風が運んでくるもの

(=^. .^=)

風の吹く丘の話

2007-07-14 08:34:23 | 映画
昔、アメリカにジョー・ヒルという人がいた。
プロテストソングの祖といわれた人だった。
放浪しながら、当時の労働運動に参加して、
反政府的な唄を唄い続けた。

ある街で憧れの人と再会する。
それは、彼女の夫の殺害現場だった。

ジョーは、疎まれていた政府警察から
ブルジュアの殺害という罪で、
間違って逮捕される。
そして、銃殺の刑に服す。
彼は弁解もせずに。

そのジョー・ヒルの獄中の遺書の一節。
 *
私が死んでも悲しまないで欲しい
転がる石に苔はつかない
遺体は焼いて灰にして
風の吹く丘に蒔いて欲しい
風に吹かれ 飛ばされ
またどこかで花が咲くかもしれない
 *
後に続いた人たちがちゃんと花を咲かせたと、
歴史が証明している。
が、いま、花は枯れようとしている。
また風が吹くだろうか。

***

掃除の途中に、何年も前のメールの控えが見つかりました。
ネットの友人から、実在した『ジョー・ヒル』の映画の話を
教えてもらった時のもの。
多くのミュージシャンが影響を受けたという話でしたね。

本人の承諾があったので、こちらのブログに掲載。
これはいつ頃のメールだったわと、
時の流れを感じて懐かしくなり、
掃除が中断してしまいました。

『ジョー・ヒル』のビデオかDVDをずっと探しているのですが、
生憎と、どちらも発売されていないようです。
ファンはたくさんいるはずなのに。
いつかDVDとなる日を密かに待つしかないのでしょうか。
それにしてもやっぱり、ああ観たいわぁ。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD4441/index.html