アメノミミ

降り始めの雨のようにポツポツと言葉が落ちてくるようになった。
時に雨となるその言葉を書きとめるブログ。

心を見る

2019年12月25日 10時52分35秒 | 二至二分の音楽会
波立つ心

荒れ狂う感情を持て余す時

それを消し去るのではなくただ見るとよい

その感情を手放す必要はなく

自分を呑み込まんとする荒れ狂う波として見る

あなたは少しずつ浮いて行き

少し高いところから荒れ狂う海原を眺める

見渡す限り黒い雲に覆われ静かな場所などどこにもない

見えるものは荒れ狂う海と風それを覆う黒い雲と雷

徐々に高度を上げていくと

あなたを呑み込まんとしていた波はもうあなたには届かない

暴風が吹き荒れ稲妻が闇を切り裂き雷鳴が鳴り響く

ここはあなたの高い波動の怒り

邪なるものを吹き飛ばし一瞬で焼き尽くす怒りのエネルギーの場

さらに高度を上げていくと雲を突き抜ける

眼下には雷雲が見え頭上には太陽が見える

さらに昇り雷雲は雲に荒れ狂う波は海の模様に見える

さらに昇り今や宇宙から見下ろしている

そこにはいつもと変わらぬ地球がある

荒れ狂う波、暴風、雷、陽光を遮る黒く厚い雲

全てそこにある

全てがそこにありながら

いつもと変わらぬ地球がそこにある

まるで何も起きていないかのように

そして実際にこの視点においては何も起きていないのだ

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