野球人気が急に沸騰、というわけではありません。中国人観光客が旧正月にあたる春節の大型連休に合わせ、円安を追い風にドッと押し寄せているのです。記者が宿泊中のホテルのロビーでは中国語が飛び交い、その音量に圧倒されています。
しかしこれだけの大波が、キャンプ地では全く感じられず。いまや2月の沖縄への経済効果は野球以上であろう、この中国人たちを振り向かせられたら、プロ野球の興行もとてつもない活況となるのでしょうが…。 (運動部・笹森倫)
ヴォルフスブルク戦に出場したバイエルンDFボアテング(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が30日に行われ、バイエルンはヴォルフスブルクと対戦し1-4で敗戦。試合後、バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが試合を振り返った。クラブ公式サイトが同日に伝えている。
バイエルンは、同試合でヴォルフスブルクのオランダ代表FWバス・ドストと、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネに2ゴールずつ決められて、今シーズンのリーグ前半戦での合計失点と同じ4失点を喫した。そして、後半にスペイン人DFフアン・ベルナトの1ゴールだけしか決められなかったバイエルは、1-4で敗戦。今シーズン後半の初戦でリーグ初黒星となった。
ボアテングは試合後、「簡単なことだ。僕らのプレーが本当に悪かっただけ」と敗戦についてコメントすると、「アグレッシブではなかったし、いとも簡単にボールを失っていた」とチームのパフォーマンスを振り返った。
しかし、同選手は「今日この敗戦をしたのは良い事なのかもしれない」と語ると、「なぜならこれは注意喚起のようなものだ。今後このようなパフォーマンスをする余裕はない」と残りのシーズンに向けて前向きに敗戦をとらえている。そして、「もし修正するならば、シャルケ戦に備えて重大な改善が必要になることはみんな分かっている」と次戦を前に改善を誓った。
バイエルンは、2月3日に行われるブンデスリーガ第19節で、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと対戦する。
最終日はまずまずのプレーを見せた藤田光里 第13回グアム知事杯女子ゴルフトーナメント(2015)(最終日) 写真・鈴木祥
第13回グアム知事杯女子ゴルフトーナメント(1月29日~30日、グアム・レオパレスリゾートCC、6482ヤード、パー72)アトレティコ・マドリードに勝利したバルセロナ [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグが28日に行われ、アトレティコ・マドリードとバルセロナが対戦。3-2と接戦を制したバルセロナのルイス・エンリケ監督や選手たちは、喜びと準決勝への意欲を口にした。29日、クラブ公式HPが伝えている。
昨シーズンのリーガ・エスパニョーラ王者と2位の対決となったこのカード。21日に行われたファーストレグでは、バルセロナが1-0で勝利していた。
よって優勢かに思えたバルセロナだったが、試合はアトレティコ・マドリードのFWフェルナンド・トーレスが早々に先制。そこからバルセロナがブラジル代表FWネイマールのゴールで追いつくと、アトレティコ・マドリードも追加点を決める。その後バルセロナにオウンゴールとネイマールの2ゴール目が生まれ、3-2でバルセロナに軍配が上がった。
バルセロナのクラブ公式HPでは、スコアの動かなかった後半を「コーヒーで例えれば、ノンカフェインのゲームとなった」とユーモラスに描いたが、試合を終えたエンリケ監督や選手からは、喜びの声が相次いだ。
エンリケ監督は、「今日のチームはとても良かった。選手はこのゲームにふさわしい力を発揮してくれたね」と、コメント。さらに「早い時間にゴールを奪われた後のゲーム運びが完璧だった」とも話し、準決勝を前に確かな手応えを感じさせた。
選手たちも同様に喜びや準決勝へのモチベーションを見せており、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、自身のツイッターで「準決勝だ!偉大なチームだ!」と、嬉しさを表現。また、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノも、「昨年辛い思いをさせられた相手に、こうして勝てたのは大きい。この勢いを切らしてはいけないよね」と、気を引き締めた。
バルセロナは2月11日と3月4日に行われる準決勝で、ビジャレアルと対戦する。
FC岐阜は30日、代表取締役社長の恩田聖敬氏がALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症していることを発表した。
恩田氏はクラブ公式HPを通して、以下のようにコメントしている。
「この度は、私事ではございますが、みなさまにご報告する事項がございます」
「私、恩田聖敬は、昨年『アイス・バケツ・チャレンジ』で啓蒙活動が行なわれた、通称:ALSと呼ばれる、筋委縮性側策硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)を発症しています」
「この、ALSは現在の医学では、効果的な治療法はない難病で、運が悪かったとしか表現しようがない病気と言われていますが、私の境遇は、決して運が悪いわけではないと感じております。それは、全国に50余名しかいないJクラブの社長の一人として、お客様の喜ぶ姿や、『ありがとう』の声に接することが出来るこの職務は、私の天職だと感じているからです」
「また、サッカーに対して門外漢であった私ですが、昨シーズンを通してスポーツの持つ可能性、そこに関わるみなさまの熱さに強く魅せられ何度も背中を押してもらえました。さらに、FC岐阜の社長を務めさせていただいていることで、ふるさと「ぎふ」で、多くの人々に出会い、力強く支えていただいています。そのおかげで、この病名を告げられても、パニックにならず、自分のやるべきことを見失わず、今まで通り前進しつづける気持ちを持ち職務に取り組んでおります」
「このALSという病気は、身体は動かなくなるが、命までは取られない。感覚、知覚、意思、判断にも影響はなく、私は、『わたし』のままでいられる。ならば、今まで通り社長業を続けられる限りは続けて、「ぎふ」のために働きたい。その想いを、星野?夫後援会長をはじめとする周りの方々も尊重してくれました。また、家族も私の意思を応援してくれています」
「私の夢は、FC岐阜が岐阜県民にとってなくてはならないチームになることです」
「2015シーズンも、私はスタジアムでみなさまのお出迎えをしますので、気軽にお声がけいただき、これまで以上の熱い声援をチームにいただければと思います。ぜひ、みなさまも一緒に『ぎふを元気に!ぎふをひとつに!』を合言葉に、共に進み、共に戦い、ぎふがもっと元気になるように盛り上げていきましょう」
■筋萎縮性側索硬化症とは
手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉が徐々に痩せ、力がなくなっていく病気のこと。筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害を受ける。それにより、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなり、力は弱化し、筋肉が痩せていく。その一方で、体の感覚や知能、視力や聴力、内臓機能などは全て保たれることが多い。(参照:難病情報センターHP)
■アイス・バケツ・チャレンジとは
筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、または寄付をする運動のこと。2014年にアメリカで始まり、サッカー選手や政治家、アスリートなどの著名人たちがこの活動に参加し、寄付金の増加やALSの認知度向上に貢献。日本を含めた世界中に広がり、社会現象化した。