アメノミミ

降り始めの雨のようにポツポツと言葉が落ちてくるようになった。
時に雨となるその言葉を書きとめるブログ。

イザナミ

2020年07月02日 22時51分00秒 | アメノミチ
日本神話はイザナギ側のお話である

イザナミ側のお話は別にある

イザナギ側の話とは

天津神側の歴史を意味する

イザナミ側の話は

国津神の歴史を意味する

天津神が次元降下した時

すでにその次元には国津神がいた

黄泉の国より帰還したイザナギの

禊により誕生した三神は

アマテラスとツクヨミとスサノヲだが

現世との狭間から帰還したイザナミが

産んだであろう神は何者だったのか

神には大きく分けて二つの源流があり

その融合と調和こそ神の本願であり自然の摂理である

イザナミの源流を引き継いだ神人がコノハナサクヤ姫であり

イザナギの源流を引き継いだ神人がニニギの命である

この御二方が天皇家の祖となった

しかしこの神話にもイワナガ姫にまつわる不穏な要素があり

イザナギイザナミの問題を引き継ぐ形になっている

器量の悪いイワナガ姫に向けたニニギの目は

黄泉の国の帰路でイザナミに向けたイザナギの目と同じであった

そして永遠の生命を貰いそびれ

死すべき運命となった

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