソミュール液のレシピをメモっておく


【ソミュール液】
・水300ミリリットル
・酢小さじ1
・塩大さじ3
・砂糖大さじ3


1)ソミュール液(フランス料理で使う万能だれ)は、すべてを合わせ沸騰させて冷ましておく。

2)鶏もも肉をソミュール液に約6~10時間つけておく。

3)鶏もも肉の水分を拭き取る。



上で紹介した燻製の頁では、また違った作り方が紹介されている。
好みでハーブを入れてもいいらしい。


こちらの頁では、ソミュール液をピックル液とも併記している。

ピックル液ということは、ピクルス液のことか?
ああ、なるほど。腑に落ちる。

ピクルス液の場合は、酢が強いが、ソミュール液は塩が強いという感じだ。








こちらの頁も具体的でいい。

肉1キロに対するソミュール液の割合が紹介されている。
燻製でなく、BBQ、欧風焼肉を美味しく作る極意、という感じだ。
ソミュール液を「肉を美味しく焼き上げる魔法の液体」だとしている。

海の塩より岩塩、というところが、やはり欧風だと感じる。



まぁ、自分の台所にあるのは海の塩。

まずは手元にある材料でトライしてみることにしよう。


で、焼くのは、魚焼きグリル。(^皿^)